明治~昭和時代、主人公の池内庚は中学生の頃野良の龍神様に懐かれる。龍神様は水の神様であり、お守りを通して質問に答えてくれる。それから数十年後、庚は夫の池内嘉人と息子の池内奏多とともに山沿いの里にある一軒家に引っ越す。引っ越し先の里では、家の掃除の手伝いなどで田ノ中一家と仲良くなる。
翌日、昼頃から雨が激しくなるが、そのときに奏多の姿が見当たらない。川に探しに行くと龍神様がとぐろを巻き、奏多を抱えていた。どうやら、川にある魚を採る装置の様子を見に行っていたようで、その時に川に入ってしまい、そこに龍神様が助けに来てくれたようである。奏多が無事だと分かった後、空に虹がかかっており、龍神様が空を気持ちよさそうに飛んでいた。
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