『なりきり遊び』の成り立ち
⏹️『なりきり』というのは、しっかり定義付けられ”やり方”があります。
⏹️どうやって『なりきり遊び』が始まったかも分かっています。
『なりきり遊び』の”ロールプレイ”
🎈英語で説明すると、少し分かりやすくなります。
『roleplaying』は、ケンブリッジ英英辞典で『pretending to be someone else(他の誰かのふりをする)』と説明されます。これを翻訳すると『なりきり遊び』になります。『role play of pretending to be the character.(もしくは、role play of roleplaying』とすれば、『”なりきり遊び”の”ロールプレイ”』という訳になります。
『なりきり遊び』でよく使う「ロール」は、『演じている』という意味で『role playing』を和製略語したものです。「遊ぶ行動」自体を指しますので、オンラインで文章で遊ぶ場合だと、当然ですが『”台詞”も”描写”も両方を指す”言葉(用語)"』です。もっと言ってしまえば、『”キャラクター”が「どういう立ち位置」で「どう考えている」か』を想像することも『role playing』に入ります。
🎈「なりきる遊び」を英語で言うと……
名詞の『なりきり(=”なりきり遊び”の”なりきり”』の意味で使いだすのは、歴史て見ると分かるように『なりきり(療法)』からです。英語で説明するなら、『なりきる”遊び”』のそれぞれの違いや、どういう意味で使うのかは分かりやすくなります。
⚛️『なりきり遊び』は「Roleplaying」/『なりきる』は「role play」
『TRPG』と同じ『なりきり(学習)』からの流れで「Roleplaying」になり、『”舞台の中”の”役(キャラクター)”』なので、「role play」になります。
⚛️『キャラクターチャット』は『Visual chat』/『なりきる』は「act like」
『スターになりきる(act like a star)』『有名人になりきる(act like a star)』という使い方があります。
『「アイコン」を”アバター”として使う「チャット」』は『ビジュアルチャット』がありますが、これは今なら普通にある「”アイコン”があるチャット」です。『キャラクターチャット』を英語で説明しようとすると、『Visuals of cartoon characters chat』と書かないと正確ではないかもしれません。また、『”なりきり遊び”を前提』にしている場合だと、『Visuals of roleplaying characters chat』になります。
⚛️『コスプレ』は『Cosplay』/『なりきる』は「dress up」
「外観を扮する」というので、『コスプレ』ではこの英語が使われます。
⚛️『そのキャラクターとしてなりきって”演じる”』の「演じる」部分を指すなら、どれも『role playing』
”そのキャラクターとしてなりきって”いるという部分が『”role” = "役"』になります。
「なりきる」遊び
🎈『ロールプレイ』の意味
⏹️『ロールプレイ(和製造語では”ロール”』の意味を間違って使用している《プレイヤー》を見掛けるので、その説明です。
⚛️『なりきり遊び』の歴史
⏹️「成り立ち」もはっきりしています。
『なりきり遊び』とは、『TRPG』から派生したもので、『”プレイヤー”が”設定された《舞台の中》で”、自分の《キャラクター》を”ロールプレイ”してストーリーを進めていくという点では共通しています。
しかし、基本的に『TRPG』がゲームの”ルール”や”判定システム”に基づいて「”行動の結果”が決まり」話が進みます。この『TRPG』の中で派生した、『Storytelling game』と呼ばれるジャンルでは「《”プレイヤー”同士の合意(コンセンサス)》によって話を進ませる』のが特徴でもあり、プレイヤーが自由にストーリーを作り出すことが可能です。『なりきり遊び』は”Storytelling game”ここから生まれた遊びなのですが、”やり方”が『なりきり』に戻っていますので、”遊び”という部分を引き継いでいるだけで、「原点回帰した」と言ってもいいかとは思います。
ちなみに、『TRPG』でも『Storytelling game』でも付いている”game"は、『”ルール”や”判定システム”』を指すものではなく『”遊び”であることを強調する』意味で付けられています。
⚛️『キャラクターチャット』の歴史
⏹️ついでに、『キャラクターチャット』の歴史も。
今のSNSなどで、アイコンを使用する形のチャットは、『ハビタット』という「ビジュアルチャット」で、一般的には「MMORPGの元祖」と言われているそうです。より視覚的に訴える”アバター”、BANDでいうと”アカウントプロフィールのアイコン”を使用することで、従来の文字によるコミュニケーションを強化する意味合いを持っています。
『アバター』は《プレイヤー》の”自分の分身”となるキャラクター像としてあり、最近のチャットに類する機能を持つツールでは珍しいものではありません。〖
cPTA 〗関連グループの説明でいう〖プレイヤーチャット』です。
それとは別に、オンラインでの”チャット”という「匿名性」を利用した『キャラクターチャット』が遊ばれています。これは”《プレイヤー》自分が”キャラクター”となりきって”コミュニケーションを楽しむ、という遊び方です。「自身を”衣装”や”化粧”などで外観的に”キャラクター”になりきる」のが『コスプレ』ですが、オンライン上「自身を”口調”などで表現し”キャラクター”になりきる」のが『キャラクターチャット』です。
その中でも特異?な遊び方として比較的こっそりされていたのが、コアなファンが始めた「アニメや漫画の”キャラクター”になりきる」という『アニメパロディ―チャット』、いわゆる『キャラ茶』や『アニ茶』です。こっそりされていたのは、分かるとは思いますが『著作権などが絡んでくるので、社会の倫理的にはよくない』からです。今の『キャラクターチャット』はこの流れで、細々とはされていましたが、広がったのはネット利用者が急に増えた2002年頃からです。
この『視覚的に訴える”アバター”』と『キャラクターチャット』は相性がよく、遊ぶ人も増えましたが、それに伴い社会的な問題も含め人間関係などでも様々な問題が発生している、元になった『ハビタット』と同じと言えます。
最終更新:2023年11月21日 05:00