ミドル1 会議は踊る、されど木馬の上で
防衛都市マジェスタ、魔都ベルヴェの動向を監視する護人たちによって築かれたこの街は平時であれば大腐海で漁獲される貴重な魚介類の取引で賑わう港町としての側面も持ち合わせている。しかし今はそのような華やかさは鳴りを潜め、ベルヴェから流れてきたのであろう瘴気が街中を覆い、街は死んだかのように静まり返っていた。
GM:というわけで君たちが降り立ったマジェスタはそんな様子でございます。
フィーネ:「これがかの風光明媚なマジェスタとはね…」
シド:「流石に妖魔の本拠地に一番近い街だからな…」で、俺たちが一番乗りって感じか?
GM:いや、もう既に同盟軍が街の外に宿営地を築いているのが見て取れるよ。
シド:OKOK。
GM(グウィニード):では君たちが街の外できょろきょろとしていると、中から一人のエルダナーンがこちらに向かってくるのが見えます。「ようこそいらっしゃいました、勇者様御一行。私はこの街の長を務めております、グウィニードと申します。御覧のように街はいまこのような有様で、住民はみな霧の森に避難をしております」
シド:「そうか。それで今のところ何か動きは?」
GM(グウィニード):するとそのシドの問いかけに対し眉間に皺を寄せた風を見せると「来ていただいて早々悪いのですが、少し頭の痛い事態になっている…といいますか、各国の軍師方が集まって会議をしているのですが、どうにもまとまらないのです」
シド:「はぁ、やれやれだな…」
GM(グウィニード):「船頭多くして船山に登る、というやつでしょうか。どこの国もプライドや利権があるらしく、なかなか調整が難しいといった現状です」
シャオレイ:「事情が違う国同士の問題ですし、人が集まるとこういうことが起きますよね…」
シド:「だがここは敵の目と鼻の先だ。そんな状態でいられたら一瞬でやられちまうぞ」
GM(グウィニード):「よろしければ勇者様の口添えで何とか納めてもらうことはできないでしょうか…?」とほとほと困り果てた様子で頼んできます。
シド:「どうするにせよ合流はしないといけなかったし、気は乗らねえが話を聞きに行くか…」
GM:そういって君たちが会議場に向かうと「わーわー!ぎゃーぎゃー!」と言い合っている声が聞こえます(一同笑)
「この瘴気ではまともに船で攻め入ることもできぬではないか!それにこの瘴気には方向を惑わす魔術もかけられているようだし、このままだと皆海の藻屑だぞ!」
「ならばどう攻め入るというのだ!」
「そんなもの空からに決まっているだろう!どうせ各国とも秘蔵の飛空戦艦くらい持っているのであろう?ならば使うのは今しかあるまい!」
「わ、我が国が飛空戦艦を持っているかどうかは置いておいて、空から攻め入るなどそれこそ瘴気のせいで海路以上に危険を伴うぞ!」
GM:といった感じにしょーもない言い争いを繰り広げております(一同笑)
シド:思った以上にひどいなこれは…(笑)
メルヴィナ:「…醜いわ」
フィーネ:「滑稽ね」
シド:とりあえずこの話の取りまとめ役はどこにいるんだ…?
GM:ざっと会場を見渡すとどこかで見知ったようなエルダナーンが「はぁ~」と大きなため息をついて早く終わらないかな~って顔してるのが見えるんじゃないかな?(一同笑)
メルヴィナ:どこかの黒幕が(笑)
シャオレイ:「まずは一度この場を鎮めるのがいいんじゃないでしょうか…?」とこそこそとシドに耳打ちします。
シド:「なるほどな…よし、メルヴィナ頼んだ!」(一同笑)
メルヴィナ:「なんで私なのよ!」
シド:「お前が真ん中に出ていけばとりあえず静かになるだろ」
GM:それはさ、静かになるというか場が凍るとかそういう類の話じゃない?(一同笑)
メルヴィナ:「しょうがないわね。今回用意したとっておきの新技を披露してあげるわ!」(一同爆笑)
GM:いったい何をしでかす気なんだ…(笑)
メルヴィナ:「あなたたち!不毛な争いはやめるのよ!」
GM:と言って何するの…?
メルヴィナ:「サーバント:木馬!」(一同爆笑)そうすると争いを続けている人たちの股下から三角木馬が出現します(一同爆笑)
GM:ではカイさんもろとも突如現れた三角木馬の一撃で悶絶します…っていいのこれ?絵面が嫌なんだけど(一同笑)
メルヴィナ:大丈夫、実力がある人は避けられるから。
GM:なるほど。じゃあカイさんは《サモン:アラクネ》で防いで、その他モブ参加者にクリーンヒットする感じかな。「ぐわっ!股が!」(一同笑)
フィーネ:「…やるわね」
シド:なんか、地獄絵図だな…(笑)
シャオレイ:かえって混沌としたような気がする(一同笑)
GM:ほんとだよ!まさかこんな状況になるなんて思ってなかったわ!(笑)
メルヴィナ:「ちょっとくらい話を聞きなさいよ!」
GM(軍師):「う、ぐぅ…お前は…勇者の…」
メルヴィナ:「そう、私がこのパーティの美を司るメルヴィナよ!」妖艶ポーズを取ります。
シド:はいはい(冷めた目)
GM:ちなみにメルヴィナも木馬に乗ってるの?
メルヴィナ:もちろん。「痛いのは皆同じ!」(一同爆笑)
シド:よし、じゃあみんなが呆気にとられてるところにシドが出ていこうかな。「よぉ、遅くなったが到着したぞ」
GM(軍師):「おぉ、勇者様。お待ちしておりましたぞ!」
シド:「なんだかぎゃんぎゃん喧嘩してるみたいだが…」
GM(軍師):「今の状況を見ていただければお分かりかとは思いますが、この大軍団をもって攻め入る方法を決めあぐねているのです」
シド:「今問題になってるのは何なんだ?」
GM(軍師):「まずはここ一帯を覆っている瘴気ですな。先遣隊の報告によるとこの瘴気によって完全に方向感覚を狂わされた、とのことです」
シド:「なるほど、瘴気を何とかしないと対岸まで辿り着くことすらできないってか」
GM(軍師):「解決する手立てがないわけではないのですが…」といって引っ越しの段ボール箱くらいの大きさの箱状の物体を取り出します。
シド:「こいつは…?」
GM(軍師):「これは魔導ビーコンといいまして、ここから出る魔力をたよりにしていけばいかなる魔力の影響があっても正確な方向に向かうことができるのです。これをなんとか魔都ベルヴェに設置さえできればいいのですが…」
シド:「つまり本隊より先に先遣隊がベルヴェまで辿り着かなきゃいけないわけだ」
GM(軍師):「はい。そうすれば後は我々同盟の誇る大船団が一気呵成にベルヴェなぞ木端微塵にしてくれましょう!」(一同笑)
フィーネ:…負けフラグね(笑)
シド:「となると敵に見つからないよう最小限度の人数で瘴気の霧を…あー…切り開いて…」
GM:…霧だけに(ぼそっ)
シド:俺も途中でそう思ったから躊躇ったのに!(笑)「瘴気の霧の中を進んでいける人材が必要になるな」
GM(軍師):「人材はもちろんのこと、ベルヴェにたどり着く手段も必要ですな。先ほどの話にもあったように海路でも空路でも困難が伴うかと思われます」
メルヴィナ:そらそうよ。
GM:…空だけに(ぼそっ)
シド:(ガン無視して)「そうだな…誰かこの辺にベルヴェに詳しいやつはいないのか?」
GM(軍師):「それならベルヴェに行ったことがある方がおりますぞ!」と言って行ったことがある人の方を向こうかな(一同笑)
メルヴィナ:出身地がベルヴェ近くでしょ?(笑)
フィーネ(カイ):「何の話です?」知らぬ風な顔でいます(一同笑)
シド:「あんたベルヴェに行ったことがあるのか!?」
フィーネ(カイ):「人違いではありませんか?私は大国同士の話し合いにどーしても人が足りないというから担ぎ出されただけのただの文官。本来であればここには我が国きっての武官が来るはずだったのですが…」
GM:まーた幼女に手を出してしまったのか(一同笑)
フィーネ(カイ):「『こんなくだらない会議なんて出てられるか!俺はミオちゃんを守る!』なんて言って私に全部押し付けてきたんです」(一同笑)
一同:そっちか!(笑)
メルヴィナ:シスコン兄貴に殺される(笑)
シャオレイ:まぁ殺すわな(笑)
シド:やめてー!(笑)「話はよく分からんが、あんたのその佇まい…ただの文官とは思えないけどな。さっきもメルヴィナの技を…(一同笑)いとも簡単に防いでいたしな」
フィーネ(カイ):「それはもちろん痛いのは嫌ですし、絵面的にも合わないでしょう?」(一同笑)
メルヴィナ:おぉ、メタいメタい(笑)
シド:「じゃああんたは一体…?」
フィーネ(カイ):「私はアスケンブラ王国の文官、カイと申します」
シド:うーん、このままだとうまいこと誤魔化されて終わる気がするぞ…クルシスって有名なんじゃないの?
GM:あくまで『クルシス』って名前とその功績だけが有名になってる気がするね。
シド:カイがクルシスってのはあまり知られてないってことか。でもまあゴリ押す!「本当かどうかわからないが、あんたがベルヴェに行ったことがあるっていうなら今はそれだけが頼りなんだ!」
フィーネ(カイ):「…私がベルヴェ行ったかどうかはさておき、こういった大所帯を率いる際の心得を貴方にお教えします。それは将が自身の背中を以って力を示すことです。単純明快ではありますが、最も力あるものが一点に道を切り開くことで敵の勢力はそこに集中します。その隙に他の者がベルヴェを落とすことも叶いましょう」
GM:おぉ…なんかすごくそれっぽいことを言ってる(笑)
フィーネ(カイ):「この『最も力のあるもの』というのは言わずともわかりますよね、虹の勇者様?」
シド:…わかってるけど腹立つなぁ!(一同笑)
フィーネ:カイはこういうキャラだから(笑)
GM:もうちょっとやれやれ系だった気がするけどね(笑)
シド:「俺が行くしかないのはわかったけどよ…結局この霧はどうすればいいんだ?」
シャオレイ:「遠見の水晶球を使って方角を割り出すことは出来ないでしょうか?」
GM(セラ):「大体の位置ならわかりますけど、どうやらこの霧には進んでいる最中に方向感覚を狂わせる効果があるみたいですね。目的地に進んでいるつもりでも実際には全然違う方向に向かっているような、そういった幻術に近い力があるようです。カリブルヌスの力があればある程度は防げるかもしれませんが…」とセラちゃんがぽそっと後ろから話しかけてきます。
シド:「かなり無謀だがそうやって進むしかないだろうな。それで何とかビーコン設置して、あとはあんたらに片づけてもらうのが一番被害が少なそうだ」
GM(軍師):「しかし、それではあまりにも勇者様が危険では…」
フィーネ(カイ):そこに割って入ります。「そもそも誰も犠牲が出なさずに結果を出そうなどという会議自体、無意味であると考えます」とバッサリ。
メルヴィナ:「そうでございますわ」(一同笑)
GM:なんか出てきたよ(笑)軍師は「ぐぬぅ…」と苦虫を嚙み潰したような顔をしています。
シド:「言い方はともかくこの人の言うとおりだ。この霧を何とかしないことには先に進めないわけだしな。それに俺たちが少しキツイ目に合うだけでこの大船団の被害が最小限に抑えられるっていうんならそれこそ願ったり叶ったりじゃないのか?」
GM(軍師):「なるほど…」そういうと会場がざわざわとしはじめる。
フィーネ(カイ):「なかなかに頼もしい勇者様ですね」
メルヴィナ:「そうなの、この人脳筋なの」(一同笑)
シャオレイ:「なので頭を使うことはあなたにお任せしますね」とカイの方に笑みを浮かべよう。
フィーネ(カイ):「やれやれ…私もあの男が帰ってきたらさっさとここを離れるつもりだったのですがね…」
シド:「よし、話は決まったな!あとは空から行くか…海から行くかって話だが…」
GM(軍師):「空から行くとなると飛空艇を使うことになると思いますが、操作には相当の熟練を要しますぞ」
シド:「うーん、そうなるとそれに慣れたやつに同行を頼みたいが…」って実際この後どうすればいいの?
GM:単純にどこの国に船やら飛空艇やら出してもらうかってことですね。
シド:そこも選択できるゲーか!スピードと耐久力で言ったらどっちが上なんだ?
GM:スピードなら飛空艇、耐久なら船だね。
シャオレイ:「帰りを気にしないのであればやはり空からがいいんじゃないでしょうか。多少の矢弾であればシルフィーが防いでくれますし」
メルヴィナ:「私たちなにかと空にご縁があるしね」
フィーネ:「到着できるなら別にどちらでも構わないわ」
シド:「海からの攻撃を躱せるって点でも空のほうがいいか、何よりスピード勝負だしな。ってなわけでどこか飛空艇を貸してくれないか?」
GM:そうすると「いや、うちには飛空艇なんかないし…」みたいなわざとらしい顔を各国の軍師たちがし始めます(一同笑)
フィーネ(カイ):じゃあ仕方がないから杖をドン!と鳴らして「この戦いに彼らが負けるようなことがあれば我らの全滅も必至、その時に飛空艇があっても何の役にも立ちません。むしろここで飛空艇を供出すれば後世にかの勇者に飛空艇を与えた国として語り継がれることでしょう」
GM:ではカイさんの話を聞いてチラホラと「実はうちに極秘の飛空艇がありまして…」と手を挙げてくるところが出てきます(一同笑)
シド:じゃあ場の空気を変えたカイに向かってぼそっと…「あんたほんとにナニモンだ?」
フィーネ(カイ):「私ですか?そうですね、常識人の皮を被ったなにか…ということにしておいてください」(一同笑)
メルヴィナ:自分から認めていくのか…(困惑)
フィーネ(カイ):「私はこういう結論の出ない会議が大嫌いなので。叶うことならすぐにでも帰りたいのです」
シャオレイ:文官としてどうなんだそれ(笑)
シド:「じゃあその文官さんを早く帰らせてやるためにもさっさと済ませてこないとな」
フィーネ(カイ):「そうそう、最後にもう一つ…『ひより』の名を持つ者には気をつけなさい」(一同爆笑)
シド:「ひより…?」
フィーネ(カイ):「今は意味が分からなくてもよいでしょう。しかしいずれ…いえ、なんでもありません」
メルヴィナ:ま、ま、◎は味方だよ…?(一同笑)
シド:あれ、この会議の場にはヒヨリシアはいないんだよね?
GM:いないね、なんならひより◎もいないです。大同盟が結成されたエルーランの会議の時もいませんでしたよ。
シド:そうか、ならわからなくて問題ないな。
GM:ではキリがいいところで一旦シーンを切りましょう。
ミドルフェイズ2 着払いで送られてきます
GM:会議が終わり、君たちが会場を後にしたところです。疲れ果てた君たちのもとに男が声をかけてくる。「お久しぶりです。なかなかに揉めていたようですね」
メルヴィナ:誰だよ。
フィーネ:私が素直に「誰、この男?」と聞きます。
GM(ジェラード):そうね、ちょうどフィーネだけ面識がないはず。「そういえばあなたとは初対面でしたね。私はジェラードと申します」
メルヴィナ:あ、うさんくさい神父さんだ。
シャオレイ:ていうか敵じゃなかったっけ?(笑)
フィーネ:キェェェェェ!の人?
メルヴィナ:「この方は私の同僚でうさんくさい神父をやってる人よ」
フィーネ:「それは見ればわかるわ」
GM(ジェラード):「あなたにうさんくさいと言われるとなかなかに傷つくものではありますが…」
シド:「で、なんであんたがここにいるんだ?」
GM(ジェラード):「今日はバラム様からのご提案をお持ちしたのです」
シド:「バラムから…?」
GM(ジェラード):「ええ。これからベルヴェに攻め込むようですが、このままでは苦戦は必至。そこでバラム様が直々に妖魔の討伐に手を貸してくださるとのことです」
シド:「…何が目的だ?」
GM(ジェラード):「話が早いですね。条件としてはシドさん、あなたの名を以って人間がバラム様の支配下になることを宣言していただきたいのです」
シド:「おい、それ本気で言ってるのか?」
GM(ジェラード):「今の会議を見ていて思いませんでしたか?種の存亡がかかっているというのに権力争いを続ける者たち…所詮人間では人間を治めることはできないのです」
メルヴィナ:「『あぁ人間とはかくも愚かなもの…』だそうよ」
シャオレイ:じゃあ私が…「ジェラードさん、あまり勝手なことを言わないでもらえますか?」
GM(ジェラード):「勝手なこと、とは?」何が言いたいのかわからず困ったような顔で答えます。
シャオレイ:「お互いの領域を侵さない方が身のためだと思いますよ」
フィーネ:その様子を見てポツリと「本当にここは面白い集まりね…リンもさぞかし楽しんだ人生だったでしょう」(一同笑)
GM:ここぞとばかりにリンさんを確実に葬りに来た!(笑)
メルヴィナ:「ちょっと!私に何の報告もなかったじゃない!」(一同笑)
GM(ジェラード):「それはあなたがこちらへの定期報告を怠るからでしょう」とやや冷めた目で。
メルヴィナ:「ちゃんと最低限の報告はしてたはずよ!…たぶん」(一同笑)
GM(ジェラード):「大体届くのはあなたのプロマイドだけでしたよ」(一同爆笑)
メルヴィナ:「なによ!それを見ればおおよそのことはわかるでしょう!?」
GM:毎回なんかしらのコスプレしてるし、その写真を送ってるんでしょうね(笑)
メルヴィナ:「ちゃんと衣装を着て敵と戦っているところが写ってるでしょ!」
そんなことしてる暇があるなら真面目に戦え。
GM(ジェラード):「さすがにもう少し言語化してもらわないと…」
シド:「とにかく、だ。俺の口からそんなこと言うつもりはねえよ。人間を支配下に置きたいんなら自分の力でそうするんだな」
GM(ジェラード):「それが一番被害が少なく、平和的な解決だと思うのですが…この先の戦いであなたたちは血を流す必要はなく、かつ世界は平和になる。これ以上の条件があるでしょうか?」
メルヴィナ:「それはあなたの考えであってバラムの考えではないでしょう?」
GM(ジェラード):「いいえ、これはバラム様のお考えですよ」
メルヴィナ:「そんなことありません~!バラムは強い人間を好みます~!(一同笑)そんなホイホイと魔族に頼るようなひ弱な人間をバラムは必要とはしませんわ!」
GM:バラムのことを知った風に言いおってからに(笑)
メルヴィナ:私バラムと寝たことあるもの(一同爆笑)
シド:「バラムに伝えておいてくれ。『やりたいことがあるなら自分でやれ』ってな」
メルヴィナ:「いえ、ここは『人間の本気を見せてあげる』と伝えておいてちょうだい」
GM(ジェラード):「あなた方がそれで後悔しなければいいのですが…。では失礼します」
メルヴィナ:「まぁ後悔というか折檻されるのはあの子なんだけどね」(一同笑)
GM(ジェラード):「それからメルヴィナ、写真を送り付けてくるのは結構ですが、せめてもうちょっと状況を詳細に報告するようにしてくださいね。バラム様もお怒りですよ」と言って、とぼとぼと消えていきます。
メルヴィナ:「わかったわ。キスマークの一つでもつけておけばいいのね」(一同爆笑)
フィーネ:全然聞いてないし(笑)
メルヴィナ:「というかどうせ監視がついてるのにわざわざ報告する必要があるのかしら?どこに行っても信用されない私って…罪な女ね」(一同笑)
メルヴィナ:それで、次のシーンはアストレートが出てくるんでしょ?
シャオレイ:なぜにアストレート?(笑)
メルヴィナ:「私が力を貸してあげるわ」って(一同笑)
シャオレイ:こんなやり取りもう一回やるの!?面倒くせぇ(笑)
GM:さらにそのあとアロケンが出てきて「俺が力を貸してやろう」…ってそんなわけあるか!(一同笑)
ミドルフェイズ3 黒猫サーガ~受難編~
GM:とりあえず飛空艇の準備ができるまで各々休憩中、というところなんだけれども、そんな中フィーネさんのシーンだ。
フィーネ:あら、私?
GM:君が一人マジェスタの街を散策していると、不意に路地裏のほうから気配を感じる。
フィーネ:「ウィンドウショッピングの邪魔するなんて無粋な人ね」
GM:ウィンドウショッピングって、店やってないでしょこの状況!?(一同笑)
フィーネ:「それで、何の用なの?」と路地裏に行けばいいのかな?
GM:するとどこからかひらひらと紙が降ってくる。紙には「この呪文を叫んでください」という一文とともに例の呪文が記されている(一同笑)
フィーネ:破り捨てて立ち去ります。
GM:では紙飛行機が飛んできてこつんと頭に当たります。
フィーネ:…ゲームの進行に協力しろとでも書いてあるのかしら?
GM:いや、「『くるっと回ってにゃんにゃかにゃ~ん!』って叫んでもらわないと出れない」って書いてあるかな(一同笑)
フィーネ:「仕方ないわね…『くるっと回ってにゃんにゃかにゃ~ん!』…これでいいのかしら?」
GM(ケットシー):「にゃんにゃか…ゲホッ!ゴホッ!にゃんだここ!瘴気がっ…ゲホォ!」(一同爆笑)
フィーネ:「はぁ?あんたが出たいって言ったんでしょ?」
GM(ケットシー):「ってあれ?リンさんじゃないにゃ。でもリンさんにそっくりな匂いがするにゃあ」
フィーネ:「そりゃそうでしょ。なにせ造った人が同じなんだから」
GM(ケットシー):「なるほどにゃあ。ところであなたのお名前は?」
フィーネ:「私は…」
メルヴィナ:『名前を入力してね!』(一同笑)
シド:ここで名前登録するのかよ(笑)
フィーネ:ではフィーネ、と(笑)
GM(ケットシー):「今日はフィーネさんにとっておきの情報を持ってきたんだにゃん!」
フィーネ:「つまらない情報を持ってきてたら…わかるわよね?」
GM(ケットシー):「もちろんだにゃん!ここに3つの情報がありまして…どれも1万Gポッキリ!お得だにゃん!」
フィーネ:「なるほど、命はいらないってわけね」(一同爆笑)
GM(ケットシー):「ふぎゃー!?前もこんなやり取りをした覚えがあるにゃん!ほんとにリンさんじゃないのかにゃ!?」
フィーネ:「残念だけど、リンと私は別人格。記憶の引継ぎもないわ。まぁ造った人が同じだから似通った部分はあるかもしれないわね」
メルヴィナ:造った人の趣味?(笑)
GM:創造主はツンロリが好みのドMであったか…(笑)
メモ…アエマはツンロリが好みのドM女神さま
フィーネ:「一般には優しい女神さまで通ってるはずだけどね」
GM(ケットシー):「嘘だにゃあ…優しい女神さまは猫にこんな扱いをするはずないにゃあ…」
フィーネ:「で?情報置いてく?それとも死ぬ?」(一同爆笑)
GM(ケットシー):「ひとつ1万Gぉ…それが飲めないというなら第一話の再現だにゃん!交渉するにゃん!」
フィーネ:「それに応じなかったら?」
GM(ケットシー):「残念だけどしっぽ巻いて退散するにゃあ」
フィーネ:「この瘴気に満ちた町から無事に帰れるとでも?」
GM(ケットシー):「お、脅しには屈しないにゃあ…!」
フィーネ:「ちなみに大まかにどんな内容なのかしら?」
GM(ケットシー):「この先の空の旅の役に立つものだと思うにゃあ。それがどれも1万Gポッキリ!これで快適な空の旅が約束されるっていうんだから安いもんだにゃあ」
フィーネ:「そうね、あなたも自分の命が1万Gで買えるなら安いと思わない?」(一同爆笑)
GM(ケットシー):「お、脅しには屈しないにゃあ…!たださすがに命は惜しいから3つ買ってくれるんなら1万Gおまけするにゃあ…」
フィーネ:「3つなら2万Gってことね、なるほど…あと5千G」(一同爆笑)
GM(ケットシー):「あいかわらずシビアだにゃあ…でもこれ以上はまけられないので【精神】で勝負だにゃあ!」
フィーネ:【精神】かぁ…まぁここまで面白く付き合ってくれたし、負けたら素直に2万払おうかな。
GM:むしろこちらこそ面白く付き合ってくれてありがとう(一同笑)こちらの達成値は、…10!
フィーネ:フェイト使う?いや、10ならいける!…10出ました(笑)「素直なかわいい子猫ちゃんは嫌いじゃないわ。はい、1万5千G」
GM(ケットシー):「ま、毎度ありだにゃあ…それで情報にゃんだけど…」
1.大腐海には年中嵐の吹き荒れる「竜の巣」と呼ばれる海域があり、そこを超えた先には金銀財宝が眠っていると言われている
2.大腐海の「魔の三角海域」と呼ばれるところには世にも恐ろしい怪物が潜んでいる。海路でも空路でも決して近づいてはいけない
3.ベルヴェの近海は暗礁地帯になっており、かつてそこで難破した船員の霊が今でも留まっている。彼らの願いを聞けばベルヴェへの案内をしてくれるだろう
GM(ケットシー):「以上だにゃあ」
フィーネ:「なるほど…(情報1を見て)ラピ〇タは本当にあるのかしら?」(一同笑)
GM:さすがに天空の城はないんじゃないかな?(笑)
フィーネ:「でも値切って正解だったわね、危険があることはハナからわかってたことだし。精々瘴気で傷ついた体の治療費にでもしなさいな」
GM(ケットシー):「それじゃ失礼するにゃん…ゲホゴホ!」と言って闇に消えていきます。
フィーネ:「リンはああいうお友達と楽しくお喋りして感情が芽生えたのかしらね…」と言って私も立ち去ります。
GM:といったところでシーンを切りましょう。
メルヴィナ:…そういえば今度「パーフェクトスキルガイド」出るけどみんな買うの?
シド:スキルガイド1・2まとめたやつだっけ。
GM:内容に追加はないけどスキルのエラッタはされてるだろうね。明らかにエラッタ待ったなしの壊れスキル愛用してる身としては見ると不幸になる可能性がある(一同笑)だからゲッシュとか乗ってるサプリも買ったけど開けてないよ!
メルヴィナ:ゲッシュなんてなかったんや…
結局買って読みました。さらば《ファランクスクラッシュ》…。
ミドルフェイズ4 (仮)までが正式名称です
GM:さてここからは空の旅だよ!名付けて「ドキドキ☆クルーズ(仮)」(一同爆笑)まずはざっくりルール説明と行こうか。
1.PCはGMの管理するタイルの上を移動していく
2.各タイルに移動するごとにイベント(戦闘、判定、etc…)が発生する
3.イベントの結果に応じて進路が決定する
・イベントが判定を行うものだった場合、成功した人数を参照する
・イベントが戦闘を行うものだった場合、経過ターン数を参照する
4.戦闘中は飛行状態になっているもののみ移動を行うことができる
GM:ちなみに最短ルートと最長ルートとだと倍くらいタイル数の差が出るかな。
メルヴィナ:できるだけ最短で行きたいけど…
GM:お察しの通り基本的に起こるイベントは君たちのリソースを削るものだからね(笑)
フィーネ:やめてー!(笑)
シド:で、どこから飛空艇借りるんだ?エルーラン?
シャオレイ:飛空艇だったらヴァンスターのほうがいいかなぁ、錬金術強いし。
GM:錬金術だとヴァンスターとカナンの2強だね。
フィーネ:でもヴァンスターってそういうのひた隠しにしてそう(笑)
GM:リーネは絶対言っちゃだめだぞ!って念押してそうね。それを担当の人が真に受けてこんな状況でもあるって言ってない可能性はあるかな(笑)
シド:じゃあエルーランでいいか、同盟まとめたのもエルーランだし。
シャオレイ:同盟まとめたのはディアスロンドじゃないか?(笑)
GM:会議の場を提供したのはエルーランだけど、同盟の話を持ち出したのはディアスロンドと、あと強いて言うならセーリアかな。まぁどこ産のに乗ってもシナリオに影響はないですよ(笑)
シド:まぁエルーランでいいっしょ。
GM:では…君たちを乗せたエルーラン印の飛空艇が低いエンジン音をあげて大空へと舞い上がっていく。
フィーネ:「…揺れるわね」
シド:じゃあ霧が立ち込めてきたところでシドが…
GM(シド):「飲み込んで、俺のカリブルヌス…」(一同笑)
シド:(無視して)「行くぜカリブルヌス…!」と言って刀身から出る光で霧を払っていきます。
タイル1 こうかいのはじまり
GM:えー、というわけで早速最初のタイルに着きました。
飛空艇に乗って大腐海へと出ると途端に周囲の霧が濃くなってくる。さらに先ほどの会議で聞いたようにこの霧には方向感覚を狂わせる魔術がかかっているようで、今しがた自分たちが来た方向さえもあやふやになってきた。
GM:といったところで【感知】判定をお願いします。難易度は18!
フィーネ:どうするこれ、フェイト使ってサクサク行く?
シド:俺は【感知】2しかないからフェイト使うの無駄なんじゃないかと思うんだが…
シャオレイ:危険感知ではないんだよね?
GM:素の【感知】判定だね。危険感知はまた別なところであるでしょう(ニヤリ)
メルヴィナ:とりあえず振って、…ダメだ。フェイトで振り直し、…ても失敗!今日ダメな気がする…
シャオレイ:それなら私はフェイト1つ使って、…21なんで成功です。
シド:俺もクリティカル期待で、…まあダメだよな。
GM:さらっとファンブルじゃねーか!(一同笑)
フィーネ:うーん、シャオレイ成功してるしそこまで頑張らなくてもいいかな…?
GM:最初に言ったけど一人成功すればいいってわけじゃないからね。成功した人数が多いほど最短ルートのほうに近づいていきます。
フィーネ:それならフェイト1点で。…20で成功しました。
GM:ふふふ、もっと使えもっと使え…ではシルフィーちゃんその他諸々の導きによりなんとか方向を間違えずに進むことができそうです。
シャオレイ:「幻術は私の専門ですから」
GM:そういやシルフィーちゃんより本体のほうが専門家だったね(笑)
フィーネ:頼もしい(笑)
タイル2 ゲロイン爆誕
進んでいくにつれだんだん風が強くなってきて船が揺れだしてきた。普段体験することのない独特の揺れは慣れない者にとって拷問のようにも感じられる。
GM:というわけで今度は【精神】で16!
フィーネ:これ多分失敗するとHP・MPロスだよね…?
メルヴィナ:…私は18で成功!
シド:俺はフェイト1点使って、…成功成功。
シャオレイ:16かー、きついなぁ。フェイト使うか…?
フィーネ:私はそのまま振ろうかな。…失敗しました(笑)
シャオレイ:…同じくそのまま振って失敗です(笑)
GM:今回も成功したのは二人だね。では失敗した残りの二人はMPに10dのロスをお願いします。
一同:10d!?
フィーネ:しょうがないにゃあ・・こんな時だけ6ばかり出るんじゃないよ!(一同笑)
シャオレイ:…(無言だがこちらもひどい出目)
シド:なんで二人ともこんなところで目が揮ってるのさ(笑)
GM:さらに!次のタイルで行うあらゆる判定に-1dの修正を受けてもらいます。
翼を持つシドとメルヴィナにとっては日常的な空の旅だが、自然に飛ぶ力を持たない
シャオレイとフィーネにはこの独特の空気感は耐え難く、二人は思わず口元を押さえた
メルヴィナ:これは何が何でも成功しておかないといけない奴だったか…
シャオレイ:まぁしゃーない。
メルヴィナ:GMが教えてくれないのが悪いんだよ!
GM:普通は教えないけど、ギルドスキルの《天啓》みたいなGMに直接質問する系のスキルがあれば失敗したらどうなるか教えてあげるよ(笑)
シャオレイ:言ってもシナリオ1回とかでしょあれ。さすがにその為に枠割くのはなぁ…
GM:基本的に判定が来たらリソースゴリゴリ削られると思っていただければいいのよ。
フィーネ:でもさっきの判定は失敗しても何もなかったよね。
GM:そういうのもありますね。タイルの説明聞いて「あっ、これやべーやつだ」と思ったらフェイト使えばいいんじゃない?(笑)
タイル3 必ずしも無料とは限らない
飛空艇が向かう先には何やら飛んでいる影が見える。その影は敵意をもってこちらに近づいてきた。
GM:ということで戦闘でございます。
フィーネ:えっ、てことはこの戦闘中ずっと-1d!?
GM:そうなるね。
シャオレイ:まぁ攻撃受けなければいいでしょ。私はどうやっても避けれないが(一同笑)
メルヴィナ:倒してしまっても構わんのだろう?
フィーネ:むしろ倒して(笑)
GM(鳥人間):「ここから先は風の領域!侵入者は通さん!」
メルヴィナ:誰だよ。
GM:あぁ、目の前の敵影です(笑)
シャオレイ:「風の領域ならば押し通させていただきます…!」
GM:なんかさっきの幻術といいシャオレイと相性いいよね今回の舞台(笑)では早速セットアップ…!
相性がいいのはシャオレイだけではなかった。せっかくの移動制限も飛行能力持ちが多いアイノス一行には効果が薄く…哀れ鳥人間は2ターンで海の藻屑となったのであった。
GM(鳥人間):「くっ、精々この先に待ち受ける風の領域で生まれてきたことを後悔するがいいわ!」そう言い残してそのまま墜ちていきます…
フィーネ:とはいえそこそこ苦戦させられたわね。
GM:前回のこと思えばサクサクじゃない?
シド:確かに(笑)前回はPL2がマスターなのに序盤戦がきつかった…
メルヴィナ:今回はなんだかんだ2ターンなのである。
GM:ペナルティあるからもっと苦戦すると思ってたけどなぁ…流石です(笑)では次のタイル…
メルヴィナ:待って!ドロップやってない!(一同笑)
そして《目利き》を持ってきてないことに気づいてやいのやいのした後…
GM:…全員売値200Gの「護り手の羽」が10枚だね。
シド:これは…
メルヴィナ:重いだけのゴミね!
フィーネ:3体だから重量30で6000Gかぁ…皆さん持てます?
メルヴィナ:まだ余裕はあるけど、いいもの拾ったら適宜捨てていこう(笑)
GM:1枚ずつ空に撒いていくのね(笑)
メルヴィナ:ほら、迷わないようにさ。
シド:どう考えても風で吹っ飛んでくだろ!(笑)とりあえずシャオレイ以外が10ずつ持つか…
シャオレイ:完全にゴミ収集車になってる(笑)
メルヴィナ:こちらは、羽回収車です。ご家庭内で不要になりました羽、羽、羽(一同爆笑)なんでも引き取ります。
シド:羽しか引き取ってねぇじゃねえか(笑)
メルヴィナ:壊れていても構いません(一同爆笑)
タイル4 V系も真っ青の羽乱舞
突如として海は大荒れ模様となり、強烈な暴風が容赦なく襲い掛かる。このままでは飛空艇の帆が持たない!
GM:というわけで急いで帆を畳んでもらいましょうか、【敏捷】で20です。
フィーネ:もうペナルティは受けなくていいんだよね。
GM:ですです。みんな《修練:敏捷》のおかげで3dスタートだから余裕でしょ?
シャオレイ:無理無理!私は絶対無理だよ!フィーネさん何が何でも成功お願いします!
フィーネ:えぇ!?そんな責任重大?
シャオレイ:私【敏捷】2しかないから4dで振っても分が悪いんだよね。
シド:待て!達成値じゃない、クリティカル狙えばいいんだ!(笑)
メルヴィナ:そうよ!目を閉じればクリティカル、…ほら私出したよ(一同笑)
一同:すげぇ!(笑)
シド:じゃあ俺もフェイト1点使って、…!ダメだった、2足りない…
フィーネ:じゃあ一応1点使って、…あぁ!1足りない!
シャオレイ:望み薄だけだけどクリティカル狙いで、…ダメでした。
GM:成功したのはメルヴィナだけかな。
メルヴィナのとっさの判断により帆を畳んで船が壊れるのを防ぐことができた。しかしそのまま暴風で船が流されていく。
シャオレイ:羽が!羽が散っていく…!(一同笑)
メルヴィナ:せっかく集めた羽が~!(笑)
タイル5 スイッチ(押せとは言ってない)
ようやく嵐が吹き荒れる海域から抜け出すことができた。ふと飛空艇から下の海を見るとあの嵐で難破した船の残骸と思しきものがそこかしこに散らばっている。
メルヴィナ:「ここが船の墓場ね…」
GM:そんな残骸の中からキラリと光るものを見つけたような…?ということで【幸運】判定をお願いします。
メルヴィナ:出たな【幸運】判定!難易度は?
GM:10かな。
フィーネ:高くな~い?
メルヴィナ:…あっ、ごめんクリティカルしちゃった(一同爆笑)
シャオレイ:マジか、すげぇ!
メルヴィナ:戦闘外では出来る子だから!(ドヤァ)
シド:…俺も成功だね。
フィーネ:私も。…あぁぁ!残念、越えなかった!
シャオレイ:私は、…ピッタリ成功。
GM:よろしい。では飛空艇の高度を下げてみると海面にぼろぼろの木箱が漂っているのが見える。その中にある何かがキラリと光ったようだ。
フィーネ:…これトラップなんじゃないの?
メルヴィナ:【幸運】だから大丈夫よ。
シド:いや、でもここはサーチしておくに越したことはないだろ。
シャオレイ:そうだね、一応調べてもらう?
フィーネ:しょうがないにゃあ・・トラップ探知で…25だよ!
シャオレイ:なんか久しぶりにトラップ探知してる気がする…
GM:久しくダンジョン行ってないからね。そんでもって罠はないように見えるよ。
シャオレイ:じゃあ…開けていただこうか…
シド:…誰に?
メルヴィナ:シドでしょ(直球)
シド:いや、おかしいだろ!(笑)まぁでも何言っても無駄そうだし開けるよ…
GM:聞きわけがいいね(笑)ではその光るものは、銀色に光る台座になにやら赤いボタンがついたような形をしていた。
一同:(察して笑い)
メルヴィナ:これってあれよね、押すやつ?
フィーネ:裏に「絶対押さないこと!」とか書いてあるんじゃないの?(笑)
メルヴィナ:あの糞みたいなスイッチか…
このメンツにはおなじみのオブジェクトことスイッチ。
かつてランダムダンジョンに颯爽と登場してクルシスのHPMPを1点まで削り、更には最終話にも登場して同様にリソースをもぎ取っていった実力者。
一応申し開きしておくと1/2の確率(1d振って4~6)でHPMPが全回復する…はずなのである。
GM:というわけでみんな大好きなスイッチだよ!
メルヴィナ:任〇堂製じゃないスイッチは要りません!
シャオレイ:…これってもしかして猫の情報にあった金銀財宝に繋がるとかってない?ちょうど嵐の海域抜けてきたし。
シド:確かに金銀財宝がどうとか言ってたけどそこにトラップがないとは言ってないしな。
メルヴィナ:そもそもトラップではないんじゃないの?運ゲーなだけで。
シャオレイ:…これさー、シドにやらせると100%失敗するんだよね(一同笑)
シド:どういう意味だよ!(笑)
シャオレイ:だから誰かが横入りしてシドの代わりにボタン押したほうがいいんじゃないかなって(笑)
フィーネ:それで誰が代わりに振るの?今日出目が悪くないのは…
シド:俺だって今日は調子いいぞ!
メルヴィナ:あのね、違うの。シドが失敗するのはフェイト(運命)によって定められてるから(一同爆笑)
フィーネ:アリアンロッドの加護が足りてないのね(笑)
シャオレイ:ってことでここのところクリティカル連発してるメルヴィナさんにお願いしたいかな。
メルヴィナ:じゃあ私が押しましょう。それにそもそもいつものスイッチと決まったわけではないしね!
フィーネ:そうわよそうわよ。
シャオレイ:とりあえず押そ?(威圧)
メルヴィナ:「ちょっとシド、何を躊躇ってるのよ!私が押してあげるわ!」ぽちっとな。
GM:ではメルヴィナさん、1d振ってください。
一同:うわ~!
メルヴィナ:見てなさい、こんなもの私にかかれば余裕よ!
そう言って自信満々に振られたダイスの目は…
メルヴィナ:…1(一同爆笑)
GM:…もはや何も言うまい!
スイッチは禍々しいオーラを放つと君たちから生気を吸い取っていく。
あとには燃えカスのようになったアイノスの面々だけが残された。
メルヴィナ:…はぁ~(クソデカ溜息)もうこの手のスイッチは押すなってことなのよね…
GM:別に押せとは言ってないんだよ?(笑)
メルヴィナ:でも金銀財宝に繋がってるかもしれないじゃない!
GM:確かに、情報として出してるからね。
フィーネ:…やっぱりあの猫殺しておくべきだったわ(一同笑)
シャオレイ:次あったら殺そう(笑)
メルヴィナ:そうよ!偽装情報もいいとこじゃない!
GM:いや、そこはそれ運ゲーだし…
メルヴィナ:完全なる死を与えてあげるわ…
GM:それはシドのカリブルヌスとかの役割では?(笑)
シドの持つカリブルヌスは神具なので魔族の持つ《真の死》を破ることができるのである。
メルヴィナ:えっ、魔族なのあいつ?
GM:いや、霊獣だったはず。するとカイさんの《ビーストベイン》の方が効くかもね。
フィーネ:じゃあ殺っておくわ(笑)ってそんなことより回復したいんですけど…
GM:そしたら1回メインプロセスを行ってもいいですよ。
シド:当たり前だろ!
メルヴィナ:誰を回復するのかって話よね、MPもないし。
GM:そんな悩む必要なくない?ほら《蘇生》と《祝福》が…
メルヴィナ:うるせぇ黙れ(殺意)
GM:…
タイル6 経験者特有の推理力
GM:回復も済んだところで次に行こうか。
霧の向こうからうっすらと何やら飛空艇のような影が近づいてくるのが見える。船大きさはこちらのものと同等くらいに見えるが果たして…?
GM:という感じですな。
メルヴィナ:回復してくれるんじゃない?(笑)
GM:さてそれはどうでしょう…というわけで難易度16の魔術判定をお願いします!
メルヴィナ:…魔術?どゆこと?
シャオレイ:あの船が何かしらの魔術なんでしょ。で、難易度16だっけ?私は全然余裕だわ、どれくらい余裕って出目全部1でも成功する。
フィーネ:それはファンブルでしょ(笑)こっちは全然無理…
GM:あ、今更だけど魔術判定は「分類:魔術」のスキルを持ってないと判定自体出来ないんですよ。
シド:そうなんだ?じゃあ俺とフィーネはダメだな。
シャオレイ:まぁ余裕なのでさっさとやろう。…無駄にクリティカル(笑)
メルヴィナ:…私は10ね。
GM:OK。シャオレイは船の上にもやもやとした人影のようなものが立っていて、それぞれ武器を手にしてこちらに敵意を向けている…のが見える。というわけで戦闘だわよ!
シャオレイ:判定に成功しても戦闘になるんかい!
シド:もしかしたら不意打ちなんかを避けれたかもしれないし…
GM:そのあたりはGMのみぞ知る…(エネミー設置中)
シャオレイ:敵の名前「ミスト」? ってことは魔法ダメージが2倍になったりするのかな?(マスター経験者特有のデータ熟知)
フィーネ:このPT魔法ダメージ使い多いし有利なんじゃない?
シャオレイ:でもそうだとすると物理ダメージ無効化されちゃうよ。
メルヴィナ:私は貫通ダメージだからどちらも関係ないわね。
シド:ミストがA、B、C、D…って4体もいるのか!?
シャオレイ:しかも全員行動値違うのかよ。
フィーネ:ちょっと、Aの行動値やたら高くない?
と、ここでシャオレイが自分たちと敵の行動値がそれぞれ同一であることに気づく。
シャオレイ:…あ!わかった、これうちらのコピーだ!そういう魔術だよ!
メルヴィナ:フィーネさんのコピーから毒(11)もらうなんて嫌なんだけど(一同笑)
フィーネ:それ以外にスタンとスリップもあるわよ(ドヤ顔)
GM:何やら気づいたかな?(笑)こいつらは一筋縄ではいかないぞう!
戦闘に入るとすぐに《蘇生》《祝福》を宣言し、先のスイッチで失ったHPMPを取り戻すアイノス一行。続くセットアッププロセスでフィーネが《陣形》を宣言し、ミストが自分たちと同じ範囲攻撃を仕掛けてくることを警戒して分散する。しかしミストは不気味にも何もスキルを宣言してこなかった。
シャオレイ:行動値が一緒なだけ…?
フィーネ:そのパティーンだといいわね(笑)とりあえず攻撃してみるわ。
アイノスの切り込み隊長フィーネが《ワイドアタック》《インベナム》でお得意のバッドステータス撒きを試みる。しかしこの行動に対してもミストたちは何のリアクションも取らないのであった。
フィーネ:…読めない、全然読めない。命中の達成値29しか出なかったからてっきり《インターフィアレンス》で撃ち落とされると思ったんだけど…
そして満を持して回ってきたミストAの行動は…待機。
メルヴィナ:何してくるの~!?
フィーネ:となると、これって猫ちゃんの言ってた「願いを聞くと道案内をしてくれる幽霊」だったりしない?
シャオレイ:でもこいつら敵意を向けてきてたよ?
GM:武器を構えてはいますね。
シド:えぇ…?じゃなにか、敵意に応えてやればいいのか?
不可解なミストの行動に頭を悩ませるアイノス一行、ここでシャオレイが熟練のマスター経験からある結論へと辿り着く。
シャオレイ:いやこれさ…うちらが与えたダメージ総量が返ってくるとかじゃないかな?
フィーネ:ってことはうちらも待機したほうがよくない?
メルヴィナ:待機ゲーが始まるわね。
ミストと同様に待機することを選択。行動は順番にミストDまで回り、Dは待機明けに行動放棄を宣言した。
シド:う~ん、やっぱり猫の言ってた幽霊だったりして?「おいお前ら!何か願いがあるのか!?」
GM:シドの問いかけに対して人影は沈黙で答えるよ。
メルヴィナ:初手で攻撃されたからおこだったりしない?
フィーネ:あ~、ごめんよ~!
シド:じゃあここは1ターンみんな行動放棄するか?それで何かアクション起こして来たら考えよう。
GM:全員行動放棄ね?じゃあクリンナッププロセスに入って人影は消滅します。戦闘終了だね。
シド:全く動いてこなかったな。何だったんだ一体…?
フィーネ:やっぱり攻撃しちゃったのがマズかった?
メルヴィナ:もしくは1ターンで倒しきらないといけなかったとか。
フィーネ:でも効いてる風でもなかったのよね…
メルヴィナ:まぁこの後なんかしら起こるんでしょ。
タイル7 テレッテレッほゎゎ~ん(ボッシュート)
君たちが不可解な霧に疑問を抱きつつも進んでいくと、またも同じように霧の向こうから飛空艇のような影が近づいてくるのが見える。先ほどと違うのはその船の影から何やら声が聞こえてくるということだった。
メルヴィナ:これが助けて幽霊ちゃん?
フィーネ:それかこれが魔の海域だったりしない?だとしたら逃げなきゃだけど…
シド:でもあれは怪物が襲ってくるからそもそも近づくなって話じゃなかったか?
シャオレイ:とりあえず何してくるか見てみませんか?
船の影に近づいていくと声が鮮明になってくる。「とりあえず攻撃してみるわ」という、どこかで聞いたことのある声とともに君たちのもとに無数の矢が降り注いだ。
GM:というわけで全員難易度29で回避判定をしてください(一同爆笑)
フィーネ:撃ち落とすしかないじゃない!(笑)フェイト1点使って《インターフィアレンス》!…クリティカル!
霧のほうから飛んできた矢に対して同じく神速の矢で応えるフィーネ。すべての矢を撃ち落とすと「全く動いてこなかったな。何だったんだ一体…」という声とともに船の影は消えていった。
フィーネ:「今のは…?」
GM:するとまたも霧の向こうから何かが近づいてきます。「ほう、この術を破るとは。なかなか出来ると見える」
メルヴィナ:「何奴!?」
フィーネ:「ずいぶんと悪趣味な術ね」
GM(幻術師):「我はこの海域を守護るもの。我が幻影に溺れて沈むがよい!」
メルヴィナ:またさっきの鳥?(笑)
GM:鳥ではないよ(笑)
フィーネ:海域がどうこう言ってたけど、今度こそ逃げるや~つ?
シャオレイ:何とも言えないね…ところであの魔術判定は何だったの?
GM:あぁ、あれは2人成功してれば幻術だってわかったのですよ。わざわざ魔術判定で限定してるところから何かあるなと気づくかな~と思って。
シャオレイ:2人しかできないことに気づいて全力で成功しに行け、ってのはさすがに無理があるでしょ!?(一同笑)
GM:だからあえてシャオレイは絶対成功する難易度にしてるのよ!(笑)
フィーネ:何にせよ全力で攻撃しなくてよかったわ…それでやっぱり戦闘?
GM:おうとも!《蘇生》《祝福》切らせたうえ、このシーン《インターフィアレンス》が使えないとあれば十分な働きだったぞ!
シャオレイ:《蘇生》《祝福》はどうあっても切ってたけどね(笑)
メルヴィナ:あの糞スイッチさえなければ…(怨嗟)
Round1
エンゲージ1:幻術師
エンゲージ2:シド、メルヴィナ、シャオレイ、フィーネ
GM:まずはセットアッププロセス、幻術師は《恐怖の幻影》を使用!対象は君たちのいるエンゲージで【精神】対決だ!…こちらは21!
フィーネ:えぇ!そんなのどうやっても無理よ!
シャオレイ:フェイト使っても平均で4出さないといけないのはきついな…
シド:俺はフェイト1点使って…とりあえず成功。
メルヴィナ:これ失敗すると攻撃できないとかじゃないの?
シャオレイ:最悪《スティグマ》で足せば何とかなるか、2dでいこう。…あっ、これどうやっても無理な奴だ(笑)
フィーネ:そういえば《フェイ:フェアリー》は使えないの?
メルヴィナ:あれはリアクションの達成値を下げる効果だから。
フィーネ:あ~、ダメか~…
GM:避けた!と思っても失敗にされるから、打たれる方としてはかなり鬱陶しいんだけどね(笑)
フィーネ:なんにせよ望み薄ね。…当然失敗。
メルヴィナ:まぁ私は攻撃できなかったところであまり影響ないし。…ダメね。
シド:結局俺だけ成功か。
GM:了解。では失敗した皆さんに放心と威圧をあげよう。
メルヴィナ:は?(威圧)
フィーネ:それってどういう効果だっけ?
GM:威圧がメジャーアクション使用不可だね。これはマイナーアクションで回復可能です。んで放心がメジャーアクションの判定に-1d、こっちはクリンナッププロセスに自動回復ですな。
メルヴィナ:なによ、思ったより大したことないわね。
フィーネ:次は私だけど…とりあえず《陣形》で散開しましょうかね。
シャオレイ:固まってると何かしてきそうだしね。
幻術師が繰り出してきた幻影により各々のトラウマを刺激され思うように身動きが取れないアイノス一行。そんな中、シドだけが幻影を振り払って幻術師へと突貫していった。
シド:俺には過去がないからな!
GM:なんかかっこいい(笑)
シャオレイ:…ただの馬鹿なんじゃないの?(一同爆笑)
《陣形》によりシドは幻術師と接敵し、残りのメンバーは各々散開。この後おなじみのスキル(《コールサーバント》《ガーデン:溶岩》《ディバインコール》)を宣言し、迎えた幻術師のメインプロセス。
GM(幻術師):「ほう、我が幻影から抜け出したか。しかしこの距離だ。我が術を直接ぶつけてやろう!」というわけでシドに《連続魔術》からの《幻術攻撃》!この攻撃のリアクションは【精神】で行わないといけないぞ!
シド:ぶっちゃけ回避判定より目があるからありがたいんだけどな…(笑)
GM:《修練:敏捷》がない分ダイス数は少ないから…(震え声)まぁどっちにしても避けられないでしょう。…33と言って命中!
シド:いや無理だよ(真顔)…まぁ当たるわな。
シャオレイ:…私過去のトラウマに囚われてちゃんとシールド張れるかわからない(一同爆笑)
シド:いや、そこはちゃんとやってくれよ!?
メルヴィナ:私も過去のトラウマが以下略(一同爆笑)
GM:何やら楽しそうだけど1発目いくよ~(笑)…105点の貫通ダメージで。
メルヴィナ:あっ、ふ~ん(察し)
そこからしばらく無言が続く。
GM:…無視しやがったこいつら!?(一同爆笑)
シド:動いて~!!(笑)
シャオレイ:「うっ、あたまが~(棒読み)」
メルヴィナ:「だれかたすけて~(棒読み)」
シド:ええい!105点貫通だっけ?もろに食らうとさすがに厳しいぞ…!
シャオレイ:しょうがない、助けますか。
メルヴィナ:ほんと、しょうがないわね~。
シド:なんで「やれやれ」って感じなんだよ!?
メルヴィナ:「誰かわからないけど、あの人を助けなきゃ…!」《プロテクション》!…15点軽減で。(一同笑)
シド:ちょっと低くない?(笑)プロテクションの神はどうしたのさ?
メルヴィナ:ゆ~て私メルヴィナになってからプロテクションの出目よくないよ?
シャオレイ:じゃあ私も《シールドガーデン》、…誰かわからない人41点軽減です。
シド:これで49点ダメージか、助かった…
メルヴィナ:むしろ私の《プロテクション》イップスを助けて(一同笑)
GM:それイップスだったのか(笑)
イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。(wikipediaより転載)
シャオレイ:それよりも《連続魔術》だと次シールド張れないからね。
シド:さっきと同じくらいのダメージなら死にはしない!
GM:ならばクリティカルでダメージマシマシ!…出ないか~。
シド:こっちもクリティカル狙いで!…6は出るんだけどなぁ。
GM:…ダメージはさっきと同じ105点!なんか適当に過去のトラウマ刺激されといて(一同爆笑)
シド:えらい雑だな!?残りHPは20!
幻術師の操る幻影によりシドの心の奥底に眠る凄惨な記憶が蘇る。それはかつてアースランで繰り広げられた壮絶な戦争の光景であった。「助けてくれ…」シドの目の前で事切れていく仲間たち、しかしシドにそれを救う手立てはなかった…
GM(幻術師):「くっくっく、貴様もまた幻影に飲まれる弱きものでしかないということよ!」
シド:実際やべえな…《パーフェクトボディ》切らないといけないか…?
フィーネ:そうならないよう速攻で片付けないとね!
続くフィーネは安定のバステ撒き、メルヴィナは《ヒール》でシドのHPを82点まで回復する。そしてシャオレイは…
シャオレイ:マイナーで威圧を解除してメジャーは《ルインストーム》で攻撃します。
GM(幻術師):「この私に幻術勝負を挑むとは、面白い!受けて立ちましょう!」
シャオレイ:こっちのセリフだよ!(笑)…24で命中。
GM:とは言えさすがに避けれんか。…あっ、ふ~ん…(無情なクリティカルが出たことを察し)
フィーネ:あっ…(察し)
シャオレイ:くそぉ…さすがにそれは無理だな。
メルヴィナ:お客様の中に《ニゲイト》をお持ちの方はいらっしゃいませんか!?(一同爆笑)
GM:シェンファンのことを雑に扱うからこういうことになるんだよ!!「この程度で幻術使いを名乗るとは…片腹痛いわ!」と言って避けました。
シャオレイ:シャオレイが杖を構えて魔法を使おうとしたところを相手の幻術に邪魔される感じかな。「きゃあ!」
幻術攻撃によりシャオレイもまた過去のトラウマに囚われてしまう。その脳裏に浮かぶのは幼少期を過ごしたセーリアの記憶。一族の使命を果たすため共に研鑽した義兄
シェンファンの姿、そして燃え盛る炎の中でシャオレイに迫る白銀の刃…
シャオレイ:「うっ、頭が…」魔法が阻害されてしまいました。
シド:じゃあそこで「おいおい、目の前にいる俺のことを忘れたわけじゃねぇだろうな?」と言って幻術師に向けて剣を振りかぶります。
GM:シドのこういう急にかっこよくなるところ好きだよ(一同笑)
シャオレイ:仲間を犠牲にして攻撃をする男…(一同爆笑)
シド:違うでしょ!?なんでそういう風に捉えちゃうかな~(一同笑)
GM:基本的にシドへの当たりが厳しいよね(笑)まぁ自業自得ではあるだろうけど…
シドはその聖剣の力によって確実に幻術師を切り裂いていく。そしてフィーネの撒いた毒もまた幻術師の体力をじわりじわりと削っていた。
GM(幻術師):「くっ、あの女…やけに攻撃の手がぬるいと思ったらこんな手を隠しておったか…」
フィーネ:「味な真似、っていうのよ」
メルヴィナ:味の素、っていうのよ(一同笑)
Round2
エンゲージ1:シド、幻術師
エンゲージ2:メルヴィナ
エンゲージ3:シャオレイ
エンゲージ4:フィーネ
セットアッププロセスに幻術師により再度シドに向けられた《恐怖の幻影》、しかしシドは強靭な精神力で再びその幻影を跳ね返した。ここまでずっと冷静を保っていた幻術師だったが、自らの術がまるで通用しないことに対して流石に苛立ちを隠せないようだった。
GM(幻術師):「くっ、何故だ!なぜ我が術が通じない!?」
フィーネ:過去よりも現実のほうが辛いからじゃない?(一同爆笑)
シド:そうだ!今まさに生きるか死ぬかの瀬戸際なんだボケェ!(笑)
続けてフィーネが《ガーデン:洞窟》によりGMのクリティカルの芽を摘みにかかる。残りのメンバーはセットアップで使うスキルもなく、そのまま幻術師の手番に移るかと思いきや…
メルヴィナ:「ちょっと失礼するわね。《クイックヒール》!」
GM:そんなノリで割り込むのかよ(笑)
メルヴィナの《クイックヒール》により致死圏内から抜け出すことが出来たシドであったが、幻術師の《連続魔術》を受けては流石に《パーフェクトボディ》等のリソースを切らないといけない厳しい状況下であることに変わりはなかった。しかしここでGMは…
GM:…思ったんだけどさ、これ一発で落とせそうなフィーネとかシャオレイ狙ったほうがよりPCのリソース削れるんじゃないか?
シャオレイ:あ~、それに気づいてしまったか…
GM:フィーネのがHP多いし、ここはシャオレイかな。…(クリティカルした出目を見て)今日はシャオレイに対して殺意マシマシな気がするな(笑)
フィーネ:回避クリティカル神避けて~!
シャオレイ:言っておくけど回避がすごかったのはリアルダイスだった時だけだよ!…ほらダメだ。
GM:仮想ダイスだと本気が出ないのね(笑)
シド:くそっ、《カバームーブ》!
GM:ダメージは、…127点の貫通かな。
シド:結構でかくない!?まぁクリティカルだししゃーないか…ともかく盾くれ!盾!
メルヴィナ:次は張れないからな~。《プロテクション》!…10(テン)!エフ○フX(テン)!(一同爆笑)
シド:なんでテンなんだよ!(笑)
メルヴィナ:名作やぞ!お前、消えっから!!(一同爆笑)…あのさ、今度クルシスやろ?私プロテクションの概念とうまくリンクできてない気がする(一同爆笑)
GM:ちょっとひより◎とのシンクロ率が低下してるよね(笑)
シャオレイ:…私は34点止めます。
シド:44点止めて83点素通しか、痛すぎる…
GM:もう一発行くわよ!…流石に連続クリティカルはないか。26で【精神】対決!
シャオレイ:もうどうしようもないよね。…ダメでした。
シド:再び《カバームーブ》!
ここ普通に見逃してしまっていたが、《カバーリング》は防御中1回の制限があるため本来《連続魔術》に対して使用はできない。今回はおなじみゴールデンルールを適用してそのまま継続。
GM:…ダメージは107点!
フィーネ:あ~、シドが受けてもシャオレイが受けても落ちてるダメージか…
シド:う~ん、《パーフェクトボディ》切ったほうがいい?
メルヴィナ:私《レイズ》持ってるしラスボスに向けて取っておくのもありじゃない?
シド:そうだな…じゃあ落ちよう!俺がかなりダメージ与えたし、あとはみんなで何とか落としてくれ~!
フィーネ:私の毒もあるしね。
シャオレイ:何とかなる…のかな?
GM(幻術師):「身を挺して仲間をかばうその姿、称賛に値する。だがそれで己が恐怖に飲まれているようではな…」
シド:というわけで意識を失って霧の中へ落ちていきます。
メルヴィナ:「シド~!…アイテム置いてって~!!」(一同爆笑)
シド:もうちょっと悲しめよお前は!?
幻術師の攻撃により霧の海へと真っ逆さまに落ちていくシド。薄れゆく意識の中、脳裏にはこの場と同じように霧がかった光景が浮かんでいた。「ボクについてきてくれるのは君だけだよ…」その光景は意識と共にブラックアウトしていった…
メルヴィナ:誰よその男(威圧)
シド:俺が聞きたいよ(笑)シドはそのまま霧の中に…
一同:ドボン。
シド:ドボン。じゃねーよ!!(一同笑)
フィーネ:とにかく、もう一度幻術師が行動する前に倒さないと!
幻術師に対して攻撃を重ねていくフィーネ、続くメルヴィナは…
メルヴィナ:やっぱりここはシドに《レイズ》でしょ、落とせなかった時にゾンビファイター戦法取れるし。もう一回かばえるドン!(一同爆笑)
シド:かばえるドン!じゃねーよ!!もうちょっと敬意を持てよ!!(笑)
メルヴィナ:よみがーえーれー♪(シャ〇マンキングOP)(一同爆笑)…判定は成功。
GM:おっけー、でHPは何点?
メルヴィナ:これって2dだっけ。
フィーネ:あと祝福の花とか持ってれば増えるよ。
GM:それが増えないんだな~。意外と知られてないけど《レイズ》はHP回復を行う魔術じゃないのです。あくまでHPを2d点にして戦闘不能を回復するスキルだからね。
フィーネ:そうなんだ、勉強になります。
メルヴィナ:…4点で復活しなさい(一同笑)
シド:回復してくれるのはうれしいけどもうちょっと愛がほしいな~(笑)
その身が海面に叩きつけられる寸前、先ほどまで脳裏に響いていた声とはまた別の声がシドを呼ぶのが聞こえる。その声で意識を取り戻したシドは力強く翼をはためかせ、戦場へと舞い戻っていった。
GM:…あれでしょ?海に落ちる寸前にシドの真下に木馬が召喚されて股間に直撃するやつでしょ?(一同爆笑)
シド:そんなの死ぬわ!!(笑)
GM:それでHP回復するんでしょ?ドMだなこいつ(一同爆笑)
シド:勝手なこと言いやがって…(笑)「本当に落ちるところだった…助かったぜメルヴィナ!」
シャオレイ:じゃあシドが戻ってきたのを見て「もうシドさん、心配させないでくださいよ!」と言いつつ幻術師に攻撃!
《ガーデン:洞窟》で回避が落ちているうえに放心を受けていない万全の状態の攻撃を避けれるはずもなく…幻術師は霧と消えていった。
シャオレイ:「私に幻術で戦いを挑もうなんていい度胸ですね!」(ふんす)
GM:とかいいつつシドがかばわなきゃ死んでたじゃねーか!(一同笑)「精々仲間を盾にして得た束の間の勝利に酔いしれるがいい…」
シド:「俺は盾じゃねぇ、仲間たちの『支え』だ!」
フィーネ:おお~、かっこいい!
メルヴィナ:「私のサーバントよ」(一同爆笑)
GM:台無しじゃねーか!(笑)
その後ドロップロールを行い、改めて《目利き》の有用さを再確認するアイノス一行であった。
タイル8 1〇1回目のプロポーズ
キミたちが飛行を続けていると、眼下の海面からごつごつした岩のようなものがのぞいているのが見える。
シド:暗礁…今度こそ幽霊ゾーンか!?
GM:ご名答。
かつてここでは多くの船が座礁し、船員も助けを得られず亡くなったのであろう。その怨念が行き場もなく漂っている。声にならない呻きをあげていた怨念たちは、生者であるアイノス一行を見つけると一目散に向かってきた。
シド:怨念が…おんねん。
訪れる沈黙、そして…
GM(怨念):「あ゛~あ゛~…激寒(ぼそり)」(一同爆笑)
シド:ちょっと待てよ!今だれかクスって笑ってたろ!?
シャオレイ:「可哀そうな霊たち…」手を差し伸べましょう。
メルヴィナ:シドの激寒ギャグ聞かされて?(一同爆笑)
シャオレイ:それもある(笑)
シャオレイの持つ柔らかなオーラに感化されてか、怨念たちはさっきまでのとって食わんとするばかりの勢いを和らげる。そして怨念たちは1つにまとまると何やら呻き声をあげ始めた。
GM(怨念):「あ゛~、聞きた~い、聞きた~い…」
メルヴィナ:聞きたい…?「わかったわ、私が歌うわ」(一同爆笑)
シド:違うだろ!(笑)
メルヴィナ:えっ、ここ歌うシーンじゃないの?作中で歌うアニメは名作だよ?
GM:これそういうアニメじゃないから!そもそもアニメじゃねーよ(一同笑)
シャオレイ:「貴方たちの聞きたいことって…?」と語りかけようか(笑)
GM(怨念):「聞きた~い、聞きた~い…」
「聞いてるこっちがこっ恥ずかしくなるくらいくっさい告白のセリフを聞きた~い…」
一同:(大爆笑)
シド:「行こうぜこんなとこ」(そそくさ)
フィーネ:は?(威圧)そういえばそういうゲームだったわねこれ(笑)
シド:そういうゲームじゃないよぉ!(笑)
メルヴィナ:『誰に告白する?』(一同笑)
シド:なんのギャルゲだよそれは!?
メルヴィナ:どうせリンさんでしょ?このチキンが!
フィーネ:あ~、いない人にしてお茶濁す奴か~…
シド:そういうことじゃなくて…うぇぁ~い!何なのこれぇ~!?
フィーネ:ほら、お願い事聞くと道案内してくれるだろうからさ。
シド:こいつらこんなことのために現世に留まってるのか?クソだな!地獄に落ちろ!!
GM:今回のギミック名思い出してみ?「ドキドキ☆クルーズ(仮)」でしょ?(一同笑)
シド:うるせぇ!…で、何?俺は誰かに告白しないといけないの?
GM(怨念):「別に誰かに告白しなくてもセリフだけ聞ければいいぞ~…」
シド:ええ~、告白のセリフ~?
メルヴィナ:別にリアルの奴でもいいんじゃない?実際吐いたでしょ?
ちょうどこの頃kuroがリアルで結婚報告をしていたのである。お幸せに、末永くもげろ。
フィーネ:これあれじゃない?披露宴の練習(一同笑)だからホラホラ、さあホラホラ。
GM:披露宴の途中でプロポーズの言葉を聞かせてください的なのが入るかも知れないしね(笑)
シド:その話は後でよくない!?現実の話をゲームに持ってくるんじゃねぇよ!!(一同爆笑)
GM:これを見越しての今回のシナリオだからね(どやぁ)
シド:ぜってぇ嘘だろ!!(一同笑)
メルヴィナ:なによ、現実で言ったこと繰り返すだけだからそう難しいことではないでしょ?それに安心しなさい。言い終わったら「プロポーズされたらゼ〇シィ」って言ってあげるから(一同爆笑)
シド:CM仕立てにされても何の助けにもならねぇよ!!(一同笑)
フィーネ:お腹痛い、お腹痛い…(笑)
シド:え~、わかったよちょっと待ってろよ…
シャオレイ:本当にやる気だよ(笑)
シド:と言っても大したこと言ってないぞ?え~っと…
メルヴィナ:「僕のパンツを洗ってください」(一同爆笑)
シド:違う(即答)
フィーネ:じゃあ本物は本番にとっておいて虚構のくっさい告白流しとく?(笑)
GM:それでも全然問題ないですよ。
シド:じゃあそうするか。いくぞ…
フィーネ:あっ、ちょっと待って。これ我々が恥ずかしくなる奴?
GM:むしろ我々が恥ずかしくなったら成功だね(一同笑)
メルヴィナ:下手に溜めるよりノリで言ったほうがケガしないよ(アドバイス)
シド:では怨念たちに向かって…
「出会った時から、お前だと思ってたよ」
再び訪れる沈黙、そして…
シド:ゼ〇シィは!?(一同爆笑)
メルヴィナ:えぇ~、今ので終わりなの?
GM(怨念):「仲間から物言いが入ってるぞ~…」
シド:ちょっと!話と違うんだけど!!
メルヴィナ:よしのくんこれどう思います?乙女ゲーとしてアリ?
シャオレイ:う~ん、ないかな~。
シド:乙女ゲーじゃねぇし!!
メルヴィナ:足りないよね?
シャオレイ:足りないねぇ。
フィーネ:お腹痛い、お腹痛い…(笑)
GM:マスター的には別にどっちでもいいんだけど、プレイヤーから物言いが入ったのでもう一回お願いしま~す(笑)
シド:何それ!おかしいだろ!!
シャオレイ:さっきのもあのセリフの後にもう二言三言続くやつでしょ?
GM:普通「お前だと思ってたよ。なんたらかんたら、なんたらかんたら」ってなるよね。
メルヴィナ:「お前だと思ってたよ」の後に倒置法でなんか持ってくるでしょ!倒置してないんだもん!
フィーネ:乙女ゲープレイヤーじゃないからわからない…お腹痛い…(笑)
シド:俺だってやったことないからわかんねぇよ!じゃあ…
「出会った時から、お前だと思ってたよ。もう、お前以外考えられないんだ…。俺と、付き合ってくれ!」
三度訪れる沈黙、そして…
メルヴィナ:これプロポーズではなくな~い?(一同爆笑)
シド:そもそも告白のセリフ言えって言ってんだからプロポーズじゃなくてもいいだろうがよ!!いい加減キレっぞマジで!!(一同爆笑)
フィーネ:怒り出しました、怒り出しましたよ…(笑)
メルヴィナ:じゃあ…「プロポーズの第一歩を踏み出したらゼ〇シィ」(一同爆笑)
フィーネ:我々の中で最も温厚な人が怒り出しましたよ…(笑)そろそろ許してあげて(笑)
シャオレイ:そうだね、まぁいいんじゃない?(笑)
メルヴィナ:及第点ね(笑)
GM:プレイヤーがオッケーって言ったならオッケーだと思います(笑)
シド:…ねぇ、これボーナス経験点とかもらえたりしない…?(憔悴)
GM(怨念):「色々大事故な気がするから案内してあげる~…」(一同爆笑)
シド:スルーしやがったこいつ!?(一同爆笑)
メルヴィナ:怨念に哀れまれてる…(笑)
フィーネ:アフタープレイで何かしらフォローがあるでしょう…(笑)
シャオレイ:「ありがとう皆さん」怨念たちに感謝を述べます。
GM(怨念):「こっち~こっち~…」怨念たちは君たちを導いてくれますよ。
こうして約1名に深い傷が残ったものの、アイノス一行は無事怨念渦巻く暗礁地帯を乗り越えたのであった。
タイル9 火力測定の役割は果たしたから(震え声)
怨念たちの導きに従い進むと、眼前に岸のようなものが見えてくる。
フィーネ:「どうやら無事に辿り着いたようね」
シド:「んでビーコンを設置して終わりだっけか?」
GM:まぁ待て待て。
意気揚々と上陸をしようとしたアイノス一行を阻むかのように、妖魔たちが敵勢力の襲撃を予測して待ち構えていた。
GM:といったところで戦闘…じゃないんですよ。戦闘なんだけど戦闘じゃないんですよ(一同笑)
シャオレイ:どっちだよ(笑)
メルヴィナ:お得意の新システムね。
GM:名付けて「岸にいる妖魔たちを吹っ飛ばせゲーム」!(一同爆笑)
フィーネ:なにそれ、妖魔たちが吹き飛ぶほどの愛の告白をしろってこと?
シド:おいやめろ、余計なこと言うんじゃねぇ(一同笑)
GM:ではざっくりルール説明~。
1.キミたちは船の上から一方的に妖魔を攻撃できる。
2.戦闘はセットアッププロセス~クリンナッププロセスまで通常のラウンド進行通り行う。
3.妖魔たちはリアクションを行わず、PCがファンブルしたときのみ攻撃が外れる。
4.総ダメージが一定の値に達したらゲーム終了。
5.かかったターン数でこの後の展開が変わる。
GM:といったところです。
シド:これはあれか?《ボルテクスアタック》使ってさくっと終わらせたほうがいいやつじゃないか?
GM:《ボルテクスアタック》使ったら相当早く進むだろうね。でも使っても使わなくてもどっちでもいいんだよ?(笑)
メルヴィナ:でもこの手のPL2さんのしなくていいは信じないほうがいいんだよな~。胡散臭さを感じたら信じちゃダメ。
GM:…それさ、僕のことを常に信じられないってことにならない?
メルヴィナ:そうだね(一同爆笑)
GM:は?(威圧)
フィーネ:さ、さぁ喧嘩が始まる前に行きましょう!
GM:悲しいなぁ…
そして《ボルテクスアタック》を使うか否か、散々検討した結果…
GM(妖魔):「貴様らが来ることなぞ予測済み…ってぐわぁ!?」
フィーネ:《ダブルショット》!
メルヴィナ:《イビルハント》!
シャオレイ:《ルインストーム》!《リゼントメント》!!
シド:《ストラグルクラッシュ》!《ボルテクスアタック》!!
《リゼントメント》まで乗せた猛攻撃により、設定していたHP1000は一瞬で削り取られてしまった…
シャオレイ:あっ、クリンナッププロセスまでやっていい?《チャージマジック》使いたいので。
シド:俺も《バイオレントヒット》使うわ。
GM:どうぞご自由に…(落涙)う~ん、2ターンは持つと思ったんだけどなぁ…
こうして圧倒的な火力により妖魔たちをなぎ倒し、無事に魔都ベルヴェに上陸を果たしたのであった。
最終更新:2019年01月16日 03:47