VPN
Virtual Private Network。既存の
ネットワーク(インターネットなど)の上に作る、仮想的な専用の通信路です。NIST の用語集は、VPN を「既存のネットワークの上に作られ、ネットワーク間やノード間で、データと IP の情報を安全に送る仕組みを提供できる仮想ネットワーク」としています(NIST SP 800-113、SP 800-77 Rev. 1)。
主な方式
| 方式 |
仕組み |
NIST の指針 |
| IPsec VPN |
IP の層で暗号化する。拠点間の接続によく使う |
NIST SP 800-77 Rev. 1 |
| SSL/TLS VPN |
TLS で暗号化する。リモートアクセスによく使う |
NIST SP 800-113(2008年7月。古い文書) |
使われ方
- 拠点間:本社と支店のネットワークをつなぐ
- リモートアクセス:在宅や出張先から社内のネットワークに入る
セキュリティの要点
- インターネットに公開される入口:VPN 装置は外から常に見えるので、脆弱性が見つかると狙われやすい。更新を最優先にする(脆弱性管理、初期アクセス)。悪用が公表された脆弱性では、更新だけでは足りない。すでに侵入されていないかを、ベンダーの手順(完全性の確認、侵害の痕跡の点検、必要なら初期化)で確かめる。保守が終わった装置は置き換え、管理画面はインターネットに出さない
- 認証を強くする:パスワードだけにしない。中継に強い方式(フィッシングに強い認証や、端末の証明書との組み合わせ)を使う(多要素認証)
- 入ったら全部見える問題:従来の VPN は、一度つながるとネットワーク全体に届く設計になりがち。必要なシステムだけに届くよう絞る(最小権限の原則)。この問題への答えの一つがゼロトラストの考え方
- ログを見る:普段と違う場所・時間からの接続、短時間の大量の失敗を監視する。装置の上のログは消されたり書き換えられたりしうるので、装置の外へ転送して保管する
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出典
確認日:2026年10月14日
最終更新:2026年10月15日 09:54