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通信の暗号化


ネットワークを流れるデータを暗号化して、途中で読まれたり書き換えられたりしないようにすることです(英語では encryption in transit)。代表的な仕組みが TLS(Transport Layer Security)で、Web の HTTPS、メールの送受信、API の通信などで使われています。

何を守るか

  • 機密性:通信の途中で盗み見られても、中身が読めない
  • 完全性:途中で書き換えられたら、受け取った側で分かる
  • 相手の確認:サーバの証明書を検証することで、本物の相手と話していることを確かめる(X.509証明書)

何を守らないか

  • 通信の両端(サーバや端末)に入り込まれれば、暗号化を解いた後のデータは読まれる
  • 証明書の検証を省くと、中間者攻撃を防げない。「証明書のエラーを無視する」設定や実装は、通信を能動的に中継する攻撃者に対しては守りにならない
  • 保存されたデータは守らない。保存時は別に考える(保存時暗号化)

版と設定

米国国立標準技術研究所の NIST SP 800-52 Rev. 2(2019年8月)は、政府機関の TLS のサーバとクライアントに、TLS 1.2 への対応を求め、TLS 1.3 には2024年1月1日までに対応するよう求めています(2026年5月7日付の告知で、この文書は見直し中とされている)。
実務での要点:
  • 古い版の SSL・TLS や、弱い暗号スイートを無効にする
  • 証明書の期限を管理する。期限切れは通信の停止だけでなく、検査の停止にもつながる(CISSPドメイン1 セキュリティとリスク管理の Equifax の例)
  • 実装の脆弱性に備えて、ライブラリを更新し続ける(heartbleed、openssl)

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出典

確認日:2026年10月14日
最終更新:2026年10月15日 09:54