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レンコンコラム 第2回

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レンコンコラム第2回


【第2回・はじめに】

ご挨拶が遅れました。満天星国のホーリーと申します。技族です。ご縁があって今回、アイドレス作成コラムを書かせていただくことになりました。今回を含めてあと2回、おつきあい下されば幸いです。

【目次】


Q.
『なんでまた、無闇に力が入っているのか?』

A.
『要求仕様を満たそうとしたらコンテンツが充実してしまったから』
『ジンジャーさん(リアル農家)がいたから』
『なんか面白そうだったから』

三番目の理由ですべて説明がつく気もしますが、それだけではあんまりなので順を追ってお話しします。

◆要求仕様を満たそうとしたらコンテンツが充実してしまったから

ここで言う要求仕様とは、以下の二点を指します。

1.要点・周辺環境を満たす

2.藩国設定との連続性を保つ


1.は当たり前ですね。2.もご存知のとおり、無矛盾規程はもちろんのこと、藩国の歴史・設定からあまり隔絶したアイドレスにしてしまうと、その隔たりをワールドシミュレーションがどのように説明づけるかわかりません。

レンコンについては、

A.どのような経緯でレンコンがあらわれたのか(歴史の連続性)

B.どのようにすればレンコンを満天星国で栽培可能なのか(設定の連続性)

を説明する必要がありました。

なにせレンコンはレコンからシャレで派生しています。字面以上の連続性はないのです。適当に作って爆発したら嫌なのです。もう物騒なのはご勘弁なのです。

A.どこからレンコンがあらわれたのか(歴史の連続性)

字面以上の連続性はないといいましたが、全く脈絡がないというわけではありません。レコンの周辺環境は「密林」、要点には「腰まで水に」があります。レコンの設定では、このふたつを沼沢地の演習場として組み込みました。これを使い、レンコンはサバイバル訓練中に偶然発見されたということにしています。

これらの設定をお話としてわかりやすくまとめているのが、タルクさんのSSです。


その他にも、“発見されたレンコンは初心記念大学農学部に持ち込まれた”など、既存の藩国設定にレンコンを編みこもうと試みています。

B.どのようにすればレンコンを満天星国で栽培可能なのか(設定の連続性)

合併当時、満天星国の気候は、ビギナーズ王国と都築藩国の中間としました。レンコン作成の際も、北国と東国の中間ということで北海道のような冷涼な気候を想定したのです。(のちにこれは大外れと判明します。夏は40℃越え。リアルだと静岡に近い……。)しかるにハスの北限は青森と言われています。安定的な栽培にはさらに暖かい気候が必要とされるでしょう。

この問題の解決には、東国人の周辺環境にもある「火山」が使われます。そもそもレンコンの自生が可能だったのは火山活動による地熱によってであり、温泉水を適量引きこむことによって、栽培に必要な水温が得られるものとしました。

以上の論理づけ、ならびに自然環境や米・麦といった従来の農産物との共存法は、ジンジャーさんのテキストに述べられています。


◆ジンジャーさん(リアル農家)がいたから

そのジンジャーさんですが、実はリアルで農業を営んでおられます。「レンコンの特産物化にむけて」の説得力は、さすが専門家といえましょう。作業が本格化する前より、ジンジャーさんは専門的見地からの考察をつづけてくださっていました。

レンコンがうまく満天星国に根付いたとすれば、それはジンジャーさんに多くを負うところです。

◆なんか面白そうだったから

アイドレス・レンコンには、結構なコンテンツ量があります。それには上記のとおり、必然的に増えた部分もあるのですが、CMソングやレシピ集のように、明らかにやる気がはみ出しちゃったものも含まれています。



これだけの熱量でPLたちがコンテンツを積み上げたのは、「レンコン」が持つ言い知れぬ魅力のなせるわざと言うほかありません。やったほうが絶対面白かったから、つい、やっちゃったんです。

〈つづく〉

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