エグザベ・オリベ

登録日:2025/06/28 Sat 17:58:52
更新日:2025/07/09 Wed 22:38:44
所要時間約 9 分で読めます、中佐





「こいつ…本物のガンダムだ!」


エグザベ・オリベ(Xavier Olivette)とは、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の登場人物。

CV:山下誠一郎

人物像

ジオン公国軍に所属するMSパイロット。23歳。階級は少尉。
オレンジに近い茶髪と顎の左側にある大き目なホクロが特徴的な美青年。

本編開始前、サイド5におけるルウム戦役にて難民となったのち、ジオンのフラナガンスクールに在籍し首席で卒業した。
所謂エリート兵なのだが、宇宙世紀の過去作品における性格に問題のあるエリート兵と異なり、とても生真面目な人物。
上官には規律を守って接し、部下にも横柄な態度は取らず、自分の失敗は自分の責任としっかり受け止め他人の手を煩わせず自力で挽回しようとする模範的な軍人。
ニュータイプであり、直感で攻撃を感知し回避できるが、他のニュータイプが見せるような読心能力やサイコミュ兵器を使う場面はなかったため、能力は低めと思われる。*1
その真面目過ぎる性分や並以上、特に近接戦闘に長けたMS操縦能力とやたら殴られる不憫な役回りから、視聴者からは愛着を持たれ、
同僚のコモリ・ハーコートからの愛称である「エグザベくん」と呼ばれることが多い。

劇中ではあまり活躍の場面に恵まれなかったが、数少ない戦闘シーンではしっかり成果を残しており、曲がりなりにもエリートとしてのポテンシャルは発揮している。


劇中の活躍

サイド6のイズマ・コロニー近辺宙域に、6年前のジオン独立戦争で行方不明になったシャア・アズナブルの乗機である赤いガンダムの目撃情報を受け、強襲揚陸艦ソドンの一員として乗艦。
上官であるシャリア・ブルの命令でガンダムタイプの新型MS、ガンダム・クァックスこと「GQuuuuuuX」に乗って出撃し、程なくターゲットの赤いガンダムを発見。
停戦信号を無視され攻撃を受けたため、臨戦態勢に移行。
GQuuuuuuXのオメガ・サイコミュを起動させようとするが、ロックが外れないため、やむを得ず補助用のマニュアル操作で応戦することに。

ビームライフルとサーベルを破壊されるもほぼ互角の勝負を繰り広げ、もつれ合いながらイズマ・コロニー内に戦闘の場を移す。
相手パイロットが「コロニー内でビームを撃つほど無法者じゃない」と見抜き、赤いガンダムのビットをキャッチし、もう一機のビットにぶつけることで破壊する成果を出すが、流石に無茶が祟ったかGQuuuuuuXの操縦系がオーバーヒートを起こしてしまう。
騒ぎを聞きつけた軍警が近くまで迫っていた上、赤いガンダムも行方を晦ませたため、スモークを焚いて撤退を選択。
地下のエアロックにGQuuuuuuXを隠したまでは良かったが、偶然にも民間のザクとそれを追って軍警が来てしまい、見つかってしまう。
更に間の悪いことにGQuuuuuuXのコクピットを開けっぱなしにして降りていたため、民間のザクに乗っていた少女が軍警の隙を突いてGQuuuuuuXに乗ってしまった挙句オメガ・サイコミュを起動させて軍警を撃破、更にそのまま持ち逃げしてしまう。

エグザベ本人はその後軍警に捕まり、取り調べという名の暴行を受けることに。
シャリア・ブルの計らいで出所したのち、立ち寄ったバーのテレビ中継でイズマ・コロニーで行われている違法賭博「クランバトル」を観戦。その中に奪われたGQuuuuuuXとあの赤いガンダムが「ポメラニアンズ」というクランチームでM.A.Vを組んで参戦していると知る。

ソドンに帰投してからは暫くブリッジにてクランバトルを観戦していたが、失態を取り返すためにGQuuuuuuXの手掛かりを探して自分の足で走り回り聞き込み調査を行うも有益な情報は得られず。
盗んだ相手の容姿も、エアロックが暗かったことと一瞬しか見ていなかったことでわからず行き詰ることに。
しかしながら、駅にて二人の少女が軍警に反発して追われるトラブルを見つけ、包囲され捕まりそうになった少女の手を引いてロッカールームへ走り、一緒になってロッカーに隠れた。
この行為は事案善意からではなく、この少女をGQuuuuuuXを盗んだ本人と目星をつけて匿いつつ、スマホでクランバトルの中継を流しつつ鎌をかけてみるのが目的だった。
もし試合開始時間までにGQuuuuuuXが出撃しなければ黒と判断していたが、GQuuuuuuXが出撃。更にオメガ・サイコミュまで起動したため予想が大きく外れることに。なお目の前で驚いているアマテの表情に気付いていない上に、読心もしていないので本当にニュータイプなのか視聴者から疑われることに。
あてが外れた上に少女にも逃げられ捜索は振出しに戻り、同時期にシャリア・ブルがキケロガをイズマ・コロニーに持ち込んだことで警備が警戒態勢に。エグザベも路地裏に追い込まれて射殺されかけるが、間一髪のところをシャリア・ブルに救われる。

そしてイズマ・コロニーを訪問したキシリア・ザビ暗殺計画のため、空気清浄機に偽装して送り込まれたサイコ・ガンダムが襲撃。
キシリアの眼前にまで迫ったサイコガンダムに対し、ギャンに搭乗して間に割って入る。戦闘はシャリア・ブルのキケロガに任せ、自身はキシリアの護衛に専念した。
騒動の後、「オメガ・サイコミュを起動させられるニュータイプ」を欲していたキシリアの命令で難民の少女・ニャアンを捜索し、発見。チベに保護する。
また、実は今までシャリア・ブルの傍にいたのは彼を信用していないキシリアから監視の指示を受けていたためであり、今回の働きで信用するに値すると判断したキシリアによって監視の任を解かれ、そのままソドンを離れてグラナダに行った。


月面基地グラナダにて部下となったニャアンの訓練を行った暫く後、(表向きは)地球環境改善用ソーラレイ「イオマグヌッソ」竣工式典の前日、キシリアとギレン総帥が会談を行い、キシリアがギレンを暗殺。
同時にエグザベはキシリア配下のニュータイプで構成されたギャン部隊及びGFreDを駆るニャアンを連れて出撃。砲撃戦を得意とするビグ・ザム相手に有利な近接戦を仕掛けることでギレン派の部隊を次々と撃墜していく。
その最中、キシリアからの密命を受けたニャアンがイオマグヌッソ内に侵入。大規模なゼクノヴァを発生させ、遠く離れたア・バオア・クーを消し飛ばす光景を目の当たりにする*2
そこへ現れたGQuuuuuuXをギャン部隊で包囲するが、遅れてやってきたキケロガと交戦することに。

キケロガのオールレンジ攻撃に翻弄され次々と撃墜されるギャン部隊だったが*3、間一髪で躱し続けるエグザベ機。ゼクノヴァの影響で高まったニュータイプ能力によってシャリア・ブルの本当の目的である「ニュータイプの未来のため、ギレンとキシリアを亡き者にする」を知り、それを阻止するためお互い本気で殺し合うこととなる。
逃げながらビームをバラ撒くキケロガに対し「回避を最低限に抑え、最高速で相手の懐に飛び込む」という対オールレンジ攻撃戦法で応戦し、ハクジを囮にして死角に回り込み肉薄するなど奮闘するも、力及ばず装備とギャンの左腕を破壊され戦闘続行不能となり敗北。
主のキシリアも自身が止めきれなかったシャリアにではないにせよ、再び表舞台に現れたシャアによって艦ごと吹き飛ばされて殺されてしまった。

戦いが終息する中、シャアを排除すべく戦い、相打ちとなり宙域を漂うキケロガの残骸からシャリアを確保*4
全ての役目を終えたシャリアは、軍法会議による裁判を通じ下されるであろう極刑をもって自らの行いの罪を償うつもりだと話す。だがエグザベはそれを許さず、

ふざけるな!
あんたはニュータイプがニュータイプとして生きられる世界を創るんだろ!!

なら!ザビ家亡き後のジオンを何とかしろ!
あんたには責任がある!!

と涙ながらに訴えた*5
事実、ザビ家の代わりの指導者が新たに擁立されたところで国民の混乱は避けられず、ザビ家を支持するタカ派が内部で燻っている可能性もあるだろう。本当に未来のことを思うのならここで死ぬのは無責任と言う他ない。シャリアもその訴えを聞き入れ、「まだ生きねばなりませんか…」と呟くが、その瞳には薄らと光が宿っていた。

エピローグでは、ザビ家亡き後のジオンの再出発をコモリや無事和解したと思われるシャリアと共に遠くから見届けている*6
戦に負け、同期も部下も主も全て失うなど作中で不幸な出来事に見舞われ続けた彼だが、諦観や憎しみの感情に囚われることもなく、最後まで自分なりに最善の未来の為に考え続け、また行動し続けた。

乗機

第1話で搭乗して出撃。
オメガ・サイコミュの起動には失敗したが、初陣でありながら乗り換えたばかりの新型且つマニュアル操作で赤いガンダムと渡り合いビットを破壊するなどこの時点で操縦技術の高さを発揮している。
アマテの乗る本機と対峙した際、ほんの数分しか乗っていないのに「かつての愛機と戦うことになるとは!」と呟いたことで「愛機と呼べるほど長く乗っていないだろ」と視聴者からのツッコミが相次いだ。
とはいえ本編開始前から慣熟訓練中であることは明言されているため、それなりに思い入れはあったものと思われる。

恐らく元から乗っていた機体。
エグザベ機は白を基調に金色のラインが走ったパーソナルカラーで塗装されている。
同部隊のハクジ装備型ギャンとの連携戦術に加え、推進装置付きの大型ランス「ハクジ」を用いた高速マニューバで間合いを詰めての接近戦を得意とする。

関連キャラクター

ソドンに所属している間の上官。本当の目的は前述の通り、キシリアの命による監視である。
監視対象ではあるが上官として慕っており、後に敵対した際も「サイド6で命を救っていただいたことには、礼を言っておきます!」と礼を欠かさなかった。
シャリア・ブルの方もたまに無茶ぶりを押し付けたりはしたがエグザベのことは悪く思っておらず、エグザベが軍警に殺害されそうになった際は割と慌てた様子で助けに来たり、
敵対してからも「貴方のようなニュータイプは殺したくないのですが…!(手加減したらこちらがやられる)」と実力も高く評価している。

  • コモリ・ハーコート
士官学校を卒業した女性の少尉。彼女からは「困っていても顔が良い」と思われているらしい。
GQuuuuuuXのオメガ・サイコミュ起動の報を受け、「エグザベくんやるじゃん」と評し(起動させたのは別人だったのだが)、エグザベが軍警に捕まった際に軍法会議にかけられる事を気にする周囲に「エグザベくんの心配もしてあげなよ!」と怒ったり、
エグザベがギャンで駆けつけた際に、目視できるはずがないのに「あれ…エグザベくん!?」と直感したりした。…以上
OPなどでは意味深に一緒に映っていたりしたがアニメ本編では一切絡まず、エグザベがソドンを離れたこともあって結局ロクな会話もなかった。

直属の上官にして仕える主。
ただしその真意を知っていたかは定かではない。

  • ミゲル・セルベート
フラナガンスクールにおける同期の一人。ケーキ作りが趣味で、何かしらの祝い事の度にケーキを焼いて同期たちに振舞っていた。
しかしその正体はギレン派のスパイであり、ケーキに毒を盛ってGFreDのパイロット候補に選ばれた同期たちを暗殺していた。
ニャアンにも同じ方法で毒殺しようとしたが見破られ拳銃を取り出すが、その場面を目撃されエグザベにも本性を知られてしまう。最期はニャアンと同調したGFreDのビットに撃たれ即死した。
同期たちを殺したのはスパイだったからという他にも、『ディアブロ*7』にさせたくなかったという本心があった模様。
なお、エグザベはあまりに異常な状況でミゲルが死んだ事については全然気にした様子がない。この辺りでエグザベ君の内面に恐怖を覚え始めた視聴者も出てきたとか(後述)。

イズマ・コロニーで保護したニュータイプの少女。
自身も難民の出自なためか彼女のことを気にかけている。
一方でカオマンガイ*8を作ったという彼女に「チキンライスか。僕にも食べさせてくれよ」とカオマンガイについて説明する言うなど、若干デリカシーに欠ける場面も。
というか上記の一件があったあとでよく他人の手料理を食べようと思うな…(後述)
あと、その少し前に男女関係で友情にヒビが入ったニャアンからすればエグザベのノンデリな接近はそりゃ塩対応にもなるだろう

イズマ・コロニーで遭遇し、GQuuuuuuXを奪った少女。ただしこの場ではお互いにハッキリと容姿を覚えていなかった。
駅で再会した際は見覚えのある制服を着ていたためGQuuuuuuXを盗んだ犯人か探ったが、失敗に終わる。
しかし8話でGQuuuuuuXがソドンから脱走したという報を受けた時に「君の友達なんだろう?」とニャアンに尋ねたり、10話で対峙した際に「お嬢さん」と語りかけたので、シャリア・ブルかニャアンのどちらかから彼女のことについて聞いていた模様。

異質な精神?

物語の最初から最後まで真っ当な軍人であったエグザベであるが、一方で物語後半から、言動に妙な場面が増えていき、エグザベが真っ当に振舞っているのがおかしい、むしろ異常な精神をしているのではないかという意見が出るようになる。
顕著なのが8話で、友人のミゲルの裏切りとその末の死という異常事態に直面しても動揺こそしてはいたが、激しく怒ったり悲しんだりといった変化はなく、
そもそもミゲルは「キシリアが何を考えているのか知ればこうするしかない」「GFreDに乗るとディアブロになる」と妙な事を口走っているのだが、その事を気にする様子すらない。
その後も全面的にミゲルの方が悪いとはいえ、ミゲルを殺したニャアンへの恨み言の一つもなくフランクに接し、それどころかミゲルが使った暗殺方法が手料理による毒殺だったと判明した後でも
ニャアンの手料理を「僕にも食べさせてくれよ」などと言い出している。
実直と一言でいうには他人の死に対して異常なまでに切り替えが早く、身の回りの異常事態も気にしていないという特徴、
そして、「ルウムの難民」という地獄のような境遇を鑑みて、視聴者からは「まともそうに見えるだけで、精神的に壊れているか心に深い闇を抱えているのでは」と考察されている。

ニュータイプの効果音ありで攻撃を直感で避けるという描写以外でニュータイプ能力がほとんど使われていなかったこと、特に作中のニュータイプの中では感応能力が明らかに低く、
イオマグヌッソのゼクノヴァ砲にニュータイプ達が大なり小なり感応して苦しんでいる中、エグザベはその破壊力に唖然としているだけで感応する様子が一切なかったという点から、
ルウムで死者の想念を聴きすぎたがために、自分の心を守るために無意識の内に能力をオフにしているのでは」と推測されるようにもなった。

結局すべては推測であり、エグザベの内面は最後まで明かされず、彼が壊れた人間だったのか、闇を抱えていたのか、無意識に能力をオフにしていたのか、すべては謎のままに終わった。
他媒体で新情報が出ない限り、エグザベの内面はこれからも明かされる事はないだろう。
とはいえ、ある意味その異常とも言える切り替えの早さがシャリアに対する仇討ちを選ばず、彼に新たな道を提示することになったのも事実ではある。

なお、他人の生き死にに対して異常にドライなエグザベが唯一困惑したのが、第4話のシュウジとシイコのクラバにおける殺し合い。
この時「ただのゲームなのに、死ぬまでやらなくたって」と発言しており、戦争で全てを失った彼の本音がうかがえる場面でもある。
逆に言うと、「戦争」だと判断すれば躊躇なく命のやり取りをできるという事でもあるが。*9


余談

オメガ・サイコミュの起動が出来なかった理由については視聴者の間で様々な憶測が立てられており、「単純にニュータイプ能力が低かったから」、「(GQuuuuuuXは度々自我があるような挙動をするので)男は生理的に無理だったから」と言われていた。
そして最終回において、GQuuuuuuXに隠されたエンディミオン・ユニットには何者かの意思が宿っていることが確定。
おそらくエンディミオン・ユニットとしてはシャロンの薔薇を解放できる人材を求めていたのでエグザベには反応しなかったと思われる。
しかしエンディミオン・ユニットの存在によって「訓練を受けた正規の軍人であるエグザベならサイコミュなしでも戦えるだろう」とGQuuuuuuX側が判断してロックを外さなかったのでは? という説が新たに生まれ、
劇中でも高い操縦技術を発揮したエグザベくんの評価が改められることとなった。誰が言ったか0.7アムロ
むしろ、「エグザベの技量を見込んで実地でさらにスキルアップさせるためにロックを外さなかった」エンディミオン・ユニット式スパルタ教育説も…指導方法が「後ろにも目を付けるんだ!」だしな…



「それではエグザベ少尉、追記・修正よろしく」
「いやよろしくって中佐、僕はこれが初めての追記・修正なんですが…」
「君もニュータイプでしょう? なら大丈夫です」

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最終更新:2025年07月09日 22:38

*1 ただしオメガ・サイコミュ未起動のGQuuuuuuX搭乗時に「サイコミュ・コントロールできれば」と言っているので、サイコミュ自体は普通に扱える可能性が高い。

*2 この場面においても、他のニュータイプたちが死にゆく人々の思念を感じて苦しむ中、平然としていたことからニュータイプなのか疑われる要因となった。

*3 秒殺されたものの彼らもニュータイプであり、直前にシャリアは「あなた達は強い…故に手加減はできない」と本気で戦わざるを得ない事を詫びているなど、決して雑魚扱いはされていない

*4 逆襲のシャアでνガンダムがサザビーのコクピットを掴んだシーンのオマージュ。なおキケロガのコクピットの形状も相まってギャンが壺を持っているようにも見える

*5 ただし今回の件は、元を辿れば地球環境改善用ソーラレイと偽って戦略兵器を建造させ、ギレン総帥を暗殺し、戦略兵器を使用し多大な被害をもたらしたたキシリア側に問題がある。キシリア本人はKIAとなったが、キシリア派に属して作戦に参加したエグザベにも決して軽くない処分が下されるであろう。

*6 近くにギャンを待機させているため、テロや狙撃手を警戒していると思われる

*7 後の描写から「ニュータイプ能力を用いた大量殺戮兵器」のことと思われる。

*8 塩もみした鶏肉を茹で、その茹で汁で炊いた米の上に茹で鶏肉をスライスして乗せ、野菜を添えたタイ料理。

*9 マチュと対峙した際に「これはクラバではなく戦争」と言い放っている。