ゼロの影~The Other Story~-29a

最終話 一(ひとり)前編~永遠に幸あれ~
 烈風が巻き起こり、草を千切った。
 銀色に鈍く輝く爪と鎌がぶつかり合い、甲高い音を響かせる。白と黒の服を着た男が交差し、攻撃を繰り出すたびに光が走った。
「よく動けるねえ。不死身なのかい?」
 感心したような死神の台詞にミストバーンは沈黙で答えた。代わりにルイズが胸の内で毒づく。
(あんたに言われたくないわよ)
 ルイズはふらつきながらワルドの杖を拾い、近づいた。
「大丈夫? ワルド」
「その言葉だけで……十分さ」
 軽口を叩いてみせるが顔色は蒼白だ。
 ワルドの腹部と足の傷は深いが、ルイズが水の秘薬を所持していたためそれを使った。ミストバーンがフーケとの取引で入手し、彼に比べれば遥かに脆弱なルイズに一部を渡していたのだ。
 ウェールズとワルドが力を合わせて『水』系統の魔法を唱えると応急処置程度の効果は得られた。二人とも『風』の系統を得意とするため最低限しか癒されなかったが、贅沢は言えない。
 ルイズは『記録』や『解呪』を使用して消耗している。暗黒闘気を撃ち込まれ地面に叩きつけられたため、体がまともに動かない。
 ウェールズは暗黒闘気を克服して不安定な状態から脱したものの、罠の炎を突破したせいで体力がほとんど残されていない。
 特に足の火傷が酷く、炎は闘気に近い性質があるため治療できない。
 ワルドは腹部の傷がある程度ふさがったばかりで、足もしばらく動くことができないほど傷つけられている。
 今まで遍在だけでなく様々な風の魔法を使ったのだ。もう力はほとんど残されておらず、全身の切り傷や火傷も癒えきっていない。
 誰も満足に戦えない。
 その場から動けない状態では魔法を当てることは難しく、連発するほどの力は残されていない。
 見ていることしかできない三人にはわかった。
 ミストバーンも限界だということが。
 闘魔傀儡掌も闘魔滅砕陣も使用せず、爪の剣のみで戦っている。友人だからといって手加減するような性格ではないというのに。
 動きのキレも攻撃の速度も隻腕かつ消耗しているキルバーンと同程度。万全と言うには程遠い。
 ずっと罠の炎によって生命を削られ続けていた。本来まともに動くこともできぬはずだ。
 封印を解除しようとしても、呪いの効果がまだ残っている。
 キルバーンは挑発するように笑みを漏らした。
「魔界の情勢は一刻を争うんだ。ホラ、早くボクを仕留めないと」
 ひらりと舞うように攻撃を回避し、後退する。
「一つ忠告しておくよ、怒りっぽかったらマズイって。こんな風に――」
「だめ!」
 距離を詰める彼を見て悪寒に襲われたルイズが悲鳴を上げた。
 罠が作動し、飛来した無数の光の槍が全身に突き刺さった。衝撃によって人形のように体がはねる。
「かは……あ……」
 地に膝をつく乾いた音が響いた。
 ルイズは顔をそむけたくなる衝動を必死にこらえた。膝をついた彼は立ち上がろうとするが、体が動かないようだ。
 倒れることだけはこらえているのも、一度倒れれば起き上がるだけの力は残されていないため。
 罠があるとわかっている相手をも引きずり込む誘導こそ、死神の真骨頂。
 キルバーンはもったいぶって指を立てて振ってみせる。
「なるからさ。側近は主より冷静(クール)じゃないと。……ね?」
「やったあ、蜂の巣だっ! キャハハッ!」
 風に乗ってどこからともなく子供のはしゃぐ声が聞こえてくる。一つ目の小人、ピロロのものだ。遠い場所から観戦しているのだろう。
 この場にいない使い魔をたしなめてキルバーンは得物を構え直した。
 ワルドが必死の形相で、動けぬ体で立ち上がろうとする。それを押しとどめたのはルイズだ。
「このままでは、彼は――!」
 血を吐くような声に対して、彼女の声も震えている。
「大丈夫じゃないけど大丈夫よ。あいつがひれ伏す相手は、一人だけだから」
 目を血走らせ、唇に血がこびりつき、青ざめ泥まみれになった顔で語るルイズにワルドは言葉を呑み込んだ。
 多少戦いに慣れたと言っても実戦経験豊富とは言いがたい。このような非道な敵と戦ったのは初めてだ。
 悔しさと怒りが混ざった表情は、張り詰めた糸が切れる寸前だと告げている。

「ゴメンね蜂の巣にしちゃって。今楽にしてあげるから――」
「キル」
 滅びの淵へと近づいているとは思えぬ声が響いた。
 白い衣のあちこちが破れ、そこからしゅうしゅうと黒い霧が立ち上り、消えていく。眼光鋭い彼の放つ殺気に、空気が痛いほどに震える。
 友からの言葉と攻撃で冷静さを取り戻したのか、声は静かだった。
「蜂の巣にするとは……こういうことだ」
 次の瞬間キルバーンは目を見開いた。わずかに体が揺れる。
「――え?」
 自分の体を見下ろした死神の口から間の抜けた声が漏れた。
 銀光が流れたと思った時には、全身に鋼の爪が突き立てられていた。両手の指全てが胴体を貫通している。
 “仕掛けてはめる”ことを得意とする死神とは違う、数千年の間戦い続けてきた者の極限まで集中した攻撃。
 それを見切るのは不可能に近い。
 爪を引き抜いて戻しながらもミストバーンの動きが止まることは無い。
 この程度では死なないということを、よく知っている。
 地を蹴って接近し、手刀を繰り出し胸を刺し貫く。そのまま指を動かして心臓と思しき箇所に触れ、掌に暗黒闘気を集中させた。
 思い描くは、自身の最強の技。
 全ての力と感情を乗せた、最後の一撃。
「闘魔最終掌」
 掌から黒い波動――限界まで圧縮された暗黒闘気を迸らせる。
 鈍い音が響き、体が大きく震えた。鎌が手からポロリと落ちて地面に転がったが、度重なる激突のためか刃が砕けてしまった。
「ガハ……ッ! 酷いことするなァ、キミは……っ!」
 一息に心臓を握り潰された死神の口から驚愕に満ちた声が絞り出され、首ががくりと垂れる。
 心臓を瞬時に完全に破壊される――生物ならばすぐに息絶えるはずだ。
 それでも死神は切れ切れに言葉を紡いだ。これだけは訊いておかねばならないというように。
「ねえ、ミスト……ボクは、キミの友達だったかい?」
 かすれた声に、ミストバーンは小さく、だが確かに頷いた。
 先ほどまで燃えるようだった目の光が弱くなっている。
 これで全ては終わった――はずだった。
 数百年の付き合いの友を、自らの手で殺す。
 ミストバーンの心境を考えたルイズ達は沈んだ気分になったが、言葉を失った。

 キルバーンは顔を上げると手から逃れるように二、三歩後退したのだ。
 胸に大きな穴が開いた状態で、隻腕で拍手するような仕草をしてみせる。
 心臓を完全に破壊されたはずなのに生きている。
 死ぬ寸前に見えたのは演技だったのだろう、ぎこちないとはいえ急所を攻撃されたとは思えない動きだ。
「さっすがミスト。もう少しで壊されちゃうところだったよ」
 パチリと指を鳴らすと黒い蔓――ルイズ達を狙ったものと似ている――が伸びて彼の全身に巻きついた。
 動きを封じ、凄まじい力で締め上げていく。
「く、う……!」
「これで最後の罠さ。キミに相応しい罠を捧げられなくなったのが残念だ」
 ギシギシという音が響く。普通の体ならば骨を砕かれているだろう。
 だが、拘束するだけならばいずれ脱出してしまう。罠を使い果たしたという言葉に嘘は感じられず、得物も失ったというのに焦りは見られない。
 死神は観客に対するように、大げさに手を広げた。
「とっておきの秘密を教えてあげる。キミに隠し事をしたままじゃ心が痛むからね」
 ぽっかり空いた穴を隠すように手で胸を押さえ、俯いてみせる。
「実は、ボクは機械でできた人形なんだ。本体が声色を使って使い魔を演じていたのさ」
 戒めを解こうとするミストバーンの動きがピタリと止まった。
 信じがたいが、不死身に近い生命力はそう考えないと説明がつかない。本体というのは一つ目の小人――ピロロのことだろう。
「本体は大した力を持たず、人形を使って戦うんだ。“バーン様より強い”キミはそういうの嫌がりそうだけどねェ」
 ミストバーンは凍りついたように動きを止めたまま目の前の死神を見つめている。
 ルイズ達の表情が不満だったのか、死神は大仰に溜息をついて肩をすくめた。
「そんな顔しなくてもいいじゃないの。自分は一切傷つかず思い通りに動かせて、一方的に敵をいたぶれる……理想的だと考える人間もいるんじゃないかな?」
 フフッと笑う死神――人形に、ルイズは顔をしかめた。最低の発想だと言うように。
 彼女たちが今どんな表情をしているのか、ミストバーンには見ずともわかる。
 本体のピロロはこの場にいない。気配を探るが掴めない。
 観客の驚愕を直接観察したかったのだろうが、万一の事態を警戒して今回は別の場所から見るだけにとどめているようだ。
 ルイズはともかく、ワルドに居場所が知られようものならば即座に殺されるかもしれない。
 これまでのキルバーンの様子を考えると、本体が近くにいない時も動いていた。
 遠隔操作できるのか。
 それとも、普段は自律的に行動できるのか。
 どこまでが人形の行動で、どこからが本体の意思なのか、わからない。
「我々の仲は……偽りだったのか?」
(そんな……!)
 疲れたような声にルイズは反射的に首を横に振った。
 演技だとは思えなかった、友情は本物だった――そう言いたいが、キルバーンに会って間もないルイズは口にできない。
 唯一答える資格を持つキルバーンは、肯定も否定もせずただ笑っただけだった。


「ウフフッ、ビックリした? 信じられないって顔してるね。……証拠を見せるよ」
 指が頭部の側面を押すと、仮面が落下した。
 露になった面を見てミストバーンが息を呑む。
 機械仕掛けの顔の中央には、異物が埋め込まれていた。
「黒の核晶……!」
 ルイズの顔色が変わる。その単語はウエストウッド村で聞いたことがある。
 黒の核晶――国をも簡単に滅ぼせる凄まじい威力の爆弾。
 それが爆発すれば、自分たちだけでなくタルブの村も完全に消し飛んでしまう。
 慌てて始祖の祈祷書をめくり、浮かび上がった文字を反射的に唱え始めるが、作動を阻止したり爆発を防いだりする魔法など存在しない。
 ワルドやウェールズも形勢を逆転させるすべなど思い浮かばない。
 ミストバーンは蔓のようなものに拘束され、動きを封じられている。手にも絡みつかれ爪を伸ばすこともできない。
 そこまで強固な物質ではないが、このままでは内側からは千切れない。
 それでも負けん気の強いルイズは詠唱を続ける。
(だからって、諦めるもんですかぁっ!)
 全ての力を出し尽くし、誇りをかけた貴族らしい戦いの末に敗れるのではなく、このような形で終わるなど耐えがたい。
 キルバーンはミストバーン以外の者を軽視しており、特にルイズは甘く見られている。先日『虚無』に目覚めたばかりで、使いこなしているとは言えないためだ。
 一方的に嘲笑されたままでは終われない。
 だが、このままでは力が足りない。
 キルバーンも彼女の儚い抵抗を叩き潰そうとはしなかった。何らかの『虚無』を使っても、消耗した今の状態では効果を発揮できないと知っている。
 焦りに染まる一同の表情を見て、笑い声が響いた。機械の顔まで笑っているように見えるほど、嬉しそうな。
「タイミングよく助けに来てくれる誰かもいないし、ピンチになったからいきなり覚醒ってのもないだろうし……“実は生きてました”なんてのもこの距離じゃねえ」
 今ここで正体を明かしたのは全部吹き飛ばすからだろう。
 ミストバーンの視線に意識を向けたためか、笑みを含んだ声が静かなものに変わった。
「もう一度訊くよ。ボクは、キミの友達だったかい?」
 無邪気な質問への返事は無い。
 親友だと思っていた者が顔を近づけ覗き込むのをミストバーンは凝視している。
 いつもの口調なのに、目の前にあるのは人形の貌。
 今喋っているのは本体なのか。人形なのか。それさえもわからない。
「最後にキミが喉から手が出るほど欲しがっていた帰還のヒントをあげよう。キミが考えた通り、ルイズが鍵を握るんだ」
 でたらめを言っているのではないとわかる口調だ。相手に打つ手が無いと確信してから、真実を告げている。
 いくら特殊な体を持つ彼といえども、弱り切った状態で至近距離からまともに爆発を食らえば滅びるだろう。
 万一爆発から生き延びても、この場にいる人間は全員死ぬ。
 全てが失われる。
 やっと掴んだと思った手がかりも。
 彼が心を震わせた光景も。
 彼が認め、彼を知る者達も。
 改めて手がかりを探し魔界に戻ることができたとしても、手遅れならば今まで仕えてきた数千年が無意味になる。
 生きる理由を与えた相手を守りきれなかったという想いを抱えたまま、不滅の体を引きずって彷徨い続けることになる。
 これから先、永遠に。
 彼を待つ運命は、ゼロか一のどちらかだ。

『実は、戻る方法も無いわけじゃないんだ』
 と、先ほども言っていた。
 帰還の情報について欲していなかった態度を考えると、ミストバーンに再会する前から知っていた。
 時期が来ればそのうち話したのかもしれないが、こんな事態になってしまったため機会は無くなった。
 他にも情報――ルイズ以外の『虚無』の使い手など――を得ているのだろうが、その中から一部のみ与えたのだ。
 何も言わないまま爆発させずにわざわざ知らせたのは、反応を見たかったからだろう。
「予備の人形(ボク)が魔界にあるから、それを使えば……キミはバーン様にお仕えできなくなっちゃうねえ?」
 鎌を突き立てられたかのように、ミストバーンがビクリと身体を震わせた。
「バーンさまの、お役に――」
 言葉は意識して吐き出されたものではなかったのだろう。力が欠けている。
 大魔王以外に彼を必要とする者はいない。
 そして、肝心な時に相手の役に立てなければ道具にすらなれない。一部の魔族はそういうもののことを“ただのゴミ”と言う。
「本当に、腐った性根の持ち主だな……!」
 ワルドが吐き捨てるとキルバーンは照れたように頭をかいた。
「え~っ? それほどでも~」
 倒れたまま会話を聞くウェールズがぞっとして呟いた。
(なんて、楽しそうなんだ)
 まるで心が芽生えたかのようだ。
 気楽な口調は生真面目な友人をからかっているだけとしか思えない。いつもと同じように雑談しているだけだと錯覚させる。
 生き生きとしている様子は機械仕掛けの人形とは思えず、手品師が張り切って最後のマジックを披露する姿によく似ていた。
「キル……お前にとって私は――」
「決まってるじゃない。……誇りだよ」
 傷を抉られたような声に対し、答える方は自信に満ちている。
 憎悪を向けられたのならば受け止めることができる。
 嘲りの言葉の一つでも吐かれれば、それをきっかけに力に換えてぶつけられるだろう。
 だが、友情は偽りだったと思わせる面と、嘘の感じられない言葉が合わさることで彼に残された力を奪っていく。
 これも罠なのか、真実なのか、わからない。
 ただ一つ確実なのは――
「バーン様はキミをどうお思いになるかなァ。想像してごらんよ」
 ある時は顔を隠し、ある時は素顔を見せながら放たれる見えざる刃(ファントムレイザー)が的確に心を切り裂いていくことだ。
 回避は不可能。防御も無効。
 希望を摘み取り憎悪までも刈り取る、死神の鎌。
 長年付き合いのある相手だからこそ繰り出せる不可視の刃の檻が、彼の闘志を削り封じてゆく。
 死神は知っている。
 親友の強さを。
 ただ攻撃しただけでは闘志を奪えないことも。怒りによって力を増すことも。源を絶たない限り逆転の可能性は消えないことも。
 ほんの一瞬、ミストバーンの眼には死神の足元から伸びる影がまったく別のものに映った。
 ――自分の真の姿に。
 どれほど強い体を手に入れようと、戦いに勝利しようと、決して逃げられない己の亡霊(ファントム)に。

(僕は、これほど弱かったのか!?)
 ワルドが血がにじむほど強く唇をかみ締める。
 大切な存在が希望を捨てずにいるのに、力になれない。
 鍛錬に協力し、さらなる高みを見せてくれた相手が苦しんでいるというのに、何もできない。
(国を守りきれず……自分を救った相手も守れないのかッ!?)
 ウェールズが歯を食いしばり、拳を砕けんばかりに固く握り締める。
 ミストバーンが彼の生命をつなぎ、ルイズの助けがあったからこそ闇の淵から戻ってくることができた。
 それなのに、彼らから救われた生命だけでなく、彼らまでも喪おうとしている。
 最も強い彼が力を失っていく姿が、他の人間にまで無力さをかみ締めさせることとなる。

 負けられない理由がある。
 守るべき存在(もの)がある。
 誇りや信念がある。
 それでも勝てないというのか。

 今彼らが共有する感情を表すならば、ただの一語で事足りる。
 勇気や闘志を振り絞るほど、より深く心を浸していくもの。
 全てを投げ出してしまいたくなる、暗闇に閉ざされたような感覚。
 人はそれを“絶望”と呼ぶ。

「そろそろ終わりにしよう。キミがこれ以上苦しまないように」
 慈愛に満ちた呟きとともに黒の核晶が光った。
 力を受けて作動したのだ。残された時間はせいぜい十数秒だろう。
 このような結末では、“主のために全力を尽くし、誇りをかけて戦い、敗れた”と言うことすら許されない。
 ミストバーンは戒めを振りほどこうとするが、何かを掴もうとするように腕を伸ばした姿勢のまま、動けない。
 体が震えているのは力を振り絞っているためか、それとも――。
 その様を見たキルバーンは素顔を手で隠し、極上の美酒を味わうような声で告げた。
「なかなかいい表情するじゃあないか、キミも」
 それを聞いた瞬間、ルイズの中で何かが切れた。
 死神はルイズ達の表情を鑑賞して高らかに笑う。
「アハハッ! そうそう、その顔! さよなら、みなさん」
 キルバーンは仮面をつけて親友に向き直った。
「さよならミスト。……ボクのお友達」
 付け足した口調が優しいものだっただけに、いっそう残酷だった。


 ――声が消えた数秒後、閃光が弾けた。

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最終更新:2009年01月12日 22:10
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