最弱ヒーラー実は最強。病気の妹を救う為に冒険者になった俺は助けた美少女に溺愛されながら成り上がる。俺を馬鹿にした勇者は勝手に破滅します


 それは、世界樹と呼ばれていた。内部に搭載されたセンサーが穴の形状を認識し、効率的に快感を伝える形状に変化する夢の様なバイブ。お値段はたったの九十八万円。

「令和のバイブ性能も値段もやばたにえんじゃ!欲しい!でも高い!悔しいぞい!ギギギのギ」

 世界樹の広告サイトを見ながら歯ぎしりをしているのはニューハーフのリッキー自称17歳(本名は森山力26歳)。最近貯金のほぼ全てを豊胸手術に使ってしまったリッキーには金が無かった。自販機の下に落ちてた小銭でパン耳を買って飢えを凌ぐ程にキングボンビーだった。

「財布の中身はやばたにえんじゃし、給料日はずっと先じゃし、豊胸手術の費用をママに半分出して貰ったからこれ以上の借金も無理。こんなサイト見なきゃ良かったのじゃー。五分前のワシのアホっ!」

 こんな悔しい気分になるならエロ動画見ている最中に広告サイトに飛ばなきゃ良かった。そう思いながら広告サイトを閉じようとした時、リッキーの視界にこの状況を激変させてしまう希望に満ちた文章が映った。

『ネットでご購入の場合は九十八万円ですが、直接店舗まで来てご購入し、その場で挿入して下さったお客様には無料でお渡しします!ただし限定1名様のみです!希望者は○月○日の12時に本店へお越し下さい。選考会として簡単なゲームをを行います』

「が、神はワシを見捨ててはおらなんだ。風はワシに吹いておる!レッツゴー!」

 一瞬で元気を取り戻し立ち上がるリッキー。素早くオナニーを完了して、出かける準備をする。都合の良い事に選考会は今日だし、本店も歩いて行ける距離だった。色々と都合が良すぎるが、性欲の権化たるリッキーはそんな事は気にしない。来店予約を終わらせいざキャバクラ。

 リッキーが住んでいるアパートから側転で一時間、走って三十分の距離にあるエロモンド本田一号店。そこがネット広告に書かれていた世界樹の販売店である。全力で側転して二十分で着いたリッキーはそのまま側転で店内に入り店員に詰め寄った。


「店員ー!世界樹くれー!かしこいワシがタダでもらいに来てやったぞい!」
「ネット広告を見て来店してくれたのですね。ありがとうございます。まずは合言葉を確認します。織田信長といえば?」

 リッキーはネット広告に載っていた来店時の合言葉を思い出し答える。

「半裸で領内を練り歩き、女装で屋内を練り歩く。濃姫との政略結婚はすぐに破綻し(※)、教育係が腹を切ってもアホな事を続け、家督争い起こされズタボロになった後今川に攻められ戦力比33対4なんでや阪神関係ないやろ」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサーじゃ!」

 テレテーン

「…」
「…」

 デレレレレレレ

「正解!」
「やったー、世界樹ゲットじゃ!」
「まだです。選考会を行いますのて奥の部屋で衣装に着替えてお待ち下さい」

 リッキーは店員に案内されて小さな部屋に入れられた。中には既に二人の女性が居た。どちらも年齢はリッキーと同じぐらい。一人は黒髪ポニーテールで赤いビキニアーマー、もう一人はストレートの赤髪で三角の帽子を被り大きな杖を持っていた。

「ん?ヌシらはワシと同じ世界樹無料購入希望かの?」
「そうっす」

 ビキニアーマーの方が返事をする。

「ヌシら何でそんな格好なのじゃ?コミケ帰りか?」
「店員さんから着替える様に言われたっす。アンタの衣装も多分そのダンボールに入ってるつすよ」

 ビキニアーマー娘が指す方を見ると五つのダンボール箱が並んでおり、それぞれに名前が書かれてあった。

【アンズ】【ヨシコ】【ルナ】【ケイ】、そして【リッキー】。五つの内、【アンズ】と【ヨシコ】の箱は既に開封されていた。

「んーと、ヨシコ?」
「はいっす。そして、こっちの赤毛の人がアンズさんつす」
「アンズよ。よろしく」
「ワシはリッキーじゃ。それでヨシコ、着替えるのはここでせんといかんねかの?」

 リッキーはいい加減な部分も多いが、人前ではある程度恥じらいと警察に捕まらないぐらいの常識を持つオカマである。
 仕事以外で裸を他人に見られるのは恥ずかしいし、何よりこの状況でチンチン見られたら色々とアウト。ネットでの来店予約時には深く考えず女性だと嘘を記入してしまったし、店員やヨシコ達の反応もリッキーを女性として見ているとしか思えない。男だとバレたら世界樹が手に入らないどころか警察行きもあり得る。

「リッキーさん、残念ながら更衣室は無いらしいっす。恥ずかしいなら私達は着替え終わるまで横向いてるっす」
「う、うむ。感謝するのじゃ」

 二人に背を向けながら服を脱ぎ、チンチンを両手で強く体内に押し込む。キンタマか潰れそうな程の激痛に耐え押し込み続けると、チンチンは完全に体内に埋没し女性と同じ様な割れ目が出来ていた。

 これぞママ直伝の陥没チンチン。乳首が陥没するのと同じ理屈でチンチンを隠したのだ。とはいえ、じっくり見られるとバレる可能性があるので素早く用意された衣装に着替える。

「って何じゃこの衣装はー!」
「あはははは、リッキーさんは遊び人っすか!いい体してるっすねー」
「女戦士コスのヌシに笑われたくないのじゃ!」

 リッキーの衣装はバニーガールだった。陥没チンチンしてなければ絶対チンチンはみ出てただろう。心の中でママに感謝するリッキーだった。

「あんた達どっちもいい勝負よ。にしても、後の二人遅くない?」

 アンズの言う通り、リッキーが来たのも結構締め切りギリだったのに、まだ残りの二人は来ない。

「ルナさんとケイさんって人じゃが、来る気配ないのう」

 ガサゴソ ガサゴソ

「ライバルは少ない方がいいでしょ。何をテストするのか分からないけど」

 ガサゴソ ガサゴソ

「そうじゃな、世界樹が手に入るのは一人だけじゃ。ワシらはこれから敵同士…」

 ガサゴソ ガサゴソ

「ヨシコ、さっきから何しとる!」
「勝手に開けたら駄目と思うわよ」

 ヨシコはルナとケイの衣装が入っていると思われる箱を漁っていた。これにはリッキーもツッコミを入れる。

「やめんか、ヌシはドロボーか!?」
「だって残りの衣装気になるじゃないっすか。私が戦士、お二人が魔法使いと遊び人だから多分勇者とか僧侶の服が入っていると思うんすけど」

 だが、ヨシコの予想は外れていた。

「あっれー?」

 ルナの箱からは地味なワンピースが、ケイの箱からは学ランが出てきた。どちらもリッキー達の様なゲームキャラ風の衣装とは程遠い。

「おかしいっす。戦士・魔法使い・遊び人・主婦・学生とかバランスが悪すぎるっす。前衛が私だけじゃないっすか!」
「それは違うと思うのじゃが」
「ナルホド!学生か遊び人が前衛職のパターンっすね!」
「そうじゃのーて、多分その服は衣装では無いのじゃ」
「す?でも衣装箱から出てきたっす」

 リッキーの言葉の意味が分からず首を傾げるヨシコ。

「あつ、そうか。その服は二人が元々着ていた服ね」

 横で聞いていたアンズがヨシコより先に理解して説明する。

「いい?私達やリッキーさんがここに来て着替えた後、最初に着ていた服はどこにあるかしら?」
「畳んで自分の衣装が入っていた箱に入れたっす」
「だったら、このワンピースと学ランもそうだと考えられるわ」

 ヨシコ理解中。

「えーと、つまり推定主婦のルナさんと推定高校生のケイ君は私らよりずっと先に来たっすね」

 ヨシコの状況理解度50%。

「それで私らと同じ様に着替えた後、私らが来るより先に出ていったっす」

 ヨシコの状況理解度75%.。

「その後、脱いだ服を見られない様にスタッフか箱を閉じて、一見未開封な状態になったす」

 ヨシコ理解完了。

「は、はわわ、泥棒みたいな事しちゃったっす。てっきり衣装が入ってるかと」
「衣装だったとしてもアウトだからね?」
「いいから誰か来る迄に元に戻すのじゃ!」

 ヨシコが慌てて学ランとワンピースを箱に戻すと、丁度その時入り口のドアがノックされ、店員の声がドア越しに聞こえた。

「お待たせしました。魔法使いアンズ様、戦士ヨシコ様、遊び人リッキー様、こちらの準備が出来ました。財布やスマホ等の私物はお着物と一緒に衣装箱に入れてから控室を出て下さい」
「分かったのじゃ」
「了解っす」
「分かりました」

 リッキーは店員の言葉に従い、所持品を全て箱に入れた後控室を出た。アンズがその後に続き、ヨシコが最後に退室した。

「では皆様良い冒険を。力を手にして魔王を倒すだけの単純なゲームです。頑張って下さい」


 扉の向こうは草原だった。

「な、なんじゃこりは」

 おひさまサンサン風ソヨソヨ小鳥ピーチクオークウロウロ。CGなどではない本物の屋外である事を五感で理解したリッキーは当然混乱する。本来この場所はエロモンド本田の店内のはずなのに。

「ヨシコっ、アンズっ、いない!?扉も無いのじゃ!」

 振り返っても誰もいないし何も無い。今リッキーは知らない場所に一人でいる、しかもかなり恥ずかしい格好で。

「スタッフー!スタッフー!ママー!誰かー!」

 恐怖と羞恥心から自然と内股になったリッキーは泣きそうな顔で助けを呼ぶ。そして、気づく。近くをウロウロしている人っぽい何かに。

「あれは人、なのかのう」

 豚の様な頭をした半裸の男が右へ左へと一定の範囲をウロウロしている。その姿はRPGゲームの代表的な敵キャラのオークの様だとリッキーは思った。

「何でアイツはオークみたいなコスプレしてるんじゃ?まあよい、アイツに話を聞こうかの。おーい」

 人(?)に会えた事で少し安心したリッキーは得意の無敵時間付き高速側転で華麗にオークっほい人に近づく。

「すまんのー、ここってエロモンド本」
「ぶひ?」
「えっ」

 近くで見るオークっぽい人は想像以上にオークっぽい人だった。ブタのマスクには全く継ぎ目が見えないし、手足はプロレスラーより太い。そして、こちらに気付くと同時に殴りかかってくるその姿はモンスターとしか言いようがない。

バキッ ギューン

「えぴゅ」

 自身の頭蓋骨が割れる音を聞きながらリッキーは空を飛んでいた。人って殴られて飛ぶものなんだなあと呑気に考えながらリッキーは意識を失っていった。

「やばたにえん…」







『最弱ヒーラー実は最強。病気の妹を救う為に冒険者になった俺は助けた美少女に溺愛されながら成り上がる。俺を馬鹿にした勇者は勝手に破滅します』

 それは世界樹と呼ばれていた。病気の妹育成ゲームの妹覚醒アイテムである。これを購入しないとゲーム内の妹とのHなイベントは解禁されない。

『ケイお兄ちゃん、私が元気になったら色んな事したいなあ』
「ちくしょう!ここまでイベント進めてきてこれかよ!」

 俺の名前は田辺敬一。病気の妹の為に頑張るどこにでもいる高校生だ。俺は今非常に困っている。妹の病気を完治させる為の金が無いのだ。世界樹は十五万もするのだ。そして俺が育成している妹は六人いる。

「合計九十万円、高校生に課金できるかこんなん!だがイベントクリアしてえ!何か良い知恵がネットに落ちてないかっ!」

 ノートパソコンに『妹 世界樹 無料』と入れて検索。すると妙なネット広告がヒットした。

『弊社の新作VRゲームのテストプレイヤー募集中。優勝者には妹育成ゲームの覚醒アイテム世界樹を六本プレゼント』

 なんだこの都合のいい広告は!だが、怪しくても妹の為なら!俺は魂のプレイヤー名『ケイ』でエントリーを済ませると広告に書かれていた会場、エロモンド本田一号店に向かった。

「なんでや阪神関係ないやろ!」
「合言葉確認しました。控室で衣装に着替えてお待ち下さい」

 順調に受付を済ませた俺は勢いに任せノックもせず控室の扉を開けた。それがいけなかった。

「あっ」

 パンツを履こうとしていた裸のおばさんど目が合う。

「キャァ!」
「あ、すみません」

 謝って扉を閉める。うわあ、やっちまった。だか、扉の方を向いて着替えていたあのおばさんも悪い。あれでは見てくれと言っている様なものだ。というかあのおばさんも妹育成してんのかよ。世も末だわ。

 などと己の正しさを確認していると内側からノックの音がした。よし、今度は入って大丈夫だな。

「こんちゃー、さっきはすみません。おー、その勇者コス似合ってますね」

 失態をした時は音速で謝り全力で話題をそらす。それが俺の処世術。にしても、お世話抜きにムチムチでエロいわ勇者おばさん。俺が妹萌えじゃなきゃオカズにしちゃうね。

 では俺も着替えますか。魂のプレイヤー名が書かれたダンボール箱を開封すると中からは十字架がプリントされたシャツや円柱みたいな帽子が出てきた。

「僧侶かよ」
「あらら、残念ねえ。個人戦向きじゃなさそう」

 確かに普通なら勇者おばさんの言う事が正しいだろう。ネット広告で見たルールではゲームはソロプレイ。まだどんなルールかは分からないが、仲間を回復する後衛のイメージがある僧侶はおばさんの着ている勇者より不利に見える。

 というか、このおばさん俺がハズレ職な事がやけに嬉しそうだ。裸見た事はちゃんと謝ったのにいい年して大人気ない奴だ。よし、ここは一つ論破してやるか。

「すみません、今貴方は俺が僧侶なのを見て馬鹿にしましたね?」
「別に馬鹿にはしてないわよ。ただ、ちょっとやばたにえんかなって」
「ふぅん、どうやら貴方は僧侶ソロ最強論を知らないらしい」
「僧侶ソロ最強論?新手の早口言葉?」

 やはり知らんか。僧侶ソロ最強論は俺が勇者おばさんを論破する為に考えた言葉だ。知らないのも無理はない。

「では無知でムチムチな貴方にも分かる様に説明しましょう。これから俺と貴方はこの衣装を着て何らかのゲームをする。しかし、賞品があの世界樹である事を考えると決して簡単では無いはず」
「確かに時価五億のマンションがかかったゲームですものね」

 マンション?何言ってるんだこいつ。俺の話を理解してないのか?

「おいおばさん」
「ルナって呼んで。もちろん本名じやないけど」

ルナぁ?に、似合ってねえー!うん、この見た目でルナはないわ。二十年若返ってから出直してどうぞ。

「ルナさん、今は世界樹の話をしてるんですよ」
「坊やこそ世界樹が何かわかってるの?君さ、魔人じゃないでしょ?そんなんじゃ、ここにいたら危ないから帰りなさい」

 かーっ、でたよ、意味不明の単語出せば相手を論破出来ると思ってる奴!

「魔人だぁ?魔人って隔離対象のキチガイの事だろ?アンタがそうだっての?」
「差別発言は良くないわよ」
「そういやアンタさぁ、扉の方向いて着替えてたよな?なに?俺に見られたかったの?魔人なら頭おかしいのも納得だわ!そりゃ、僧侶が弱いなんて言っちゃうよな!」

 これにて論破完了!また勝ってしまった。

「もういいわ。何も知らずに来たみたいだから教えててあげようと思ったのに」
「負け惜しみ乙。今どきの勇者なんてクズの代名詞なんだよ」

 今後何度も酷い目に遭い地を這う運命が確定しているおばさんは無視して着替えを終えると、外からノックの音がした。

「勇者ルナ様、僧侶ケイ様、お待たせしました。着替え終わりましたら一人ずつドアから出て下さい。力を手にして魔王を倒す簡単なゲームです」
「じゃあ、先に行くわね。ケイ君、助かりたいならここを出てすぐ私と合流しなさい」

 誰か行くかよバーカ。どうせ俺の回復スキル目当てに決まっている。さて、俺も行きますか。

「アムロいきまーす!」
「ではよい冒険を」

 扉を開くとそこは草原だった。まあ、予想の範囲内ではある。よし、まずはあれやっとこう。

「ステータスオープン!」

 右手を上げ高らかに叫ぶがステータスウインドウは出なかった。なるほど、ステータス出ないパターンね。

 じゃあイベントが起こるまで技能上げでもやっとくか。

「ちぇふぇい!ちぇふぇい!」

 カッコよく叫びながらシャドーボクシングを始める。ゲーム世界、若しくはゲームっぽい異世界に来たならステータスオープンと技能上げは必須。いずれ来る最初の嫁との出会いに備え全力でシャドーボクシングを続ける事数分。俺は疲れた。

「ハァッハァッ、しんどい。よーし今こそ僧侶の回復スキルの出番だ。ヒール!」

 ヒールを唱えてから地面に寝転がる。

「スヤァ」

 暫くゴロゴロしてたら疲れは取れた様な気がした。
多分今はレベル6ぐらいか?早く雑魚相手に強くなった俺の力を試したい。遅いな、最初のイベント。テンプレならそろそろ盗賊やウルフに襲われてる美少女が出てくるのだが。

ギューン

「ん?」

 上空を何かが横切った。それは俺の前を通り過ぎた後、高度を落としていき地面にぶつかって静止した。

「ふむ、最初のイベントはこう来たか」

 落下物の正体は巨乳バニーガールだった。頭から血を流し意識は無いが美少女である。合格。

「ヒール」

 俺は彼女に回復魔法を掛けてやる。まだ見た目に変化は無いがきっと元に戻るだろう。

「さて、お姫様が目を覚ますまでに邪魔者を排除といきますか」

 俺は指をポキポキ鳴らしながらソレと向き合う。飛んで来た美少女を追うかの様に現れたブタ頭の巨漢『オーク』。彼女を負傷させたのは恐らくこいつだろう。オークは彼女と俺を見て嬉しそうに笑った。

「ぶひひ」
「獲物が増えてラッキーってか?残念だったな、カレー南蛮の具になるのはお前の方だぜ!」

(第2話に続く)



(※)ノッブとノッヒの離縁説について
アンズ「雑学コーナー!今日は濃姫の婚約破棄の話をするよ!」
リッキー「えー?ワシの読んでる漫画に出てくる濃姫は大体信長とラブラブじゃったぞ。どういう事じゃ」
ヨシコ「すすすすすすすすす」
アンズ「二人の言う通り、色んな作品で二人は基本仲良しだね!でも、歴史上には政略結婚が決まった後の濃姫についての資料は全然無いし、二人の間に子供もいなかったんだ!」
リッキー「ひょえー、お市ちゃんや蘭丸と仲良くしとるイメージだったんじゃが」
ヨシコ「すすすすす」
アンズ「残念、濃姫と市と蘭丸が同じ屋敷で団らんできる可能性は限りなく低いんだ。ゼロじゃないけど」
リッキー「まてアンズ、さっきの話を聞いたら二人が別れたという証拠もないみたいじゃが」
ヨシコ「す」
アンズ「そうだよ!離婚した証拠もないよ!病死かもしれないし、改名したのかもしれない!でも信長が織田を継ぐ頃には斎藤との仲が最悪に近い状態だった事と信長が濃姫との政略結婚の寸前まで周囲から馬鹿扱いされてたのは本当なんだ!」
リッキー「それなら離婚した可能性も考えられるのう。でも、ワシ今まですぐ離婚したパターン見た事ないぞい」
アンズ「それだと盛り上がらないからね!」
リッキー「それならしょうがない!」
ヨシコ「すすすすす」


アンズ「今回はここまで!このコーナーはまだキャラが固まって無いのに消去法でラスボス候補なアンズと」
ヨシコ「すすすすすすすすすすすすすすすすすすすす」
リッキー「主人公ポジなのにもう死にそうなリッキーでお送りしたのじゃー!」



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初回 第2回
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最終更新:2020年08月02日 20:34