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ライティング検証実験」を以下のとおり復元します。
*ライティング検証実験
DAZのライティングは慣れるまでややわかりにくいので、どれぐらいに設定すればどの程度の明るさになるのか、実験をしてみました。
&br()
(作成者:Roland)&br()

***検証条件
・レンダリング設定はデフォルトで、「Scene Only」に設定。&br()
・左右に1m間隔で白い壁を設置。手前の小さいのは1~10m。奥の大きいのは15mと20m。&br()
(見やすくするように内側に10cmずつずらしてあります)&br()
・フィギュアは2m、5m、10mの地点に設置。&br()
#image(lighting_test_title.jpg)
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***では検証実験開始
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**1.DistantLightの検証(ライトの色は白、6500K、強さ100%)
DistantLightの特徴は、設置位置は関係なくまんべんなく光が届きます。要するに太陽。&br()
PointLightが点光源なら、DistantLightは面光源とでも言うのでしょうか。&br()
考えるのは方角と上下の傾きだけですね。&br()
編集作業の邪魔になる場合は地中に埋めてしまっても問題ないです。&br()
そういう特徴があるので壁に囲まれた屋内のシーンでは窓から差し込む光という使い方以外、全部シャットアウトされます。
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①まずは &bold(){DistantLight 50,000Lumen}。&br()
暗いですね。使えるとしたらまあ、ライトをやや青くして夜の設定とかでしょうか。
#image(distant_50000lm.jpg)

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②つづいて、&bold(){DistantLight 100,000Lumen}&br()
屋外として使うには暗いけど、別でライトを設置する屋内ならこれくらいをベースにしたほうがやりやすいかもしれません。
#image(distant_100000lm.jpg)

&br()

③さらに上げて、&bold(){DistantLight 200,000Lumen}&br()
やや自然になってきました。日中の屋外シーンならこれくらいをベースに、別方向のライトを追加という感じでしょうか。
#image(distant_200000lm.jpg)

&br()

④さらにさらに、&bold(){DistantLight 300,000Lumen}&br()
だいぶ明るくなりました。まだまだ使える範囲内です。
#image(distant_300000lm.jpg)

&br()

⑤さらにさらにさらに、&bold(){DistantLight 400,000Lumen}&br()
まあ、地球上での太陽の明るさとするなら、これくらいが限界でしょうか。
#image(distant_400000lm.jpg)
&br()


⑥さらにさらにさらにさらに、&bold(){DistantLight 500,000Lumen}&br()
え、まだいく???
#image(distant_500000lm.jpg)
&br()
&br()
&bold(){結論:}&br()
張りぼて背景や建物などを置いて、複数のライトを同一方向に向けるなら、故意に白飛びさせたい場合以外は合計50万lmは超えないようにしたいです。&br()
逆に日中の屋外シーンでいくつかの方向から複数設置するなら、合計60万以上は必要な気がします。&br()
参考までに、0度、120度、240度の「3方向から20万lmずつ均等に」当てたのがこちら。(合計60万lm)
#image(distant_sankou60.jpg)


&br()

**2.PointLightの検証(ライトの色は白、6500K、強さ100%)
はい。ここからが本番です。&br()
なんのためにわざわざ白い壁とフィギュアを並べたかというと、この為ですよね。&br()
PointLightは距離による減衰があります。まあ、普通はありますよね。それを無視するDistantLightの方がおかしいんです。&br()
どのくらいの明るさならどの程度の距離まで届くのか?&br()
また、距離別に最適な明るさは何Lumenくらいなのか?&br()
白い壁とフィギュアの両方に注目してご覧ください。&br()
(※ただしライトは画像の中心に置いているので、1mの壁と言えども光源から正確に1mではありません。&br()
光は斜めに進んでいることになりますので、その点はご了承ください。)

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①まずは&bold(){PointLight 10,000Lumen}&br()
はい。真っ暗です。
#image(point_10000lm.jpg)
&br()

②&bold(){PointLight 20,000Lumen}&br()
はい。真っ暗です。壁にはちゃんと当たっていますが人間の肌には無理っぽい。
#image(point_20000lm.jpg)
&br()

③&bold(){PointLight 50,000Lumen}&br()
1~2m先の人間にぼんやりと当てるにはこれくらいからですかね。&br()
#image(point_50000lm.jpg)
&br()


④&bold(){PointLight 100,000Lumen}&br()
対象近くの補助ライトとしてならこれくらいから使えそうです。&br()
#image(point_100000lm.jpg)
&br()

⑤&bold(){PointLight 200,000Lumen}&br()
これでも1mの壁は真っ白にならないですね。&br()
#image(point_200000lm.jpg)
&br()

⑥&bold(){PointLight 300,000Lumen}&br()
1m地点の壁がそろそろ限界です。&br()
#image(point_300000lm.jpg)
&br()

⑦&bold(){PointLight 500,000Lumen}&br()
1m先のものが白飛びしちゃうレベルになりました。&br()
こんなに明るいのにたかだか2m先の人間のほうはまだ暗いですね。
#image(point_500000lm.jpg)
&br()

⑥&bold(){PointLight 1,000,000Lumen}&br()
いちいちやってられないので、一気にあげます。&br()
もうこうなると爆発エフェクトみたいな感じですねw&br()
#image(point_1000000lm.jpg)
&br()
&br()
&bold(){結論:}
&br()
弱い!!ポイントライト弱い!&br()
まあ、設定次第ではもう少し強くできるのかもしれませんが、基本的には屋内シチュエーション、&br()
あとは顔などの微調整や、特定の演出(光る球とか)限定かなぁ。&br()
&br()
ちなみに、Areaという設定があるので範囲かと思ったのですが、100倍にしても変わりませんでした。&br()
屋内の天井ライトとしての使用なら、天井の高さ4mとして30万x複数は必要ですかね。&br()
部屋が狭ければ壁で反射するので、配置次第ではそれでなんとかなりそう。&br()
ちなみに、20万lmのとき裏側はどうなっていたのかというと
#image(point_hansha.jpg)
反射してるのわかりますでしょうか。だいたい上の20,000lmとほぼ同じくらい??&br()
反射光は白い壁でも元の光の1/10程度なんですかね。&br()
1番明るい壁でも3m先の壁に反射して2m折り返してるのでどう計算したらいいのかわかりませんが。&br()
(この壁は反射しにくいマテリアル設定にしています。)&br()

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**LinearPointLightって?

これ謎ですよね。普通のPointLightと何が違うのか。リニアって何やねん。&br()
では見てみましょう。&br()

&bold(){①LinearPointLight 200,000Lumen}&br()
#image(linear_200000.jpg)
下の通常のPointLightの20万lmと比較してみてください。&br()
#image(point_200000lm.jpg)

&br()
何も変わりません!!w&br()
&br()
でも操作画面はちょっと変わります。
#image(linearpointlight.png)
光源のまわりに球状の線が出てるのわかります?&br()
公園にあるクルクル回って酔うやつみたいな。&br()
&br()
実はこれ、「この範囲内なら明るさが一定になる」らしいのです。&br()
では早速実験!!&br()
&br()&br()
・・・と思ったのですが、これScale変えても大きくならないんです。&br()
この範囲を広げる方法がわからないんです。1000lmでも50万lmでも半径1m固定。&br()
なので残念ながらこの施設では実験できませんでした。&br()
まあ使い方としては、フィギュアとか、特定の物体の明るさを一定にしたい。&br()
という時に使うみたいです。直径2mならまあ、フィギュアも入りますしね。&br()
&br()








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はい、というわけで終わりです。&br()
以上、実験コーナーでした。&br()

復元してよろしいですか?

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