『銀狼』クライ

種族:ナイトメア(ドワーフ生まれ)
年齢:35~40程
性別:男
出身:ダーレスブルグ公国領地内の地図に載っていない、今はもう無い農村
職業:野伏・元軍人・暗殺者・工作員・護衛・薬剤師
外見:黒髪に一部メッシュのように銀髪。色白の肌、特殊な迷彩処理がされたフード付きのミリタリーコート
異貌:全身銀の毛に覆われており二つの黒い角が生えた人狼の姿に変貌する

説明:
元″夜明けの騎士団″にて『銀狼』と呼ばれた戦士。曲者揃いの騎士団の中でも極めて対応能力の高いゼネラリストであり殆どの任務をこなすことができた。
肘と膝を多用し、徹底的なインファイトによる殲滅能力、野伏としての心得と練体士としての能力により高い戦闘能力を誇る。
野伏の能力を用いた偵察・奇襲、自身の肉体を信じ敵陣に対し中央突破を仕掛け、練体の力を用い一人で一個中隊と戦うことも可能である。
改造人間の一人であり、改造内容は皮膚の改造による変身能力の調整と再生能力の特化である。
しかしこの改造によりナイトメアの種族特徴である『異貌』が月が出ている夜にしか使えず、日光による弱体化というペナルティが加わっている。
だが満月の夜の時の彼は驚異的な戦闘能力を誇り、月光を吸収し姿を消すことすら可能になる。


無口で冷静、冷徹にて自身の信念を曲げることのない軍人気質の男だがロマンチストな面もあり偶に饒舌になる時もある。皮肉屋。ツッコミ気質。
一匹狼のような性分であり人嫌いなためあまり人と関わるようなことはしない。しかし信頼した人物に対しては素直に背中を預ける。
趣味は月見酒と花見。生まれ故か酒がかなり強い。

ナイトメアであったがゆえに両親の虐待を受け育つ。十の齢を過ぎた時、ワ―ウルフの一団に蛮族に住んでいた村を滅ぼされ、仲間入りの儀式を行いライカンスロープ病に侵されることとなった。
人族へ愛情はなくその儀式を自然と受け入れることとなったが、儀式の最中に救援部隊が訪れ儀式が中断してしまい人族でも蛮族でもない存在となってしまった。
その時の彼は今以上に無感情で無気力な人間であったが、助けに来てくれた英雄、モルティス=スウィフトに連れまわされ人間らしい感情を手に入れることができた。
ハートフル教授?の手によりライカンスロープ病を治す、もしくは軽減するために手術を受けるが本人の意思もあり戦闘行為に重点を置いた強化改造が行われることとなる。
そして肉体改造を施された後"夜明けの騎士団"に参加、前述の戦闘能力のこともあり非常に多様な戦場に対応でき、モルティスから信頼を得ていた。



撤退時に殿部隊として最後まで戦場に残ることになったが、殿に参加した団員としては恐らく唯一の生還者である。
モルティス狙撃の瞬間を見ておりローリングストーンの裏切りを知ることになる。しかしその時門は既に閉じており裏切りの瞬間を目撃していた人物であるため口封じを避けるため公国に帰還せず、その後門が開くまで森林地帯で一人戦い続けることになった。
本人は知るよしもないがある守りの剣が近くにある地帯で戦い続けており、それほど蛮族の襲撃が多かったわけでは無かったため、門が開くまでの間戦い続けることができたが、蛮族にとっては満月の夜はむしろ人族が活動する昼間より危険という程に恐れられていた。



現在は同じ部隊のよしみも有り、セシリアの元に身を寄せている。
主にセシリアの護衛、情報収集、暗殺など活動は多岐に渡る。
最重要任務の一つはセシリアへの遠慮のないツッコミと周りの者は云う。
人族でも蛮族でもない半端者でも受け入れてくれる世界を作り出すという理想に対し自身の最後をかけてもよいと思ったことと、それによりローリングストーンに対し裏切りの報復を行えるといった二つの理由で和平派に協力する立場をとっている。
しかし彼自身はワーウルフの集団に集落を滅ぼされている過去がある為、蛮族全体がかなり嫌い(彼は人嫌いでもあるのだが)であるので和平自体の結果はどうでもよいと思っている。死者の街に対しても(自分自身の経歴は少し棚に上げている節があると自覚しているが)否定的である。

部隊の仲間は彼の異貌の能力の発動条件が限定的である上特殊であるため彼が異貌を使えないと思われており、能力を正確にしる人物は極少数に留まっている。

ハートフル教授の一件に関しては個人的な案件だった為にあの事件は和平派として活動したわけでは無く、その事に関しては何も語る事は無い。




改造内容:とある資料。

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被研体、ナイトメア、恐らく年齢は15~18歳、男、健康、拳闘士であり練体士としても修練を積んでいる、医術の心得もあるようだ、良い素材だ。
しかし今更***に会えるとは、長生きはするものだ。
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ライカンスロープ病を治療することは不可能。故にライカンスロープ現象を抑える、もしくは利用する形で今後の調整を検討。
本人の意思により利用する形により戦闘能力の上昇、安定の方向性を検討する。
不安定すぎるライカンスロープの能力をナイトメアの異貌に同調させる形で発現するように調整。
ライカンスロープ病を抑えるために皮膚の移植改造作業を行う。皮膚の強度を増加させ変身中に自動的に肉体の再生を行う″*****″という機械を用いる事としよう。
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~何者かにより削除されている~
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調整作業そのものは*********側から回ってきた研究資料の存在により変身能力の同調は巧く云った。
だが逆に月が出ている夜でなければ変身ができないという予想外の事態に含め、ライカンスロープ病による日光による弱体化は抑えられず。
これでは成功とはいえまい。まさかこの私が失敗するとは…。
しかし満月の夜の被研体のフルスペックが私の想像をはるかに超えるものだったのは行幸であった。
これだから人類は素晴らしい。
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※能力に関して
改造により穢れが三点になっている。
異貌の発動条件がライカンスロープと同等。人狼の姿となり牙が生える。
日が当たる場所で行為判定に-1のペナルティを受ける。また、銀属性によるダメージが+3に変更され弱点看破の影響を受ける。
異貌中は毎ラウンドHPが4点回復する。また、防護点が2点上昇する。
最終更新:2010年11月08日 03:53