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第七十一話:明暗

第七十一話:(明暗)


ペ「誰か奥にいるな?」
ノ「さよう」
進「お前がボスか?出て来い」
ノ「うむ、良かろう」
タ「ノサダ様・・・」

タキは素早くノサダの元へ移動した。
そしてゆっくりとノサダを連れて出てきた。

ノサダの姿は少し変わっていた。
なんというのだろうか、大きなイーブイの体に刃物がくっついたというべきか?
まず額に一つ、首の周りに三つ、前足に一つずつ。
そして尻尾は複数の刃が組み合わさったような感じだ。

別の特徴として、ノサダの両目に横一文字の傷跡があって、目を閉じてる事だろうか。

ペ「噂に聞くブレイディか」
ノ「噂か。それはそれは」

ノサダはクスクスと笑った。
見た感じ悪い感じはしない。

ノ「某はうぬ等に詫びたいと思うておる。その娘・・・、スピアといったか?そのものを勝手に連れてきてしまった事をな」
タ「ノサダ様!ノサダ様は詫びずともこの私が・・・」
ノ「家臣の過ちは君主の過ち、家臣の恥は君主の恥だ」
タ「・・・申し訳ございません・・・」

なにやらやりとりが行われている。
それにしてもこの二人の話し方は昔っぽい感じがするなぁ。

ノ「改めて、すまなかった。タキの事を許してやってはくれぬか。あのうつけ、生真面目すぎてな」
ス「別に良いよ。やっぱりまだまだ強い人はいるってわかったし。頑張ってボクも修行しなくちゃ♪」
ノ「詫びの印と言っては難だが、どうだ?天守に来てみらぬか?通常天守は開放しておらぬがうぬ等は特別に案内してやろう」
サ「ホントに?ラッキーね♪」
未「うん」
ノ「ではこちらだ」

ノサダは振り返って歩き出した。
だが段差につまずき転びかけた。

ノ「わっ」
タ「ノサダ様!」(サッ)

タキがすかさずノサダを支えてケガをしないようにする。

ノ「すまぬな」
ス「ちゃんと前見て歩かないからだよ」
タ「小娘!」
ス「しっかり前見なきゃ」
ノ「前を見るか。ハッハッハ」
ア「確かに目を閉じっぱなしっていうのは・・・」
ノ「フフフ、開けようが開けまいが同じ事よ」
全「?」

ノサダはタキの助けを借りながら歩き始めた。
その間に説明してくれた。

ノ「某は既に光を感じる事は出来ぬ。この意味、わかるであろう?」
進「・・・失明してるのか?」
ノ「その通り。この目の傷がその証よ」
ペ「いつそんな傷を?」
ノ「ふむ、四年程前・・・、だったな・・・?」
タ「さように」
サ「以外と最近ね?」
ノ「それでも生きてきた中のほぼ全ての時間この傷と共に過ごしてきたわ」
ア「って事は・・・、まだ二十代前半な訳?」
ノ「その通り。こやつもな」
タ「・・・・」
進「もっと年寄りかと思った」
ノ「ハッハッハ、元々老け顔でな」
ス「それで・・・、その傷どうして出来たの?」
ノ「うん?聞きたいか?うむ、あの時の事は今でもよく覚えておる。あの時は・・・」
タ「の、ノサダ様・・・」
ノ「うん?」
タ「その事は・・・、ご内密に、と・・・、私と約束を・・・」
ノ「・・・そうであったな。すまぬ、教える訳にはいかぬようだ」
ス「別に良いけど・・・」

ボク達は天守に登り詰めた。


最終更新:2009年01月25日 20:41
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