第百六話:(三つ巴)
行き着いた先には巨大な錠のかかった扉があった。
キ「この先にいる、絶対。・・・でもここの鍵が開かなくて・・・」
ア「それは問題だな・・・」
歩「ギャラル」
ギ「でかすぎる。それにこの錠前、ヤワな鉄なんかじゃない」
サ「溶かしてみる?」
進「やめとけ、熱探知のセンサーでもあったらどうする気だ。ここは・・・」
進は懐から針金を取りだした。
昔から私達兄妹は何かを拾ってしまう癖がある。
進「これ使おう」
カチャカチャ
進は早速針金を鍵穴に突っ込み、いじり始めた。
ペ「おいおい、無茶言うなよ。そんなこと・・・」
カチャン
進「出来ちゃうんだな、これが」
ペ「な・・・」
歩「こんなでかいだけの南京錠なんか、兄ちゃんならすぐピッキング出来るもんね」
進「開錠と呼べ」
キ「早く!」
キリクは部屋の中に飛び込んだ。
それに続き、私達も部屋に入る。
歩「いた・・・」
シャワーズが未歩をゲージの中に閉じこめていた。
未歩は身体を縛られて猿ぐつわをはめられている。
キ「未歩さんを解放しろ!」
「侵入者あり。捕捉したターゲットの奪還が目的の様子。HQ(司令部)応答せよ。多数の敵を確認。増援部隊を要請する」
シャワーズが言うと、部屋の中に声が響いた。
[こちらHQ。増援は送れない、現地の戦力だけで応戦せよ]
「・・・了解。戦闘を開始する」
歩「機械みたいな奴ね・・・」
キ「何だって良い!あいつを倒して未歩さんを助ける!【濃霧】!」(サァァァ・・・)
「視界不良。しかし攻撃に影響は無し。【波乗り】」(ザァァァ!!)
キ「くっ!霧が!」
ジュゥゥゥ・・・
「!」
グ「サラ・・・!何故俺を押し出す!」
サ「あんたなら何とか出来るでしょ。現に出来たし」
グ「まったく・・・」
「攻撃が無力化された。こちらの戦闘能力では対応出来ない。戦線離脱する」
シャワーズは逃げだそうとした。
サ「待ちなさい!」
「!」
サ「どこへ行くの・・・、リヴァル!」
「・・・リ・・ヴァル・・・」
進「誰だ?」
サ「・・・私の兄さんよ。長男のリヴァル兄さん」
歩「サラのお兄さん!?」
サ「ええ、話し方とか変わっちゃったけど、左目の上のマーキング・・・、あたしのご主人が兄さんに付けた三つの三角」
よく見ると確かにシャワーズの左目の上に横に並ぶように三角が三つ並んでいる。
パッと見眉毛に見える。
サ「兄さん、何でこんな事を?目を覚まして・・・」
RI「・・・障害物は排除する」
サ「!リヴァル・・・」
RI「【ハイドロポンプ】」(バシュゥゥゥ!!)
サ「くっ・・・」
ヒュン!
サラはハイドロポンプを喰らう瞬間に、誰かから突き飛ばされて避けた。
その誰かはサンダースだった。
RI「!」
「Hay!乱暴はやめようぜ、brother?」
サ「ライト!」
ラ「After a long time.サラ、お前の兄貴が帰ってきたぜ!」
最終更新:2009年02月01日 15:59