「ただいまー。」
いつもの様に、ドアを開けて部屋に入る。
しかし、いつもと違う臭いがした。
「・・・?ガスの臭い・・・?」
僕は臭いの元を辿り、台所へ行く。
其処には父が倒れていた。
「!?父さん!?」
僕は窓を開けて、ガスの元栓を締める。そして、救急車を呼ぶ。
父さんは病院に運ばれる。しかし、目を覚まさない。
僕は部屋で泣いていた。
「酷いよ、父さん・・・自殺しようとするなんて・・・。」
あの後、僕はテーブルの上の遺書を見つける。
遺書には「ごめんよ、リュウト。父さんを許しておくれ。」
と書かれていた。
リュウトは忘れたかった。遺書の事を。
でも、頭から離れない。
そんな時だった。机の上のDSが光る。
「・・・?電源消したのに・・・」
ふと、画面を見ると奇妙な事が書いてあった。
「あなたはねがいをかなえたいですか?」
なんだこりゃ・・・?でも、藁にも縋る思いではいを選ぶ。
「ジラーチをさがすゆうきがありますか?」
…これも、はい、と・・・。
「それでは、さがしにいきますか?」
…え?
「ジラーチをみつければねがいを叶えてもらえます。ただし、このたびはきけんです。それでも、あなたはいきますか?」
…!危険なんて関係ない!
「はい!」
僕は思わず大声で叫ぶ。
画面に「それでは、がめんにゆびを押し付けて、目を閉じてください。」と表示された。
僕は言う通りに従う。
「いきをすって・・・はいて・・・」
よし・・・。すう・・・、はあ・・・。
一瞬、画面が眩しいくらい光る。目を閉じていても、わかるくらいの・・・。
そして、目を開ける。でも、そこは自分の部屋ではなかった。
真っ暗な、何もない空間だった。
「ここは・・・?」
僕はあたりを見回す。
ふと、前を見ると、ディアルガとパルキアがいた。
「お前か・・・挑戦者は・・・?」
ディアルガが問いかける。
言葉を出せず、コクリ、と頷く。
「それでは、問う。お前の願いは?」
僕は唾を飲むと、吐き出すように言った。
「父さんを助ける為だ!」
僕は言った後、また不安に襲われる。もしかして・・・
「合格だ。」
ディアルガは言う。
僕はホッとした。
「私利私欲の願いを言ったら、私はお前を返す予定だったからな・・・。」
そして、四つのモンスターボールをよこす。
「お前の持っている「げーむ」というデータを元に作った。仲良くするのだぞ。」
僕は「はあ」、と返事する。
「私も知らないがジラーチは願いの塔にいるらしいぞ。」
…えっ・・・?願いの塔・・・?
「それでは、健闘を祈る。」
目の前の視界がまぶしくなる・・・!まずい・・・!!
「待って!願いの塔は何処にあるの?」
しかし、目の前の視界がまぶしくなくなる時は、もう、ディルガもパルキアもいなかった。
当たりは砂漠・・・、どうしよう・・。
最終更新:2008年11月29日 17:04