ここは、孤児院。
今日は久々に、ある者が帰ってくるのだ。
孤児院の先生は大忙しである。
たくさんの料理を作って、子供たちと部屋を飾り付けて、
その人が帰ってくるのを待っている。
そして、一時間後、その人が帰ってきた。
「あっ、コウヘイ兄ちゃんだ!」
ある少年の歓声で、他の子供たちは次々に騒ぎ出す。
その少年は青色の瞳に、金髪に赤い半袖のTシャツ、ベージュの半ズボン。
連れているポケモンは、
ジュカイン、ブースター、トドゼルガ、ボズゴドラ、エルレイドの計五匹だ。
しかも、今回はチャンピオンになったということで、育った孤児院でお祝いしてくれるという事になった。
彼の名はコウヘイ。
「おかえりなさい!コウヘイ君!まあ、ずいぶん垢抜けたじゃないの!」
孤児院の先生であり、コウヘイと同い年の、アオイの言葉に、コウヘイは、無表情だ。
それどころか、目は死んでいるみたいだ。
「そう・・・、ですか・・・?」
まるで、ただ目の前のことだけをこなす、
ロボットのようだ。
「・・・コウヘイ君?」
アオイは心配そうだ。
ただ、過ぎていくコウヘイを見て、何もいえなかった。
そして、夜。
おめでとうパーティーが行われた。
子供たちがワイワイ騒ぐ中、
コウヘイはただ、ジュースを持って、ご馳走を食べていた。
アオイは心配でままならなかった。
そして、子供が寝ている、夜の九時。
アオイはコウヘイに声をかけた。
「コウヘイ君!!あなた、どうしたの!?今のあなたは、まるで、ロボットじゃない!昔のいつも笑ってるあなたは、どこにいったの!?」
しかし、コウヘイは何も返さないまま、自分の元部屋へ戻っていった。
最終更新:2008年12月31日 00:20