第五十一話:(ソウジンシティ)
温泉温泉温泉・・・。
楽しい温泉♪
未「っと、着いた。・・・ありゃ?」
これ・・・、どうゆう事?
町が・・・、崩れてる・・・。
遠くからじゃわからなかったけどこれはほとんど廃墟になってる・・・。
未「・・・どうしよっか・・・、温泉どこだろ?」
歩美達・・・
歩「くっそ~・・・」
進「未歩の奴なんてスピードだ・・・。前よりかなり速い・・・」
サ「進・・・あたしもう痛みが限界・・・」
進「いつもならゆっくり来いっていう所だが今はそれどころじゃない!」
ア「何も起こって無いじゃないか・・・彼女はもう町に入ったみたいだけど・・・」
ペ「ゼェゼェ・・・、よく見てみろ・・・。とんでもないことになってるみたいだぞ・・・」
歩「あ!町が崩れてる!」
E「あれ未歩さんがやったんですか!?」
進「可能性としては十分あり得る」
一「未歩ちゃんをなんでそんな怖い存在にしたがるの・・・」
進「それは事実だからだ。これ以上被害を広げさせるなぁぁぁ!」
ス「もしそんなこと出来るんだとしたらカイの言ってた言葉もウソじゃないよね」
そのまま町の中に駆け込む。
サラとアイクは痛みのせいでその場にへたり込んだ。
花「酷いありさま・・・」
ス「これをホントに未歩ちゃんがやったんだとしたら・・・」
一「この中で最強・・・」
進「最凶でもあるな」
歩「早く未歩を捜しましょ!」
サ「あたし・・・ここで待ってる・・・」
ア「僕もそうさせてもらうよ・・・」
進「そうか、無理させて悪かったな二人とも。しかしけが人二人だけを置いていくのは少しな・・・。一歩、ミミ、お前達はここに居ろ」
一「わかった」
ミ「うん」
進「分かれて捜すぞ。EV、スピアは俺と一緒に来い。歩美とペレンネ、花歩は向こう側を捜してくれ」
歩「見つけたらどうする?」
進「やさ~しくなだめてここに連れてこい。それで連れてくることに成功したらもう片方を呼び戻す。良いな?」
花「オッケー」
進「行くぞ。未歩を見つけたら絶対に刺激を与えるな。特に“温泉”っていう言葉は使うな。絶対に!サラ達もわかったな!」
サ「りょ、了解・・・」
未歩の捜索開始・・・。
未歩・・・
未「温泉無いな~・・・」
何でどこにも温泉無いんだろ・・・。
温泉有名って聞いてたのに~!
未「あ~!」
地面を前足で叩く。
土埃が舞って少しホコリまみれになった。
さらに温泉に入りたくなった。
未「も~!!ムカつく~!!」
だいたいお風呂だってこの前ポケモンセンターに泊まって以来入ってないのに!
女の子がこれまで耐えられただけでも快挙なのに温泉に入れないなんて!
未「・・・ん?」
少し向こうに誰か居る・・・。
聞いてみよう。
未「あの~」
「?」
その人は振り向いた。
どことなくイーブイっぽい。
でも全体的に毛が長い。
女の人みたい。
未「すいませんけど、どこか温泉ありません?」
「はぁ?キミ何言ってるの?この状態で温泉だなんて・・・」
未「だって長いことお風呂入ってないから・・・」
「・・・自分もその気持ちはわかるけど・・・、周りをよく見て!町壊れてるから!」
未「それでも生きてる温泉ぐらいあるでしょ!」
「ああもう!良いから避難しないと!キミも早く!」
未「温泉!」
「避難!」
未「温泉!」
「ああ!!もう!いいから避難するよ!話はとりあえずそれから!」
未「でもわたし兄ちゃんから知らない人にはついていくなって・・・」
「何でそこだけ真面目・・・」
進達・・・
進「未歩ー!居たら返事してくれー!」
E「未歩さーん!」
ス「未歩ちゃ~ん!早く出てきて~!」
E「返事がないですね・・・」
進「こっち側にはいないのか・・・?」
ス「ボク昔から運悪いからなぁ」
進「俺もだ」
E「私は特にそんなことは・・・」
進「だが運の悪い奴が二人もいたら運の悪い方に傾くだろ。よし、こっち側にはいない。少しずつ歩美達の居る方に行くぞ」
ス「悪い運気を持ってくの?」
進「なんか嫌な事言うな!」
E「まあまあ」
ス「めんどくさいから走って行っちゃお♪」(タッ)
進「途中にいたらどうすんだ!」
ス「三人いれば見逃さないでしょ♪」
E「相変わらずのんきですね・・・」
歩美達・・・
花「それにしてもホントに酷いありさまね・・・」
ペ「これだけのことをホントに未歩がやったと思う?」
歩「ホントにやりかねないのよ。あの状態の未歩なら」
ペ「確かにカイが言うには君達兄妹の中では一番強い身体だって言ってたけど・・・」
歩「潜在能力が高すぎるのよ。かなり昔の話だけど、未歩ったら温泉に行けるはずだったのに急に災害で行けなくなったら家の中をメチャクチャに・・・」
花「八つ当たりじゃない・・・」
歩「家を改装するハメになったわよ・・・」
ペ「何したんだ・・・」
歩「窓ガラスは全て割れて壁をぶち破ってる所が三カ所、壁紙がボロボロになって家具もほとんど使えなくなっちゃったくらい」
花「相当お金かかったでしょ・・・」
歩「・・・母さん達の貯金がなかったらずっとそのままだったでしょうね」
ガラガラ・・・
ペ「!ご主人!」
花「キャッ!」(サッ)
ドスン!
花「あ、危なかった・・・」
ペ「ご主人ケガは!?」
花「大丈夫だけど、どうして急に瓦礫が?」
歩「・・・あれ・・・、関係あるのかな?」
ペ「ん?」
ビルのてっぺんを僕は見た。
黒い塊が幾つも見える。
あれは・・・、ヤミカラスの大群だ。
ペ「・・・僕鳥は苦手だ」
歩「私は好きよ?」
花「そうのんきな事言ってていいの?」
歩「敵って決まった訳じゃないし・・・」
ペ「でも僕的にはここを離れたい」
花「賛成」
私達はソロソロとその場をあとにした。
しかしすぐに後ろから何か聞こえてきた。
歩「?」
ミ・一・サ・ア「うわぁぁぁ!!」(ダダダダダ!)
歩・ペ・花「ヤミカラスだ!」
みんながヤミカラスから追いかけられている。
しかもさっきいた数の倍ほど。
一「花歩さん達も早く走って!」
花「言われなくても!」(タッ!)
ペ「鳥は嫌いだぁぁぁ!!」(ダッ!)
歩「やっぱり敵だった~!」(タッ!)
進「ん?なにやって・・・」
ペ「進!走れ!」
進「は?・・・って、ヤミカラスがいっぱいいる!冗談だろ!?」(タッ!)
E「いくら何でも多すぎです!」(タッ!)
ス「この数相手じゃボクも無理!」(タッ!)
全員ヤミカラスから逃げるために走った。
最終更新:2008年12月31日 21:51