第五十話:(奴を追え)
出発した、は良いのだが・・・。
花「わぁ~、これ凄いかわいい」
ミ「凄いこれ綺麗!」
ス「かわいい~♪これ欲しいなぁ~」
進「・・・あ~・・・、お忘れかな?ここの人達はもう魂無いんだぞ?買えねえよ」
ア「・・・ん?これは・・・新作か・・・フン・・・カットが雑だな・・・」
ペ「何言ってるんだ?」
ア「僕も好きだからね・・・」
ス「趣味合うね~♪でもさっきから疲れてるっぽいよ?」
ア「腹をバッサリ斬られてればそうもなるよ・・・」
花「貧血ね」
歩「あ、ペレンネ」
ペ「ん?どうしたんだい?」
歩「私がこれ付けたらどうかな?」
私は蝶のペンダントを指して言った。
ペ「うん、かわいいと思う。でも付けなくても歩美は十分かわいいよ」
歩「あらそう?でもね、女はかわいさに充分なんてものがあるとは思わないのよ」
ペ「それ以上かわいくはなれないよ」
歩「それでもね」
E「みんな好きですね、こうゆうの」
進「そうだな。ま!わからんことはないけどな」
E「見た目も大切ですけど、やっぱり中身ですよね」
進「俺も?」
E「ええ。進さんはとても優しくて責任感のある人です」
進「ハハッ!面と向かって言われるとなんか照れるな」
E「フフッ、でも事実ですから」
一「ねぇ・・・、早く行こうよ。僕早く人の住んでる所に行きたい」
ス「先に行ってて。ボクは後から追いかけるから」
一「なんでトレーナーに付いてこないの・・・」
ス「ならこれ買ってよ」
一「僕のお小遣い五千円しかないんだよ?そんな高いの買える訳無いじゃん」
ス「テトラ様なら買ってって言ったらすぐ買ってくれたのに」
一「テトラさんと僕は違うの!僕はまだトレーナーになってからほんの少ししか経ってないんだから」
ス「もぉ」
ア「スピア・・・あまり自分のご主人を困らせちゃダメだよ・・・それでも一応ご主人なんだから・・・」
ス「・・・うん」
ア「・・・ご主人が健在なら・・・そのくらい作ってくれたのに・・・」
ス「アイクくんのご主人もアクセサリー作ってたの?」
ア「趣味程度だったけど・・・腕は職人並みだよ・・・」
ス「会ってみたかったなぁ~」
ア「・・・魂が・・・無いからね・・・」
未「・・・早く行こう。ソウジンシティ」
サ「待って。もうちょっと見てからで良いでしょ?」
未「つまんないもん。早く行こうよ」
ミ「?ミホ姉、アクセサリー嫌い?」
未「嫌いじゃないけど、興味ない」
花「変わってるわね」
未「わたしからしてみればそっちが変わってる」
進「確かに昔から関心無かったな、こうゆうのに」
歩「まあ、確かに気に入ったのがあっても買えないしね。ソウジンシティに行きましょ」
花「まあ・・・、いっか。ソウジンシティも行ってみたかったし」
サ「どうして?」
花「あら?知らないの?有名な所なんだから知ってると思ったのに」
E「どうゆう所なんですか?」
一「僕も知ってるけど、温泉が有名な所だよ。よくテレビにも出てた。まあ、ホウエンのフエンタウンよりはマイナーだけど」
未「!」
進「ホウエン、あるんだな」
歩「そうね。だとしたらカントーもジョウトもあるんでしょうね」
進「多分な。行ってみたい」
サ「・・・あら?進、未歩ちゃんは?」
進「え?・・・あれ?未歩?どこ行った?」
一「いない・・・」
ペ「おいおい・・・」
一「・・・あ!いた!」
進「どこに?」
一「あそこ、道の先」
歩「勝手に進んでる・・・」
進「・・・あ!そうだ!」
歩「え?・・・あ!」
進「こりゃ・・・」
全「?」
進「走れ!未歩を追うぞ!」
ペ「ええ?」
歩「いいから!早くみんな走って!!」
ア「ぼ、僕も・・・?」
進「当たり前だ!早くしろ!」
ア「僕は傷が・・・」
進「あとに考えられる被害を想定すればお前の傷の痛みの方がまだ被害は少ない!黙って走れ!」
みんな走らされた。
僕は傷が開くのではないかとヒヤヒヤしつつ、痛みに耐えながら走った。
サ「なんで走るのよ・・・あたしだってまだ骨折治ってないんだからね・・・」
進「今はそれどころじゃない!くそっ!まだ追いつかないのか!」
E「なんでこんなに急ぐんですかぁ!?」
進「奴め・・・、今自分がイーブイだって事忘れてやがる・・・」
ス「は?」
歩「ホントに急がないとマズいわ・・・」
ペ「なんで?」
進「未歩ならソウジンシティを破壊しかねない・・・」
全「はぁ!?」
サ「いくらなんでもそんなこと・・・」
歩「未歩ならやりかねないの・・・」
花「そんな事する理由は?」
進「・・・未歩はな、温泉が好きなんだ」
ス「それだけ?」
進「それだけだ」
一「それだけでなんでそんな・・・」
歩「いい?未歩はね、いつもはあんなおとなしくて可愛らしいけどね、温泉となると人が変わるの」
進「そして奴は、温泉に入れないと知ると、悪魔に変わる」
サ「悪魔って・・・」
進「ホントだ。そして俺は未歩を止めようとして何度もボコボコにされた」
ミ「スー兄情けない」
進「バカタレ、あれに勝てる訳無いだろ。ヤバいぞ、俺が手を出せないのをいいことに本気で殴って来やがる」
ア「・・・あの娘がそんなに変わるのかな・・・」
ス「兄妹のいうことだからね」
そんなこんなを言っている間に既に未歩ちゃんはソウジンシティに消えていった。
速度はボク達の走るスピードの三倍ぐらいあった。
最終更新:2008年12月31日 21:45