デュエプレ ストーリーまとめwiki
紅茶探偵 チュリン 後編
最終更新:
dmps_fun
-
view
ストーリー
![]() |
森の匂い、ですか? |
カスミ | |
![]() |
うん、コタロウから仄かに 森の匂いがしたんだ |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
ボク自身に染みついてる 匂いだから 気付くのに時間がかかったけど |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
チュリンさんにとって 森の匂いは家の匂いみたいな ものですもんね |
ルピコ | |
![]() |
そういうこと! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
でも、森の中では森の匂いでは 捜索できませんよね? |
カスミ | |
![]() |
かといってコタロウさんの匂いを 追おうとしても、街中と違って 他の匂いが濃いですし…… |
カスミ | |
![]() |
そうだね、カスミの言うとおり さっきからコタロウの匂いは 追えてないよ |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
そしてそれは、この辺りが ほとんど人が入ってこない区域で 森の匂いが濃いからだね |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
でも、だからこそできる 捜索方法があるんだ |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
ちょっと地面を観察してみて |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
観察といっても…… |
ルピコ | |
![]() |
木の実が落ちてるくらいで 他には何も…… |
カスミ | |
![]() |
そう! 木の実! 良く見てみて! 潰れている木の実があるでしょ? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
あ、本当ですね よく見ると、いっぱい 潰れている木の実があります! |
ルピコ | |
![]() |
なるほど…… 潰れている木の実がたくさんある ということは…… |
カスミ | |
![]() |
人が頻繁に通ってるってことだね ほとんど人が入ってこないはずの 区域なのに |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
そして、このすぐ近くまでは コタロウの匂いが追えた |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
つまり、潰れている木の実を 辿っていけば…… |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
コタロウが運んでいたお茶を 作っている人物のところに 辿りつけるって訳! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
鼻が利くだけでなく 鷹のような観察眼まで 持っているなんて…… |
カスミ | |
![]() |
ふふーん 名探偵と崇めてくれても いいんだよ? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
――! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
今、何か音がしなかった? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
え? 何も聞こえませんでしたけど…… |
ルピコ | |
![]() |
気をつけて! 何かがこっちに来てるよ! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
不審者達め――覚悟! |
??? |
勝利時
![]() |
落ち着いて、バルガライゾウ! ボク達だよ! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
何? チュリン達であったか |
バルガライゾウ | |
![]() |
急に襲ってくるなんて びっくりしましたよ…… |
ルピコ | |
![]() |
………… |
カスミ | |
![]() |
カスミさんなんて びっくりしすぎて 気絶しちゃってます…… |
ルピコ | |
![]() |
それは失敬 いささか気を放ちすぎたか |
バルガライゾウ | |
![]() |
この辺りで 複数の人の気配がすることなど 滅多にないものでな…… |
バルガライゾウ | |
![]() |
カスミさん、大丈夫ですか? 起きてください |
ルピコ | |
![]() |
う、う~ん…… あ、ルピコさん…… |
カスミ | |
![]() |
え? バルガライゾウさん? |
カスミ | |
![]() |
気付いたか 何者かわからなかったとはいえ 申し訳ないことをした |
バルガライゾウ | |
![]() |
バルガライゾウ…… ボクに黙って、何かしてない? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
チュリンに黙って…… ふむ……特に心当たりはないが |
バルガライゾウ | |
![]() |
幸せの紅茶……じゃわからないか コタロウに渡したお茶を作ったの バルガライゾウじゃないの? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
ああ、茶なら作っている 良く知っているな |
バルガライゾウ | |
![]() |
まったく…… 「良く知っているな」 じゃないよ、もう! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
シティではちょっとした騒ぎに なってるんだよ!? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
そうなのか……? 私はただ、故郷の茶を作った だけなのだが…… |
バルガライゾウ | |
![]() |
我ながら出来が良いので シティの者達にも 振る舞ってやったまでよ |
バルガライゾウ | |
![]() |
それで、コタロウさんに 頼んだんですか? |
ルピコ | |
![]() |
如何にも こういうことは 身軽な忍の者が適任であろう? |
バルガライゾウ | |
![]() |
この茶をより多くの者に 味わってほしかったのだ |
バルガライゾウ | |
![]() |
もー! そういうことやるなら ボクにも相談してよ! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
まあまあ 大きな問題でもなかったし 良かったですよ |
ルピコ | |
![]() |
これで あのカフェのオーナーさんにも お茶を届けられそうです |
ルピコ | |
![]() |
はっ……そうだ! バルガライゾウ そのお茶、今君の手元にある? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
いや、ないな 作ってもよいのなら新しく作るが 騒ぎになっておるのだろう? |
バルガライゾウ | |
![]() |
それとこれとはまた別なの~! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
あの……バルガライゾウさん そのお茶、たくさん作るのは 難しいですか? |
カスミ | |
![]() |
実は、騒ぎになった理由が 人気が出て品薄状態に なっているから、なんです |
カスミ | |
![]() |
なんと、そうなのか…… しかし、多く作るのは いささか難しい |
バルガライゾウ | |
![]() |
どうして? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
単純な話だ 調合する素材の中に なかなか手に入らぬ物があるのだ |
バルガライゾウ | |
![]() |
今も採取にいっておったのだが ほら、これだ |
バルガライゾウ | |
![]() |
この実はある寄生植物のもので 人の手で栽培するのは難しい |
バルガライゾウ | |
![]() |
そして梢のほうに寄生するから そもそも見つけるのも難しい |
バルガライゾウ | |
![]() |
しかも、傷がついたりしないと ほとんど匂いがしない |
バルガライゾウ | |
![]() |
鼻の利くチュリンでも 見つけるのは難しいだろう |
バルガライゾウ | |
![]() |
そんなに見つけにくい物を バルガライゾウはどうやって 見つけてるのさ? |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
気の流れ……いや、気の乱れだな |
バルガライゾウ | |
![]() |
寄生されている木は 独特の気の乱れ方をしているのだ |
バルガライゾウ | |
![]() |
こればかりは 長きに渡る鍛錬を積んだ者にしか 判別はつかないだろう |
バルガライゾウ | |
![]() |
気……ですか そうなるとバルガライゾウさん にしか見つけられないですね…… |
ルピコ | |
![]() |
そう落ち込むな 少量ならこの実で作ってやろう しばし待たれよ |
バルガライゾウ | |
バルガライゾウに幸せの紅茶を 作ってもらったチュリン達は カフェのオーナーにそれを届けた | |
後日、カフェのオーナーから 丁寧なお礼の手紙が届いたが 中には、老夫婦からの | |
「故郷の味にもう一度巡り会えて 私達は幸せでした」 | |
というメッセージカードが 添えられていた―― | |
![]() |
チュリンさんの言ってたとおり 紅茶としての淹れ方じゃ ダメだったんですね! |
ルピコ | |
![]() |
それにしても、淹れるときの お湯の温度を変えるだけで 思ったより味が変わるんですね |
カスミ | |
![]() |
「微妙に違う」って言ってたから もしやと思ったけど 当たりだったみたいだね~ |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
凄い! 野生のカンですか? |
ルピコ&カスミ | |
![]() |
だから、そこは名探偵みたいって 言ってよ! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
ともあれ、これで一件落着だ |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
みんなも困ったらいつでも 「名探偵チュリン」に 相談しに来るといいよ! |
自然の守護者 チュリン | |
![]() |
僕の鼻と洞察力で パパっと解決しちゃうからさ! |
自然の守護者 チュリン |
敗北時
![]() |
ぴぃっ!? |
ルピコ | |
![]() |
ほう、今のを躱すか では、これはどうだ? |
??? |