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第9話 脅威
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dmps_fun
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ストーリー
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【プレイヤー】! ルピコ! カノン! やっと戻ってきた! |
リュミエ | |
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こっちに来て手伝って! |
リュミエ | |
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――――………… |
凶鬼の群れ | |
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わ、わぁ!? 何ですかこれ!? 凶鬼が大量……いえ それだけじゃありません! |
ルピコ | |
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ゼニス、が……! |
カノン | |
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――――………… |
ゼニス達 | |
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(これも、私の罪と いうことなの……!) |
カノン | |
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こんなこと、長く迷宮に いたけど初めて……! |
リュミエ | |
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それに、空に浮かぶあの星…… あんなものも見たことがない! |
リュミエ | |
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あの空に浮かぶ星が現れてから ずっと迷宮の様子がおかしい |
リュミエ | |
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迷宮に囚われた人達も 同士討ちを始めて……! |
リュミエ | |
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ちょっとこの状況は まずいなぁ いくら私でも骨が折れるよ |
ノイン? | |
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……何でノインさんが 居るんですか? |
ルピコ | |
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連行する間にこの状況になったから それどころじゃなかったの |
リュミエ | |
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早く黙らせたかったんですが |
リュミエ | |
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ねーなんか扱い酷くない!? |
ノイン? | |
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記憶の造物なのに 妙に生き生きとしすぎてて 気持ち悪いんです |
リュミエ | |
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ひど! ねぇ【プレイヤー】! 気持ち悪いって言われたー! |
ノイン? | |
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この子何なの!? 嫌い! |
ノイン? | |
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それはこっちの台詞 私は既に貴方のことが嫌いです |
リュミエ | |
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この得体の知れない 魔導具の使い手は 置いておいて…… |
リュミエ | |
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この状況は非常に深刻です |
リュミエ | |
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ただ、現状では 原因が全く分からない…… |
リュミエ | |
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……この迷宮の奥には 魔導具があるみたいなんです |
ルピコ | |
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先ほど調べた研究というのが 迷宮に隠された 魔導具についてでした |
ルピコ | |
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本当にそんなことが……? いえ、それなら迷宮に 凶鬼が現れるのも納得がいく |
リュミエ | |
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それに、この囚われた人達まで おかしくなってしまう状況も…… |
リュミエ | |
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迷宮はあくまで人を更生させる場所 こんな風に、互いを傷つけ あわせるための場所じゃない |
リュミエ | |
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魔導具の力によって 迷宮が暴走してしまっている なんとか、止めないと……! |
リュミエ | |
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それなら 凶鬼達が出てくる方向に 魔導具があるはずだ |
ノイン? | |
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険しい道になるけど……ね |
ノイン? | |
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険しくても行かないと……! 魔導具をどうにかして 止めましょう! |
ルピコ | |
そう口に出した時 ルピコの頭を激痛が襲う | |
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あぁ……っ、こ、これは……! 迷宮の力が……! こんな時にまで! |
ルピコ | |
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これじゃ…… 魔導具の元まで…… |
カノン | |
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私が貴方達の道を切り開く |
リュミエ | |
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道中の罪は、私が肩代わりしよう |
リュミエ | |
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どうにかして魔導具を 取り除き、迷宮を正常化させないと |
リュミエ | |
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……ここまで貴方達に任せきり だった分、やれるだけやってみます |
リュミエ | |
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ゴーレム達! 行って! |
リュミエ | |
【プレイヤー】達は リュミエの召喚した ゴーレムの背に乗り | |
凶鬼の群れをかき分けていく | |
いかにゴーレムといえど 凶鬼に長く触れられると 溶かされてしまう | |
複数のクリーチャーを召喚しながら ゴーレムに近づけないように 状況をコントロールしていた | |
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リュミエさんの召喚術…… 明らかに普通の生徒じゃ ありません |
ルピコ | |
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たった一人で私達を守りながら 凶鬼をいなしてる 凄く闘い慣れしているわ |
カノン | |
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やるねぇ 普通の生徒じゃここまでは できないよ |
ノイン? | |
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喋らないで 舌を噛みますよ |
リュミエ | |
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貴方達は体力を 温存していてください |
リュミエ | |
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……っ |
リュミエ | |
リュミエがこちらに声をかけた時 一瞬だけ顔をしかめるのが見えた | |
ルピコが「魔導具を止める」という 意志を見せただけでも痛みが襲った | |
魔導具に向けてクリーチャーを 展開しながら突き進んでいる リュミエに、痛みがないはずがない | |
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気にしないで、ください あともう少しですから |
リュミエ | |
凶鬼達が出てくる源 そこには巨大な闇の塊があった | |
ゴーレム達は そこへ飛び込むように突進していく | |
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皆さん、衝撃に備えて! |
リュミエ | |
ゴーレム達が闇の塊を突き破り 中に入ると―― | |
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ここは……私達が入った宝物庫? |
カノン | |
宝物庫の外から 異形の者達が迫る音が 複数聞こえてくる | |
迷宮の構造が変わったが 残された時間が少ないという 状況は依然変わりがない | |
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GYAGYAGYAGYA!! |
魔導具 | |
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魔導具が起動してる……! |
リュミエ | |
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魔導具だけに集中すると 後ろから来るクリーチャーを 止められない |
ノイン? | |
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後ろのクリーチャーに集中すると 魔導具を止められない…… |
ノイン? | |
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私が魔導具を止めるべきだけど リュミエは私を信用できないよね |
ノイン? | |
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当たり前です |
リュミエ | |
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本当に魔導具をコントロール できるとしたら、尚更 渡すわけにはいかない |
リュミエ | |
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仕方がない じゃあ、私は後ろの クリーチャーを止めてくるよ |
ノイン? | |
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長くもたないだろうから 早めに決着付けてよ |
ノイン? | |
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あの魔導具使い 一体…… |
リュミエ | |
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GYAAAAA――!! |
魔導具 | |
【プレイヤー】達を 捕捉した魔導具は闇を放出し | |
【プレイヤー】達を 吹き飛ばす | |
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ぐっ……! 近づかせないつもりですか……! |
ルピコ | |
負けじと近づこうとするが 一歩近づくだけでも 黒い何かが意識を侵食する | |
頭の中に入ってこようとするそれが 再び意識を奪うであろうことを 予感させる | |
……いや 意識が奪われるだけならまだいい | |
外の生徒達のように 意思を奪われ傀儡とされたら…… | |
【プレイヤー】の 迷いに気づいたのか、リュミエは 手を重ねてくる | |
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【プレイヤー】 手を貸して |
リュミエ | |
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緊張してるの? こんなので緊張していたら 先が思いやられる |
リュミエ | |
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「触れる」というのも 魔法においては重要な儀式 今の内に慣れてください |
リュミエ | |
リュミエに手を 重ねられた事に驚いたが、 | |
次第に重ねられた手の優しさに 気づき、魔導具を前にしながら 緊張がほぐれていく | |
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……貴方達はカリヤドネに入る時 全てを受け入れる状態を 体験したはず |
リュミエ | |
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それは感覚を鋭敏にして 精神で物事を知覚する手法 |
リュミエ | |
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だから普段、見えるはずの ない物が見えたし 感じることもできた |
リュミエ | |
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これは様々なものを知覚できる反面 とても影響を受けやすい 無防備な状態なんです |
リュミエ | |
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だから、私の精神は 宝物庫に入った時 魔導具の侵食を受けたのね |
カノン | |
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この魔導具は何重にも封印が 重ねられているけど、それでも 影響は抑えきれていない |
リュミエ | |
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だから、カリヤドネに 入った時とは逆のことをするの 二人も手を貸して |
リュミエ | |
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は、はい! |
ルピコ | |
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手の感覚に意識がいかなくなる くらいに、貴方達の使命に集中して 意志を強固に保つの |
リュミエ | |
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貴方達の目的は、何? |
リュミエ | |
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私達は迷宮で、魔導具を…… |
ルピコ | |
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そうじゃない もっと根本的な使命 |
リュミエ | |
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貴方達は何のためにここに居る? |
リュミエ | |
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私達は……仲間を探しに来た |
ルピコ | |
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そして、友達を助けるために ここに居るのだわ |
カノン | |
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……そう 貴方達が本当にやるべきこと その使命を強く意識するの |
リュミエ | |
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そうすれば、一瞬で 意識を奪われることもない |
リュミエ | |
【プレイヤー】達は 集中を深めていく | |
徐々に、重ねた手の感覚が 薄れていき、迷宮の力による 痛みも薄れていく | |
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――っ!? |
リュミエ | |
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クリーチャーがもうそこまで来てる |
リュミエ | |
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私も食い止めてくる 貴方達は魔導具を止めて! |
リュミエ | |
【プレイヤー】は 魔導具に向かって進もうとする | |
だが、魔導具から放たれる 邪悪な気配と、意識を奪うような 漆黒に、なかなか踏み出せない | |
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【プレイヤー】 大丈夫、私達も居るわ |
カノン | |
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そうです 貴方は一人じゃありませんよ |
ルピコ | |
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一緒に、魔導具を止めましょう! |
ルピコ |
勝利時
【プレイヤー】達は 魔導具へとクリーチャーを 向かわせる | |
魔導具から生まれる闇と炎は クリーチャーを侵食していき 霧散させる | |
それどころか、使い手達の 意識にも侵食してくる | |
疲れた、痛い、苦しい 寂しい、逃げたい、勝てない…… | |
些細な欲求や感情を 増幅させて意志の力を弱めてくる | |
なんとか意識を保っている状況で クリーチャーを召喚する 意志の力を確実に削ってきた | |
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くっ……! 集中です、私達がやるべきことを 思い出して……! |
ルピコ | |
雑念を振り払い、再び 召喚の為に力を込める | |
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クリーチャーを召喚して 維持するだけでもやっとだわ……! |
カノン | |
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精神攻撃だけじゃなく 魔導具自体から放たれる攻撃も 強力です……! |
ルピコ | |
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中途半端な召喚じゃ 逆に精神力をけずられます! |
ルピコ | |
さらに、ベキベキという音を立て 天蓋が割れていき、禁断が 顔をのぞかせた | |
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禁断……! まさか、更なる攻撃を……!? |
カノン | |
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うぐっ……! |
リュミエ | |
それと同時に、リュミエの 小さな体が宝物庫の扉を 突き破って飛んでくる | |
破られた扉からは 凶鬼達が宝物庫へと侵入してくる | |
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……こっちは、気にしないで 貴方達は私が守る |
リュミエ | |
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だから―― |
リュミエ | |
そう言うリュミエの死角から 凶鬼の凶刃が迫る | |
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あ、危ない! |
ルピコ | |
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えっ? |
リュミエ | |
【プレイヤー】は 咄嗟に飛び出し、リュミエの 身体を抱えて攻撃をかわす | |
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へっ!? ちょ、なんで……!? |
リュミエ | |
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こ、こら! 下ろして! |
リュミエ | |
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何で、今、私を……助けたの 魔導具が目的なんでしょう? |
リュミエ | |
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魔導具があれば、貴方達の 目的を達成できるんでしょう? 私に構ってる場合じゃないのに |
リュミエ | |
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一手でも違えれば 戦況が瓦解してしまうような 状況なのに…… |
リュミエ | |
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……私が、もう 友達だから、って……? |
リュミエ | |
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私達は……ここに 友達を助けるために 来たのだわ |
カノン | |
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新しい友達のリュミエさんも 助けて当然……です! |
ルピコ | |
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こっちも助けてほしいような 状況……だけれど! |
カノン | |
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――ストップ |
リュミエ | |
リュミエのその一言で 【プレイヤー】達 以外の全てが制止した | |
魔導具も、凶鬼も、禁断すらも | |
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いい加減離して いつまで抱えてる気なんですか |
リュミエ | |
リュミエは持っている杖で ガスガス叩いてくる 結構痛い | |
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……はぁ 貴方達のことはよくわかった |
リュミエ | |
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もう目覚める時間です |
リュミエ | |
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え……一体、どういう……? |
ルピコ | |
困惑するルピコ達をよそに 視界が光で包まれた |
敗北時
魔導具の前に立つだけで 意識が奪われそうになる | |
魔導具の攻撃で クリーチャーを破壊されるたび 精神がすり減っていく | |
徐々に、徐々に意識が 削られ、抵抗の意志すらも 削がれていく | |
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【プレイヤー】さん しっかりしてください! |
ルピコ | |
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貴方のやるべきことを 思い出してください……! |
ルピコ |