本論三-2 - (2011/05/11 (水) 00:17:32) の編集履歴(バックアップ)
都市と農村の対立は、私的所有の枠内においてのみ実存することができる。この対立は、個人が分業の下に、押し付けられた特定の活動の下に、服属していることの顕著な表現である。この服属が、一方の者を偏狭な都市動物にし、他方の者を偏狭な農村動物にし、両者の利害の対立を日々新たに生み出すのである。ここでもまた、労働が、事の眼目であり、諸個人に君臨する威力である。これが実存する限り、私的所有も実存せざるをえない。都市と農村との対立を止揚することは、(141頁)
【孤立】
人格的個人と階級的個人との乖離(176頁)
【分業】【孤立】
諸個人の諸力こそが生産諸力であるのに、彼らは分裂して相互対立の中で生存していること、ところが他方、この諸力は彼らの交通と連関の中でしか現実的な力とはならないこと、こうした事態である。(195頁)