■性能緒元
概要
TV-12 泉豹(せんひょう)号は掛浪モータースが開発した歩兵戦闘車(IFV)である。
TV-10 泳猫号の車体を流用し、新開発の2人乗り砲塔を装備した本車は
泳猫号よりも高い戦闘力を発揮することが可能となっている。
攻撃力
泳猫号の銃塔から大幅にサイズアップした2名乗りの砲塔を備えており、
主に37㎜機関砲や2基のATGMを用いて火力支援を行う。
砲塔には車長と砲手が搭乗しており、指揮と攻撃を分担することができる。
FCSについても主力戦車並の高性能なものを搭載しており行進間射撃や夜間戦闘も問題なく行える。
副武装として主砲同軸に65-1式班用機槍、砲塔上部にMANPADSを装備しており、
主武装の37㎜機関砲や2基のATGMと合わせて様々な目標への対処が可能となっている。
防御力
攻撃力に関しては泳猫号から格段に進歩した一方で防御力は据え置きとなっている。
前面で12.7㎜クラスの重機関銃弾、その他の面では小銃弾に耐える程度の防御力しかなく地雷に対してもほぼ無力である。
このことから泳猫号と同じく「履帯付き棺桶」などと陰口を叩かれている。
機動力
比較的強力なディーゼルエンジンを装備している為、砲塔換装に伴う重量増を物ともせず
整地、不整地、水上で高い機動力を発揮することができる。
水上航行は履帯の回転を用いて行い、時速は6㎞/h程度となっている。
その他
固有人員3名(車長、砲手、操縦手)の他に後部兵員室に完全武装の兵士を5名搭乗させることができ、
後部観音開きのハッチと上部ハッチ(主に緊急用)から迅速に兵員を展開することができる。
砲塔以外については殆ど泳猫号と同じ構造のため、信頼性と生産性に秀でているのも本車の特徴となっており、
戦車旅団や自動車化狙撃旅団に多数が配備され、主力AFVの1つとして今日でも国土を守り続けている。
最終更新:2025年01月30日 21:12