概要
才能を持ちながらもめぐりあわせが悪くて世間に認められないこと。また、そのさま。
職業の相対的活躍度の低さ、あるいは立場の中途半端さを指して、「不遇武器」「不遇職業」のように使用される場合がある。コンテンツの人気・参加機会に少なからず偏りがあることが、主観としての不満を煽る結果を生んでいる、との見方もある。また、現在では状況の改善がなされていたとしても、過去に不遇であったことを指して「不遇時代」などと回顧的・教訓的に使用されることもある。
レンジャーや戦士のように新しいコンテンツによって不遇脱却することは多い。
また職業や武器の強さはパッチの都度で変化するものであり、今まで不遇だった職業が新たなコンテンツの登場や特技の修正によって不遇だった職業が一躍人気者の座に躍り出る機会がある一方、過去に黄金時代を築きトップに君臨していた職業がアップデート一つで奈落まで転落し手のひらを返されることも多い。
なお、不遇か否かは人によって感じ方が違うという点には注意が必要となる。最前線のコンテンツや最良効率のレベル上げにおいて不遇という意見が主流であったとしても、野良でパーティーを組まない人や効率を気にしない人は特に気にせず使っていたりもする。また不遇と言われていても何もかもがダメということは少なく、使いどころを考えれば一番手には及ばないもののちゃんと活躍できる場合が多い。
職業について
ドラゴンクエスト10は今までの作品とは異なるオンラインゲームであり、職業ごとの役割分担と作業を効率よく終わらせる火力が非常に重要になってくる。効率よく終わらせられない火力が低い職業は非効率さから野良では自然と人気がなくなり、パーティでもお断りされることが増え「職業は弱い」というレッテルが貼られてしまう。
魔法使いやタイガークローより火力が低い戦士は1.1時代から長い間拒まれ続け、1.4で一時期復権したものの1.5で暗黒時代に逆戻り。強ボスでも昔の悪評から「戦士よりパラをいれたほうがいいんじゃね?」と指定されることはなかった。
2.1で極端な超火力を手に入れたことでようやく今までの悪評を払うことができた。
また役割分担が重視されることから、どっちつかずのバランス型職業は歓迎されないことが多く、「バランス重視なら特化した人を誘ったほうが良い」という風潮が蔓延する。バランス型でもアイデンティティさえあれば、別のコンテンツで活躍できるため不遇とはいいきれない。どっちつかずの旅芸人が未だ不遇扱いされていないのは「ザオとバイシオンを持つ」という個性があるためである。
最もこの影響を受けているのは賢者。攻撃や回復に特化した魔法使いと僧侶の王道職がおり、どちらにも劣る賢者は現在でも強ボスではあまり誘われない。零の洗礼もゴールドフィンガーで代用できるためアイデンティティともいえず、唯一誘われているのはドラゴンガイアくらいと本当にピンポイントである。
職業の覚える特技が微妙もしくは上位互換の働きができる職業が居ることも不遇の例。
今までは上の二つが重視されていたがどうぐ使いの状況で大きく知られることとなった。
有名なものは魔法戦士。サポート役のアイデンティティがあったがどうぐ使いがそれ以上に素早く強力なMPヒール能力とバイシオンピオリムを持つため一気に価値は低下。火力で見ても非力で使いづらい面が今まで以上に目立っているのでうまく活躍させることが困難になってきている。
とはいえ魔法戦士自体は特に弱体化を受けておらず使おうと思えば今までと同じように使え、どうぐ使いにも弱点が幾つか存在していることから、魔法戦士が好まれる場面も少なからず存在している。
武器について
職業だけではなく武器についても不遇か否かという問題は存在する。
不遇だったのはタイガークローという両手武器と比べて火力が著しく低いムチ、オノ、弓が有名。
後のアップデートで救済されたものの弓についてはまだまだ不遇という意見が多い。
ムチはタイガーとダメージが同じことと職人生産の問題からあまり生産されていないが、以前より大きく躍進したレベルにまで成長した。
オノは以前の悪評が嘘みたいな輝きを保っている武器として野良では大人気の武器となった。
扇、片手剣といった片手武器も盾を持てるという利点以上に不遇っぷりが目立つ。
火に油を注ぐようだが、これでも前よりはましになったレベルである。
一方棍や両手剣といったバランス型武器と杖やスティック、ハンマーといった武器は不遇と呼ばれない。前者はボスでは活躍できないもののサブウェポンとして活躍でき、後者は火力を捨てサポートに特化しているためである。(両手剣は準不遇みたいな扱いを受けていたが・・・)一見火力を捨てたように見えるハンマーはバトルマスターなら天下無双を使うことによって攻撃用にも転用可能。
種族について
【格差問題】との併記になるが、強そうな見た目や耐性、大陸のバザーの賑わいや攻略難易度、故郷の石の利便性等で優位に立つオーガやウェディに比べ、ドワーフは男の見た目がムサい(女は可愛らしく一定の評価は得ている)、大陸としてもバザーの重要度が低い、攻略難易度が高いなどの理由でサービス開始当初から長いこと冬の時代が続いており、斎藤Pがわざわざ「お気に入り」「ドワーフでやってます!」と言ってフォローするほどであった。
その後ドワーフへの批判がなりを潜め始めた1.5あたりから、今度はエルフに対しても、コロシアムで風属性が役に立たない、故郷の石のありがたみが全然ない、イケメンと呼べる男性がいない、否、
いるにはいるが開発にも忘れられている、挙句の果てに
公式イベントから唯一ハブられるというあんまりな扱いを次々と受けるようになり、容姿端麗にもかかわらず一気にドワーフ以上の不遇種族に成り果ててしまった。
解決した有名な不遇
現在進行形の不遇問題
関連項目
最終更新:2014年03月27日 23:10