岬の洞窟(なじみの塔の直下辺り)
(な、なんだってこんなことになったんだろう?)
ピピンは支給武器の
ナイフをぎゅっと握り締めながら、
薄暗い地下通路をゆっくりと歩いていた。
せめていつもの槍なら…こんなナイフ一本じゃ心細い。
コツ、コツ、コツ、コツ
(ひっ、だ、誰かいるのか…?)
通路に響く靴音に、ピピンは息を潜めた。
足音はだんだん近づいてくる。
(くく、来るな……来たらこいつで…)
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「くっ…また……」
いきなり襲い掛かってきたピピンに、とっさに「あんこく」を放ってしまった
セシル。
さすがに体力を消耗したのか、息を荒げている。
(今の叫び声、誰かに聞かれたかもしれないな…離れて方がいいかな)
そして、ピピンのナイフを拾うと、ふらふらとその場を離れていった。
【セシル 武器:
暗黒騎士の鎧、ナイフ】
【現在位置:岬の洞窟(入り口方面へ)】
【ピピン(気絶) 武器:なし】
【現在位置:なじみの塔地下辺り】
最終更新:2011年07月18日 06:39