───おかしい・・・・
セフィロスは日本刀に刺さった
フリオニールの左腕を抜きながら考えていた。
ザックスを見た瞬間、彼は消えていた記憶の一部が戻ってきた気がしたのだ。
───オレは・・・あいつと・・・どこかで会った・・・
初めて会ったのは・・・・どこかのビル?
そしてオレはあいつをこの手で・・・・
セフィロスはザックスを見て一瞬だけ戻ってきた記憶を必死で思い出そうとしていた。
───黒・・・髪?あいつの髪はそんな色だったか?
金髪だったような・・・・
ガサッ
セフィロスのちょうど真後ろの茂みが揺れた。
セフィロスは後ろを見ようとせず、無造作に刀を後ろに突き出した。
茂みに隠れていたキツネの喉元に刀が刺さり、キツネは倒れた。
「五月蝿い・・・」
そう言い残しセフィロスはザックスの後を追い、北に歩を進めた。
───ヤツに会い・・・今度こそ確かめねば
自分の記憶、そして存在を。
【セフィロス 所持品:日本刀、へんげの杖
第一行動方針:ザックスを探す
最終行動方針:皆殺し】
【現在位置:ナジミの塔を囲む川の北側】
最終更新:2011年07月17日 16:35