ぐちゃっ…

「はぁ・・・・」
ガライは渦潮を上げる海原を見ながら溜息をついた
これからどうすればいいのだ・・・・・・竪琴の弦も切れてしまった
街もいくつかあるようだが、正直1人で近づくのが怖い・・・・・
「せめて誰か連れがいれば・・・・・・」
と、周囲を見渡すと岩場に1人の男が引っ掛かっているのが見える
ガライは慌てて駆けよって男を浜辺へと引き上げる、あちこち痣だらけだが
まだ温かいし息もある・・・生きているようだ。

「しっかりしてください、しっかりしてください!」
ガライは必死で呼びかける・・・ここに送られてようやく出会えた人間だ。
もしかしたら仲間になってくれるかも
ガライの必死の祈りが通じたか、男は目を開け、周囲と自分の身体を見渡し、それからゆっくりと立ちあがる
「気がついたんですね、よかった・・私はガライといいます、いや話せば長くなるんですけど、実は・・・・・」
興奮状態で話し始めるガライは男が両手に何時の間にか石を握っていた事に気がつかなかった。
ぐしゃり

ぐちゃっ、ぐちゃっ・・・・・
ガライの頭が原型をとどめないほどに叩き潰されて行く。
こうしてガライを殴り殺すと、スコールは何事も無かったかのようにまた獲物を求め歩き始めた。

【スコール(人形状態、負傷) 所持品:なし
 第一行動方針:アリーナを殺す
 最終行動方針:皆殺し】
【現在位置:アルブルク南東の岬】

【ガライ 死亡】
【残り 75人】


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最終更新:2011年07月17日 20:07
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