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二兎追う者は

「……」
「む、もう朝か」
どうも余り眠った気がしない、やはり夜中に騒ぐものではないな。
「死亡者と旅の扉は?」
「…………」
確かに雨が降っておればそんなものかもしれんな。
「でかける前に少し言っておく事がある。」
「?」
本来ならもっと前に言っておくべき事だったのだがな、
それは特殊すぎる状況のせいですっかりわし自身が忘れておった事実。
「わしは今後魔法を使えん。」
「!?」
有り得る筈の無い状況ゆえ、忘れかけておった事実。
「厳密に言えば今はまだ幾らか使えるがなるべくなら使いたくない、
最も数日中には完全に使えなくなる筈だ。」
「!!!!!」
……あのな、お前も術者だろうが。
「儀式魔法はお前が使え、術が使えずとも教える事は可能だ。」
「………」
「ならどうする?貴様が幾ら弱音を吐いた所で状況は変わらん、やるか、やらないか、それだけだ。」
「……」
「わしは無駄な事はせん、お前の才能なら充分に可能だ。」
とはいえかなりの詰め込み授業になるだろうがな、ついでにマゴットを壊す事も諦めねばならぬが…。
二兎追う者は一兎も得ず。
「行くぞ。」
「………」

ハーゴン(数日中に呪文使用不能)
 所持品:グロック17 グレネード複数 ムーン王女の首 グレーテの首 首輪×3
 第一行動方針:魂と首輪を集める
 最終行動方針:ゲームから脱出】
【マゴット(呪文連発によりMP減少気味)
 所持品:死神の鎌、裁きの杖
 第一行動方針:仲間と合流
 最終行動方針:ゲームから脱出】
【現在位置:ツェン北の山脈中腹→ツェンへ】


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最終更新:2011年07月17日 20:27
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