武器が欲しいのか

此処はツェンの北の山脈の中腹、そこにある小さな洞穴に我々は非難していた、現在は雨が降り始めてか
ら3刻程過ぎた辺りだろうか、そろそろマゴットも起こしても良い頃…
「動かな…」
ドウッッッ!
「くっ」
ドウッッッ!
「あうっ」
振り向き様に女の構えた銃を弾き飛ばし、左足にも一発叩き込む、うん?反応は女の方が速くなかった
か?普通倒れているのはわしの筈なんだがな?
「……戯言を抜かす暇があったら引き金を引け、これはそういうゲームの筈だ…。」
「ま、待って下さい私はただ……」
「ただ?」
「ただ、武器が欲しかっただけで……」
「言い訳にならんな。」
少し混乱しているのか?それは兎も角。
……不味い……目の前の女はあと一回引き金を引くだけで片がつく。
他の気配が此方に近付いてくるー恐らく交戦音を聞いたのだろうーまぁ、これも良しとしておこう。
だがほんの一瞬、気配が二つに増えたのはかなりの問題だ、この状況でわしに察知される事も無く接近
する事が可能な隠身の技の持ち主……ならば。

「武器が欲しいのだな。」
「え……?」
「なら呉れてやろう、ほれ。」
わしはピンを抜いてないグレネードを一つ女の後ろの斜面に放ってやった。
女は必死で手を伸ばすがほんの僅かの差で届かない、そしてグレネードは形にもよるが結構転がりやす
い格好をしている、だから斜面に投げたりすると……
地形にもよるがそれなりに転がって行き…
「キャァァァァ!」
夜中に雨でぬかるんだ斜面を負傷した足で走ろうとしたりすると滑り落ちる事になる。
気配の方は……やはり女の方に移動する様だな。
「起きろマゴット、移動するぞ。」
「……(目をゴシゴシ)」
念のためにつる草とグレネードを使った簡単なトラップを仕掛けると我々は陽のある間に調べておいた
雨露の凌げそうな場所に撤退した。

ハーゴン(負傷) 所持品:グロック17 グレネード複数 ムーン王女の首 グレーテの首 首輪×3
 第一行動方針:魂と首輪を集める
 最終行動方針:ゲームから脱出】
【マゴット(呪文連発によりMP減少気味)
 所持品:死神の鎌、裁きの杖
 第一行動方針:仲間と合流
 最終行動方針:ゲームから脱出】
【現在位置:ツェン北の山脈中腹】
※現場から逃走しました、直前までいた場所にトラップ有り

イリーナ(左足被弾) 所持品:グレネード×1
 第一行動方針:不明】
【現在位置:ツェン北の山脈中腹】
※現在斜面を滑り落ちてます、銀球鉄砲は放置されました。

【レナ@シーフ 所持品:メイジマッシャー
 第一行動方針:斜面を滑り落ちてるイリーナを追う
 第一行動方針:姉の捜索】
バーバラ 所持品:果物ナイフ
 第一行動方針:斜面を滑り落ちてるイリーナを追う
 第二行動方針:仲間の捜索】
【現在位置:ツェン北の山脈中腹】


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最終更新:2011年07月17日 20:26
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