ロンダルキアの祠から西へ二つ目の橋の上。
ミレーユは占いを再開していた。
近くにいる。
それだけはわかる。
けど…
「あの森の中で人を探すとなると厳しいわね。」
落ち着いていそうだが、彼女は焦っていた。
占いで
守るべき人の反応が一つ消えた。
再び占いをしてみると二人が離れ離れになっているではないか。
「お願い。…
アモス。私を導いて…」
そう思った瞬間。
───爆音が聞こえる。
「近い…?」
確かに近い。今、この橋の上から煙が見える。
そう思った瞬間、体が走り出していた。
最終更新:2011年07月18日 07:15