剣を構える。
その場だけ静かなる刻が支配する。
───殺気が感じられない。
お互い何も言わずに剣を収める。
さぞ、名のある戦士に違いない。
…無言で互いの横を通り抜ける。
パパスは無言でその男の陰を見送った。
トーマスがクゥン?と鳴く。
「よい。とにかく私たちは人を探す。」
このまま山沿いに南にいけば洞窟があるはず…
そこに皆がいればいいが。
あの者は目的があり、それをしっかり見据えている人の目。
迷いなき目。
──かつては私もあのような目をしていたのかもしれない。
目的のない戦士、
リバストはパパスの後姿を見て、そう思っていた。
自分はありもしない…
いや、あるのかもしれない。
友は何のために私を生かしたのだ。
まだ、自分の目に見えてないだけのかもしれないな…
リバストは空を見上げた。
見下ろした次の瞬間。その足は動き始めた。
【トーマス 所持品:
薬草×10 鉄の爪 手紙 トム爺さんの分の食料 碁石(20個くらい)
第一行動方針:パパスについていこうと思ってはいる
基本行動方針:生き残る
最終行動方針:トム爺さんの息子に一言伝える】
【パパス 所持品:
アイスブランド
第一行動方針:
バッツと双子を捜す
最終行動方針:ゲームを抜ける】
【現在位置:南東の森付近の平原を南へ】
【リバスト 所持品:
まどろみの剣
行動方針:今のところ無し】
【現在位置:南東の森付近の平原を北へ(祠を経由し、
神殿へ)】
最終更新:2011年07月18日 02:00