「ふう~。いい眺めじゃぁ」
神殿から南に位置する山地の一番高い場所で
ゼニスは何時間も飽きもせず風景を眺めていた。
東を向けば抜けるような蒼い空に透き通るような青白い山々が
いくつも重なって素晴らしいグラデーションいを見せている。
西を向けば鏡のような湖が一望でき、その奥にある森が気分を沸き立たせる。
「夕暮れになればどんな景色が見られるじゃろうか……うわっぷ!」
真っ赤に染まる雪景色を想像していたゼニスの視界が何かによって塞がれた。
「なんじゃ? この帽子は」
周囲を見渡してみたが、持ち主であろう人の姿は見えない。
「風にとばされてきたのか? まあ、頭が少し寒かったし、ちょうどいいわい」
ゼニスは王冠をはずして羽帽子をかぶると、石に座り直した。
ゼニスは日が暮れるまで、ここで景色を眺めているつもりのようだ。
【ゼニス 所持武器:
アンブレラ 羽帽子?
第一行動方針:夕方までのんびりする
第二行動方針:
ハーゴンの
神殿へ
基本行動方針:物見遊山】
【現在位置:神殿南の山地 頂上】
最終更新:2011年07月17日 21:54