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機械の弱点

「ど、どうしようかおじさん?」
「どうもこうも勝つ以外にあるまい」
幸い近付いてくるキラーマシーンの機動音にはやや奇妙な音が混じっている、恐らく長い間放置した為何処かが故障したのだろう。

おぼろげにキラーマシーンの姿が見え始める、震える導師に勝ち方を囁いてやる。
「腕の付根が壊れかかっている、あそこを破壊して中央に一発決めれば勝ちだ」
「唱えてる間に蜂の巣になっちゃうよ!」
「そうか、時間さえあれば勝てるのだな」
素早くランタンを取り出し火を着ける。
「回復呪文1発、その呪文2発、素早く動ける呪文人数分+1、今から1時間以内にいけるか?」
「できるけど?」
ならば良し!
「合図をしたらわしを素早くしろ、隙を作るから叩き込め」
「どうするつもり?」
「プロトタイプには一つだけ欠点がある、頭が悪い」
手の内は全て知っている、加えてあの程度のスピードならわしにとってはスライム以下に過ぎん。

わしは走り出す、キラーマシーンはより活発に動くわしに狙いを付ける。
「中身を書き換えてはいない様だな」
無論走った程度でキラーマシーンを振り切れる訳が無い、わしはキラーマシーンの周囲を回る。
キラーマシーンはわしの胴体に狙いをつける、発射まで後3、2、1
「今だ!」
「ヘイスト!」
急に周囲の風景が加速する、ジタンに似た呪文を使った時はこの一瞬で致命傷を与える必要があったが今回は逃げるだけで良い。
キラーマシーンはその直後にわしのいる筈だった空間に空しくボウガンを発射する。
「我ながらつまらぬロジックを組んだものだ」
丁度導師の正反対の位置で停止する、現在キラーマシーンのセンサーに写ってるのはわし1人だ。
戦闘モードのキラーマシーンは温度のある物、活発に動く物に反応する、つまり
「取って来いポチ」
などと言いつつ投げたランタンに迷わずボウガンを発射してしまうのである。
がら空きの背後から導師が己の生命エネルギーを直接叩き込み、(ホーリーというらしい)キラーマシーンの腕がもげる。
これでキラーマシーンの武器はボウガンのみ、わしもランタンを失った。

更に裁きの杖を引き抜きつつ移動する、キラーマシーンも対応して導師に腕の付根を晒す
刀があれば斬りかかる筈のスピードと間合いだが今なら此方から仕掛けない限りキラーマシーンはボウガン以外の選択肢を取らない。
後はボウガンの発射に合わせて竜巻を作り、導師が付根に攻撃し、キラーマシーンは轟音と共に四散した。

「さてと、戻るぞ。」
「ち、一寸休んでいかない?」
導師は肩で息をしている、ここまで走りっ放しだった上に強力な呪文も連発しているから無理も無い、正直わしも些かつらい。
「それは構わんが今の音は確実に周囲に聞こえているぞ、こんな遮蔽物の無い場所で狙撃を喰らったら一たまりも無いが?」
再び導師の顔に縦線が入る。
「頑張ります…」
わしと導師はヘイストを使って神殿へと戻り始めた。

【導師  所持品:天罰の杖 星降る腕輪、盾(キラーマシーンの装甲を利用)
 第一行動方針:キラーマシーンをなんとかする
 第二行動方針:首輪の入手、エドガーに会う
 基本行動方針:なるべく戦闘は避ける】
ハーゴン(あと二日で呪文使用不能、左手喪失)
 所持品:グレネード複数 ムーン王女の首 グレーテの首 首輪×2 裁きの杖
 第一行動方針:キラーマシーンをなんとかする
 第一行動方針:マゴットの治療
 第二行動方針:授業
 第三行動方針:魂と首輪を集める
 最終行動方針:ゲームの破壊】
【現在位置:神殿近くの砂漠】
※執務室へと移動開始

※キラーマシーンBとハーゴンのランタンが破壊されました


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最終更新:2011年07月17日 20:41
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