日が暮れる直前、
バーバラは目を疑う光景を目撃した。
雪まじりの荒地に腰を下ろしている二人がいた。
探しものにとんでもない爆弾を結わえ付けられたような気分だった。
バーバラは人間一人分ほどはある岩の陰に隠れて恨めしい視線を送っていた。
――冗談じゃないわよ なんであいつと
テリーが一緒なの!?
ソロがいてテリーがいる。悪魔と天使が手をつないでお遊戯している。
言い知れぬ嫌悪感がバーバラの身体を貫いた。
思わず鞭でテリーを絡めとって、強奪してやりたい衝動にかられた。
手にしている武器は
ナイフと短剣だけなので、それは無理な相談だが。
二人は今向き合って談笑している。
ひとまずテリーに危機はないとわかり安堵した。
しかし心の中の別のところでは憤りが収まらなかった。
惨劇の記憶が甦ってきて、血が滲みそうなほど強く唇を噛み締める。
手が、指が、ぴりぴりと痺れて勝手に動き出しそうになる。
このまま我慢を続ければ、バーバラの精神は限界を超えてしまうかもしれない。
何故ここまで怒りが沸いてくるのだろう。
理由を言葉にしてみればこういうことだった。
「レナお姉ちゃんを殺していながら笑ってる……」
【バーバラ 所持品:
果物ナイフ ホイミンの核 ペンダント
メイジマッシャー
第一行動方針:テリーを救う
第二行動方針:レナの遺言を果たす
第三行動方針:仲間の捜索】
【現在位置:ロンダルキア中央西よりの山地】
最終更新:2011年07月18日 07:06