今目撃情報を増やしている謎生物、かがみまっちょ。今回はあの生物の謎に迫っていくことにしよう。

概要

かがみまっちょは鏡餅が筋肉質になったような見た目をしている。その筋肉を見せつけて相手を威圧。見た目に違わぬ攻撃力を持つ上に、餅でできた体は受けた攻撃も吸収してしまう。まさに攻防一体の生物と言えるだろう。頭にはゾビリンと呼ばれるみかんのような生物を載せていることが多い。

出現

さて、そんなかがみまっちょだが近年になって突然現れた。この出現経緯は長らく謎であったが、私は研究によって核心に迫ることができた。これがどこまで正しいかは未だに検証できていないが、この研究結果がかなり大きな成果となることは間違いないだろう。

先ほどかがみまっちょは常にゾビリンを頭にのせていると述べた。私はこのゾビリンについてまずは研究を重ねた。ゾビリンは見た目の通りみかんがゾビッポン変異し生物となったものである。みかんの成分とゾビッポンのあの液体が反応することで皮の表面から相手を狂暴化させる液体が染み出している。そして、このゾビリンの成分が餅の成分と反応した時、餅に生命が宿りかがみまっちょに進化を遂げるのだ。命が宿るといっても意思はなく、頭に乗ったゾビリンが頭脳となって動いている。

生態

概要に記した通り、戦いとなれば攻防一体の肉体であらゆる相手を圧倒するものの無意味に戦うことはしない。筋肉を見せつけるのも、威嚇ではなく単に自慢しているだけとの説もある。実際かがみまっちょ同士が筋肉を見せ合う姿はよく見られる。一見危なそうに見えるものの、案外コミュニケーションを取って友好的に暮らすことも可能かもしれない。

更なる形態?

私はゾビリンとかがみまっちょの成分を再現してそれと同等の物質を生み出して実験を重ねた。そんな中で恐ろしい可能性に気づいてしまった。この成分を炎にかけてみたところ、餅の成分が強いのかこの物質は焦げてしまう。ここまでなら想定通りだった。問題はこの後だ。黒はあらゆる光を吸収するが、この物質が焦げて生まれた黒はその度合いが異常に激しかった。吸収した光を暗黒エネルギーに転換、爆発すればその破壊力は冗談では済まない。幸いこの物質は小さめに作っていたので大事には至らなかった。しかし、もしもこのエネルギーがかがみまっちょに宿ってしまったら・・・きっとそれはゾビッポンでもみかんでもかがみまっちょでもない破壊の化身となり果ててしまうだろう。

まとめ

かがみまっちょは、コミュニケーション次第で仲良くなれる存在である。実際あくまで脳みそはゾビッポンの系譜の生物なのでそれ自体は納得だ。しかし、いかなることがあっても彼が炎にさらされることがあってはならない。もしそんなことが起こるなら、その日は世界の終わりの日になるだろう。
最終更新:2021年07月19日 14:10