「エンペゾビラー様!客人です!」ゾビッポン帝国の皇帝、エンペゾビラーの家臣が伝令した。「よかろう、通せ!」

現れたのは白衣に身を包んだジャングルボムだった。「悪魔界の者が何の用だ。」エンペゾビラーがプレッシャーをかけた。「私はエージェントジャングルボムです。確かに私は悪魔界の出身ですが、。悪魔界の外にあるとある洞窟の深淵にて研究をしております。今日はエンペゾビラー様にお話があって参りました。」「ふん、聞くだけ聞いてやる。」「私の研究分野はクリーチャー。」「ほう、かつてカインエルが生み出したという…」「いかにも、その因子は今の世界にも残っており時折現れることがあるのですが、私はそれを意図的に生み出して制御できないかという研究をしているのです。」「そんなことをして何をするつもりだ!?」「欲する者に販売しようかと。」「なるほど、武器商人のようなものか。」「いかにも。その資金でさらにクリーチャーを強力にしてより高く…のサイクルで無敵のクリーチャーを生み出すのが夢です。」「それで我に何の用だ。」「単刀直入に申しあげます。スポンサーになっていただきたいのです。」「スポンサー?」「研究費の一部と実験用に数体のゾビッポンを提供いただきたく参りました。」「そんなことをして我が帝国に何の得がある!」「ごもっともなことで。スポンサーになっていただければゾビッポン帝国に従順なクリーチャーを特別価格でご提供いたします。実験台となったゾビッポンも強化されて帰って来て、悪くない話かと。」「本当ならな。」「私は自分の研究を楽しみたいのです。そのために噓を言って、エンペゾビラー様に消されては元も子もございません。」「なるほどな。よかろう。スポンサーになってやろう。」「ありがとうございます。」


エージェントジャングルボムはこのように各軍団に取り入り、様々なサンプルを集めて行った。こうして狂科学者の実験が幕を開ける!
最終更新:2021年12月21日 11:19