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■こども・学校 - (2008/04/29 (火) 11:26:40) の1つ前との変更点

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[[■こども・学校07]] より続く #contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *0405 幼児に広がるお笑いネタ 子の視線意識?芸も変容 [朝日] 2008年04月05日13時04分  「ラララライ」に「グー」に「3の倍数のときにアホになる」――。以上は、最近の人気お笑い芸人の持ちネタだ。そういうネタを子どもがまねるのは、いつの時代も同じ。ただ最近、まねを始める年齢がさらに下がってきた、ように思われるのだ。意識をしてか、しないでか、芸人たちの芸が子ども好みに変容している、という話も聞かれる。 テレビに映る小島よしおと、そのまねをする子どもたち=千葉県内で  千葉県の大橋悠貴君(6)は最近、「世界のナベアツ」のまねをする。「1、2……」と数を数えて、3の倍数の時だけ「アホな顔」をする芸だ。近所の中島淳汰君(6)も「小島よしおが面白くて」、母の久美さん(32)に向かって小島お得意のセリフ「そんなの関係ねえ」を使うことがある。さらに東京都の斉藤瑞樹君(2)は、母の智江さん(31)によると「(エド・はるみの)『グー』の格好をまね始めた」。  白梅学園大の無藤隆教授(発達心理学)に聞くと、昔も幼い子はピンク・レディーの振り付けやドリフターズのギャグなどをまねたものだった。「ただ、今は2歳くらいの子にまで、あっという間に広まる」という。子どもが「脈絡のない、おどけた身ぶりや言葉」に触れる機会が増えたのだ。理由は(1)最近の大人は笑いに寛容で、学校などでまねをしても先生が怒らない(2)子どもが夜遅くまで眠らず、テレビでお笑いを見てしまう、からだ。  「少し前のギャグだと、例えばレイザーラモンHGの『フォー』。その種の表現は幼児には最も簡単。『うんち』などと言って喜ぶのと同じこと」と無藤さん。  「KANSAIこども研究所」の原坂一郎所長によると、子どもは芸人の(1)響きの良い新鮮な言葉(2)動き(3)リズムに引かれる。そして原坂さんは「ここ10年でアクションつきのギャグが増えた」と感じる。アクションなら衣装も重要。パンツ一丁で筋肉美を見せる小島やタンクトップの藤崎マーケットなど、露出の多い格好は「子どもには身近で魅力的」らしい。  さらに、最近のネタは短縮傾向。子どもには一層わかりやすい。例えばフジテレビ系「爆笑レッドカーペット」は芸人たちのネタを1分間で次々見せる趣向の番組だ。総合演出の藪木健太郎さんは「1分なら出演できるという芸人が多いんです。また、視聴者が仮に自分に合わないと思っても、1分なら見続けてくれる」。  子どもにウケる狙いではないが、結果的に子どもの飽きっぽさに合うのだろう。  幼児の視線を意識した番組もある。テレビ朝日系のバラエティー「くりぃむナントカ」は3月の放送でこんな企画をやった。芸人が1組ずつネタを披露し、幼稚園児20人のうち何人が関心を示すか調べる。すると、コントネタ中心の次長課長などは不人気。一方で「ラララライ」と唱和して体操する藤崎マーケットらに、子どもたちはかぶりついた。  この企画、「くりぃむ~」の放映時刻を深夜から繰り上げることになり、より若くなる視聴者の好みを探ったものだ。だが、動員したのが小学生でもなく幼稚園児とは。プロデューサーの鈴木忠親さんによると「小学生ぐらいだと、途中で企画の意図を理解して行動してしまう」と考えたから。今後、さらに年齢を下げ、同様の試みを放送する予定だという。 ■子供にウケる「予想外」  藤崎マーケットの2人に「子どもの視線」について聞いてみた。  ――幼い子にもラララライ体操がウケたようです。  藤原時 ファンレターと一緒に子どもがまねをしている写真が届きます。街で親子連れがいると、先に僕らに気づくのは子どもたちですね。  田崎佑一 スーパーの催しとか営業の舞台に行くと小さい子が集まります。  ――当初から子どもにウケたかったわけではない?  2人 そうです。  藤原 昨年春から「レッドカーペット」のような1分間のテレビ番組に出られるようになって、1分ならラララライ体操でいこうと決めた。  ――動作は何を参考に?  藤原 エアロビクスの全国大会のビデオを見ました。でも速すぎて(ついていけないので)やめました。  ――大阪ではコントや漫才もやるそうですね。  田崎 ラララライは大阪ではほとんどやりません。  藤原 東京・浅草の劇場でラララライをやったけれどウケない。おじいちゃんもいて客層が違うんです。 (岩本哲生) URL:http://www.asahi.com/culture/stage/engei/TKY200804050113.html *0402 道徳教材の補助、耐震化 初の教育振興基本計画、答申案 [朝日] 2008年04月02日15時08分  改正教育基本法に基づいて政府が決定する初の教育振興基本計画に向け、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会は2日午後、答申案を審議する。道徳教材の国庫補助制度の創設や、小中学校の校舎1万棟の耐震化、留学生30万人計画などの内容は原案通りに了承される見通しになった。その一方、教職員の定数増や給与改善などは明記できておらず、まだ決着していない。文科省は中教審の答申を受け、政府内の最終調整を経て4月中にも基本計画を閣議決定したい考えだ。  答申案では、今後5年間の重点項目として(1)道徳教育の充実のため、現在は教育委員会や学校が負担している教材の国庫補助制度の早期創設(2)幼児教育推進のため、幼稚園と保育所の双方の機能を持つ「認定こども園」を2千カ所以上にする(3)福田首相が施政方針演説で表明した「留学生30万人計画」の実現に向けて留学生の大幅増加(4)大規模地震で倒壊・崩壊する危険性の高い小中学校舎約1万棟の優先的な耐震化の支援――などが盛り込まれた。  一方、「教育投資の方向」については、国内総生産(GDP)に占める教育の公的支出が経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の5%に対して3.5%にとどまっている、などと指摘。しかし、「真に必要な投資を行う」という記述で、教育予算を増やすことは明記されていない。  特に、中教審委員から要望の強い教職員の定数増や給与改善については明記されておらず、高等教育予算の拡充も「寄付金などの企業資金の拡充が可能となるよう、税制上の措置の充実を含めた環境整備」といった内容にとどまる。  これは、財務省が予算拡充を答申に記載することに「手段の目的化につながる」などと強く反発しているためだ。基本計画は08年度からの施策が対象となるため、当初は07年度内に決定する予定だったが、調整難航の影響で4月にずれ込んだ。  基本計画は教育基本法改正の目玉の一つで、特別部会が1年以上にわたって審議してきた。委員や文科省内からも「教育予算の拡充を書かない答申では意味がない」などという声が強い。(中井大助)      ◇  〈教育振興基本計画〉 06年12月に成立した改正教育基本法で策定が定められた。政府が決め、国会に報告しなければならない。また、地方自治体もこの計画を参考に、地域の実情に応じた計画を定めることが努力目標となっている。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY200804020157.html *0210 「先生の不正」通報窓口を設置へ 和歌山県教委 [朝日] 2008年02月10日15時34分  和歌山県教委は、教職員らによる不正などの通報を受け付ける外部専用窓口を新設する方針を固めた。弁護士などを起用し、08年度にスタートする予定。教職員による内部告発だけでなく、県民からの通報も受ける。いじめや体罰などの情報提供も対象とし、早期発見や迅速な対応に生かしたいという。都道府県教委が単独で外部に設ける通報窓口で、県民からの通報にも対応するのは全国で初めて。  和歌山県教委には現在、特定の通報窓口はなく、各課で対応している。しかし、教職員の不正に関する情報を集約し、教育特有の問題に適切に対応するには独自窓口が必要と判断。窓口担当者を県教委外部の人にすることで通報者の保護や公平性を保つという。  和歌山県では、県発注工事をめぐる官製談合・汚職事件を受けて07年7月、職員の内部告発や県民からの通報を受け付ける「監察査察監」が設置され、大阪地検の元副検事が就任した。この対象は知事部局と労働委員会事務局の職員だが、08年2月4日までに寄せられた69件のうち、県教委関連の通報が8件あったという。いずれも県教委に回され、教諭の訓告処分につながったケースもあった。  県教委幹部は「県教委単独の窓口を県民にも開くことで、学校でのいじめなどがいち早くキャッチできれば、素早い対応が可能になる」とみる。  徳島、三重両県教委はいずれも弁護士が受け付ける内部通報の窓口を設けている。長野や愛知、福岡など各県では、県教委と知事部局に関する通報を同じ弁護士が受け付けている。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0209/OSK200802090110.html
[[■こども・学校07]] より続く #contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *0428 給食費滞納10万人…事前申込書・給料差し押さえも [朝日] 2008年04月28日03時01分  千葉や長崎の公立高校で入学金の未納が問題になったが、公立の小中学校では給食費の滞納に頭を悩ませている。払おうとしない保護者が少しずつ増えているからだ。申込書の提出を求めたり、法的手段に訴えたりと「断固たる態度」で臨む教育委員会が相次いでいる。 ■未提出なら「弁当持参を」  江戸川を挟んで東京都に隣接する千葉県市川市。市教委は今年度、市立小中、特別支援学校の計56校で、保護者に「学校給食申込書」の提出を求める仕組みを導入した。  未収額は06年度、必要額の0.22%にあたる250万円。千葉県全体だと0.7%(県教委の05年度調査)なので決して多くはないが、年々増え続けている。それに歯止めをかけるのが目的だ。  ある小学校の場合、市教委からの手紙と、1年間の給食を署名押印して申し込む書式を2月に配った。手紙には「未払い額が大きくなると正常な運営に支障をきたすことにもなりかねません」、提出しなかったり払わなかったりした時は「弁当の持参をお願いする」とも書かれていた。  校長は「食の安全を守るという意味もあります」と話す。市川市の給食は、カレールーもギョーザも手作りなのが自慢だ。だが、学校単位で集金して校内で作る方式のため、未収分が食材の質に直結しやすい。  この学校では申込書は順調に集まったが、市教委には市民から反発の声があった。「子どもに罪はないのだから、不足分を補填(ほてん)できないのか」「きちんと払ってきたのに、『申し込み』させるとは失礼だ」……。「申込書は出さないが給食費は支払う」という保護者もいた。  市PTA連絡協議会の佐藤博彰会長は「ついにここまで来たか、というのが正直な気持ち。ただ、レストランでお金を払わなければ犯罪になるのだから、仕方がないと受け止めています」と話す。  市教委には、全国30以上の自治体から問い合わせが来ている。 ■全国10万人、22億円余  滞納は全国に広がる。文部科学省が07年1月に発表した全国調査では、給食がある小中学校の4割を超える1万3907校で滞納があった。児童生徒の約1%にあたる10万人近くで、総額22億円余にのぼる。  各地の市町村教委が最近打ち出した対策は、(1)あらかじめ警告し(2)滞納が続いたら法的措置に踏み切る――の2段階に分類できる。  宇都宮市は07年度から保護者に支払いの「確約書」を求めており、保証人を書く欄もある。実際に請求した例はないが、1月現在の滞納は約244万円と前年に比べ6割減った。  水戸市も今年から申込書の提出を求めている。払わない状態が続いた場合、「給食の提供を中止することについて異議ありません」との文言も入れた。  栃木県足利市も1月にまとめた対策に、事前申込制を盛り込んだ。いわば前払いで、応じなければ提供をやめられる。担当者は「督促し、誓約書を書いてもらい、裁判でも払ってもらえない場合の方法として考えた」と説明する。  広島県呉市は06年度、「払えるのに払わない」世帯に対しては簡易裁判所に支払い督促を申し立てることにした。06、07年度に各5~6件。それでも支払う意思が見られない場合、保護者の勤務先から給料の一部を差し押さえるケースも出ている。  各校は督促の家庭訪問を繰り返し、校長のポケットマネーなど学校で立て替えてきた。しかし、「どうにもならない」という校長からの声に押される形で、法的措置に踏み切ったという。  06年度までの3年間で計約440万円の滞納があった島根県出雲市。市教委の調査では13.9%の世帯が「親の規範意識が欠け、支払う意思がない」で、中には高額な車を持っていた家庭もあった。督促申し立てなどを視野に入れた対策を打ち出すと、07年度は約330万円まで減った。(小沢香、水沢健一、星賀亨弘) URL:http://www.asahi.com/life/update/0428/TKY200804270160.html *0405 幼児に広がるお笑いネタ 子の視線意識?芸も変容 [朝日] 2008年04月05日13時04分  「ラララライ」に「グー」に「3の倍数のときにアホになる」――。以上は、最近の人気お笑い芸人の持ちネタだ。そういうネタを子どもがまねるのは、いつの時代も同じ。ただ最近、まねを始める年齢がさらに下がってきた、ように思われるのだ。意識をしてか、しないでか、芸人たちの芸が子ども好みに変容している、という話も聞かれる。 テレビに映る小島よしおと、そのまねをする子どもたち=千葉県内で  千葉県の大橋悠貴君(6)は最近、「世界のナベアツ」のまねをする。「1、2……」と数を数えて、3の倍数の時だけ「アホな顔」をする芸だ。近所の中島淳汰君(6)も「小島よしおが面白くて」、母の久美さん(32)に向かって小島お得意のセリフ「そんなの関係ねえ」を使うことがある。さらに東京都の斉藤瑞樹君(2)は、母の智江さん(31)によると「(エド・はるみの)『グー』の格好をまね始めた」。  白梅学園大の無藤隆教授(発達心理学)に聞くと、昔も幼い子はピンク・レディーの振り付けやドリフターズのギャグなどをまねたものだった。「ただ、今は2歳くらいの子にまで、あっという間に広まる」という。子どもが「脈絡のない、おどけた身ぶりや言葉」に触れる機会が増えたのだ。理由は(1)最近の大人は笑いに寛容で、学校などでまねをしても先生が怒らない(2)子どもが夜遅くまで眠らず、テレビでお笑いを見てしまう、からだ。  「少し前のギャグだと、例えばレイザーラモンHGの『フォー』。その種の表現は幼児には最も簡単。『うんち』などと言って喜ぶのと同じこと」と無藤さん。  「KANSAIこども研究所」の原坂一郎所長によると、子どもは芸人の(1)響きの良い新鮮な言葉(2)動き(3)リズムに引かれる。そして原坂さんは「ここ10年でアクションつきのギャグが増えた」と感じる。アクションなら衣装も重要。パンツ一丁で筋肉美を見せる小島やタンクトップの藤崎マーケットなど、露出の多い格好は「子どもには身近で魅力的」らしい。  さらに、最近のネタは短縮傾向。子どもには一層わかりやすい。例えばフジテレビ系「爆笑レッドカーペット」は芸人たちのネタを1分間で次々見せる趣向の番組だ。総合演出の藪木健太郎さんは「1分なら出演できるという芸人が多いんです。また、視聴者が仮に自分に合わないと思っても、1分なら見続けてくれる」。  子どもにウケる狙いではないが、結果的に子どもの飽きっぽさに合うのだろう。  幼児の視線を意識した番組もある。テレビ朝日系のバラエティー「くりぃむナントカ」は3月の放送でこんな企画をやった。芸人が1組ずつネタを披露し、幼稚園児20人のうち何人が関心を示すか調べる。すると、コントネタ中心の次長課長などは不人気。一方で「ラララライ」と唱和して体操する藤崎マーケットらに、子どもたちはかぶりついた。  この企画、「くりぃむ~」の放映時刻を深夜から繰り上げることになり、より若くなる視聴者の好みを探ったものだ。だが、動員したのが小学生でもなく幼稚園児とは。プロデューサーの鈴木忠親さんによると「小学生ぐらいだと、途中で企画の意図を理解して行動してしまう」と考えたから。今後、さらに年齢を下げ、同様の試みを放送する予定だという。 ■子供にウケる「予想外」  藤崎マーケットの2人に「子どもの視線」について聞いてみた。  ――幼い子にもラララライ体操がウケたようです。  藤原時 ファンレターと一緒に子どもがまねをしている写真が届きます。街で親子連れがいると、先に僕らに気づくのは子どもたちですね。  田崎佑一 スーパーの催しとか営業の舞台に行くと小さい子が集まります。  ――当初から子どもにウケたかったわけではない?  2人 そうです。  藤原 昨年春から「レッドカーペット」のような1分間のテレビ番組に出られるようになって、1分ならラララライ体操でいこうと決めた。  ――動作は何を参考に?  藤原 エアロビクスの全国大会のビデオを見ました。でも速すぎて(ついていけないので)やめました。  ――大阪ではコントや漫才もやるそうですね。  田崎 ラララライは大阪ではほとんどやりません。  藤原 東京・浅草の劇場でラララライをやったけれどウケない。おじいちゃんもいて客層が違うんです。 (岩本哲生) URL:http://www.asahi.com/culture/stage/engei/TKY200804050113.html *0402 道徳教材の補助、耐震化 初の教育振興基本計画、答申案 [朝日] 2008年04月02日15時08分  改正教育基本法に基づいて政府が決定する初の教育振興基本計画に向け、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会は2日午後、答申案を審議する。道徳教材の国庫補助制度の創設や、小中学校の校舎1万棟の耐震化、留学生30万人計画などの内容は原案通りに了承される見通しになった。その一方、教職員の定数増や給与改善などは明記できておらず、まだ決着していない。文科省は中教審の答申を受け、政府内の最終調整を経て4月中にも基本計画を閣議決定したい考えだ。  答申案では、今後5年間の重点項目として(1)道徳教育の充実のため、現在は教育委員会や学校が負担している教材の国庫補助制度の早期創設(2)幼児教育推進のため、幼稚園と保育所の双方の機能を持つ「認定こども園」を2千カ所以上にする(3)福田首相が施政方針演説で表明した「留学生30万人計画」の実現に向けて留学生の大幅増加(4)大規模地震で倒壊・崩壊する危険性の高い小中学校舎約1万棟の優先的な耐震化の支援――などが盛り込まれた。  一方、「教育投資の方向」については、国内総生産(GDP)に占める教育の公的支出が経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の5%に対して3.5%にとどまっている、などと指摘。しかし、「真に必要な投資を行う」という記述で、教育予算を増やすことは明記されていない。  特に、中教審委員から要望の強い教職員の定数増や給与改善については明記されておらず、高等教育予算の拡充も「寄付金などの企業資金の拡充が可能となるよう、税制上の措置の充実を含めた環境整備」といった内容にとどまる。  これは、財務省が予算拡充を答申に記載することに「手段の目的化につながる」などと強く反発しているためだ。基本計画は08年度からの施策が対象となるため、当初は07年度内に決定する予定だったが、調整難航の影響で4月にずれ込んだ。  基本計画は教育基本法改正の目玉の一つで、特別部会が1年以上にわたって審議してきた。委員や文科省内からも「教育予算の拡充を書かない答申では意味がない」などという声が強い。(中井大助)      ◇  〈教育振興基本計画〉 06年12月に成立した改正教育基本法で策定が定められた。政府が決め、国会に報告しなければならない。また、地方自治体もこの計画を参考に、地域の実情に応じた計画を定めることが努力目標となっている。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY200804020157.html *0210 「先生の不正」通報窓口を設置へ 和歌山県教委 [朝日] 2008年02月10日15時34分  和歌山県教委は、教職員らによる不正などの通報を受け付ける外部専用窓口を新設する方針を固めた。弁護士などを起用し、08年度にスタートする予定。教職員による内部告発だけでなく、県民からの通報も受ける。いじめや体罰などの情報提供も対象とし、早期発見や迅速な対応に生かしたいという。都道府県教委が単独で外部に設ける通報窓口で、県民からの通報にも対応するのは全国で初めて。  和歌山県教委には現在、特定の通報窓口はなく、各課で対応している。しかし、教職員の不正に関する情報を集約し、教育特有の問題に適切に対応するには独自窓口が必要と判断。窓口担当者を県教委外部の人にすることで通報者の保護や公平性を保つという。  和歌山県では、県発注工事をめぐる官製談合・汚職事件を受けて07年7月、職員の内部告発や県民からの通報を受け付ける「監察査察監」が設置され、大阪地検の元副検事が就任した。この対象は知事部局と労働委員会事務局の職員だが、08年2月4日までに寄せられた69件のうち、県教委関連の通報が8件あったという。いずれも県教委に回され、教諭の訓告処分につながったケースもあった。  県教委幹部は「県教委単独の窓口を県民にも開くことで、学校でのいじめなどがいち早くキャッチできれば、素早い対応が可能になる」とみる。  徳島、三重両県教委はいずれも弁護士が受け付ける内部通報の窓口を設けている。長野や愛知、福岡など各県では、県教委と知事部局に関する通報を同じ弁護士が受け付けている。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0209/OSK200802090110.html

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