「●アメリカ合州国」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

●アメリカ合州国 - (2006/11/10 (金) 12:06:12) のソース

#contents

*1109 ラムズフェルド国防長官を更迭、後任にゲーツ氏 [読売]
 【ワシントン=五十嵐文】ブッシュ米大統領は8日午後(日本時間9日未明)、ホワイトハウスで記者会見し、ラムズフェルド国防長官(74)の辞任を発表し、後任にロバート・ゲーツ元中央情報局(CIA)長官(63)を指名することを明らかにした。

 イラク問題が最大の争点となった7日の中間選挙で、与党・共和党が敗北したことを踏まえ、2003年3月以降、イラク戦争を指揮してきたラムズフェルド長官の事実上の更迭に踏み切った。

 ラムズフェルド長官の辞任によって今後、政権のイラク政策の路線変更の動きが加速することになる。ブッシュ政権の2001年の発足以降、チェイニー副大統領と並ぶ重鎮として政権を支えてきたラムズフェルド長官の辞任は、残り任期2年の政権運営にも影響を与える可能性がある。

 ゲーツ氏は、イラク政策に関する勧告を準備している、ベーカー元国務長官を中心とする超党派の「イラク研究グループ」のメンバー。ゲーツ氏の起用により、ブッシュ政権が同グループの研究を重視し、イラク政策を見直すことになった。

 記者会見で大統領は、中間選挙での共和党敗北について、「責任の多くは私にある。多くの国民が、(イラクで)進展がないことへの不満を表した」と指摘。「イラクは必ずしも円滑に、また迅速にいっているとは言えない」とも述べ、イラクでの「失政」を認めた。

 その上で、今後のイラク政策に関し、「時には新鮮な視点を持つことが必要だ」「目的達成のために調整を続けていく」とも語り、長官交代を契機に事態打開を図る考えを強調した。

 また、来週前半にも「イラク研究グループ」のメンバーから見解を聞くことも明らかにした。

 イラクでは米兵死者数が2800人を超えるなど情勢が泥沼化している。中間選挙では、「路線変更」を訴えた民主党が下院で12年ぶりに過半数を獲得するなど大勝、次期下院議長に就任するペロシ院内総務らが、ラムズフェルド長官に対する辞任要求を強めていた。

 ラムズフェルド国防長官は、イラク戦争のほかアフガニスタンなどでのテロ掃討作戦を指揮したほか、世界規模の米軍再編を推進、在日米軍再編協議にも深く関与した。

 ゲーツ氏は大統領の父親、ブッシュ元大統領の政権で、CIA長官を務め、現在はテキサス州で大学の学長を務めている。ゲーツ氏は上院の承認を得て正式に就任する。

(2006年11月9日13時51分  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061109it01.htm

*0909 アジア各国で米国の印象悪化…読売新聞など世論調査 [読売]
 アジア各国で米国の印象が悪化していることが、読売新聞社と韓国日報社、ギャラップ・グループによる「アジア7か国世論調査」で明らかになった。

 2001年の9・11米同時テロ以降の米国の対テロ戦争により、イスラム教徒の多い国を中心に米国への反発が強まっているためと見られる。

 米国に「良い印象」を持っているか、「悪い印象」を持っているか、を聞いたところ、各国で「良い」が「悪い」を上回った。しかし、同じ質問をした95年の調査に比べ、ほぼ各国で「良い」が減少し、「悪い」が増加した。

 特に、マレーシアでは、「良い」が30ポイント減の計57%、「悪い」は30ポイント増の計41%と、大きく悪化した。もともと「良い」がそれほど高くないインドネシアでは、「良い」は横ばいの計58%だったが、「悪い」は16ポイント増えて計40%となった。

 対米感情が悪い韓国では、「良い」が10ポイント減の計51%、「悪い」は14ポイント増の計48%と拮抗(きっこう)した。日本も、「良い」が計70%(5ポイント減)、「悪い」は計25%(7ポイント増)だった。

 95年にこの質問をしなかったインドは、「良い」計83%、「悪い」計15%。

 「自国にとって軍事的な脅威になると思う国や地域」(複数回答)では、「米国」を挙げた人がインドネシア(68%)、マレーシア(50%)、ベトナム(34%)、タイ(23%)の東南アジア4か国で最多となった。

(2006年9月9日19時35分  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060909it11.htm

*[[●アメリカ合州国06Ⅰ]] より続く
目安箱バナー