「狛井と!」

「斉藤の」



「「天国ラジオー!(。) 第1回!(。)」」


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



「捨て猫はちゃんと責任持てない奴は拾うなよな。狛井武彦だ」

「斉藤です。捨て猫の飼い主探して一日走り回ったバカが知り合いに居ます。木刀片手に猫片手で説得したら多分強迫だと思うんですが。シュールな」

「ほっとけ! …という事で今日のゲストだ。はい!出て来い!」

「扱いが酷い…私、ゲストだよな?ちゃんとテレビ見て勉強して、土産物とか買ってきちゃったぞ…。はい、ようかん」


「大丈夫です、毎回こんな感じだろうなって予想済みです。お土産は在り難く頂戴しまして…本日のゲストは辰巳狛江さんです」

(パチパチパチ…)

「オス、辰巳狛江だ。オーヴァード流空手師範代だ。こいつを聞いてるみんなもオーヴァード空手に挑戦してみないか!電話番号は」

「あーやめろ!それは最後のコーナーに時間取ってあっから!」

「むう。ならしかたない…。 で、今回は。」

「ええ、今回は、」

「何をすればいいんだ?私は」

「……企画、聞いてきてないんですか?」

「いきなり呼び出された」

「…失礼しました。 此方の資料をどうぞ。

「な、長いぞこれ…今から読むのか!?」

「はーい、がんばれー。差し入れの羊羹うめー」

「あッバカッ、小笹の羊羹をポッキーみたいに喰ッ… …吐き出せ!プラズマカノン!」

「長い…」

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「というわけで」

「長い文章なんてもう二度と読みたくない…」

「偉いぞー、よく頑張ったなー。 で、本題に入るぜ? 第四話、《Greeting Dream from…》 、だ。
 "怪しげな男装の麗人、路地裏の猫。慇懃無礼な男、全裸の女。彼らは突然俺達UGNの前に現れ、皆口を揃えて言った。「人形を渡せ」。"」

「上の説明だけ聞くと凄い混沌としたシナリオなんだが…」

「大丈夫です、凄くまともなシナリオでした。」

「本当か?」

「ああ、本当だぜ。 プランナーとの関係性を匂わせる、"魔術師"メリー。今後物語の中核に絡んでくる、重要な部分を担うNPCの初登場回だしな」

「俺と狛井の初登場回でもありましたね。 最初にこのシナリオに参加できたことで、今後の物語の運びもしやすかったですよ。」

「なるほどな…。 私はあまり気にしないんだが。 ほら、山篭りしてても敵から煽りに来てくれるし!」

「プランナーがわざわざ煽りに来るとかどんな公式リプレイだよ。ねーよ。ねーよ。どうせ俺達凡人だよ」

「け、経験点300点超えの癖に卑屈だ…」

「…ウチ、それぐらいは普通ですので。俺と狛井は下から数えたほうが」

「フン!」

「すねた…」

「狛井はなんだかんだでコンプレックスが酷いので…。 取り合えず、第四話で気になった所をあげていきましょうか。どうでしょう、辰巳さんは?」

「私はー…そうだ、ここ!」


どちらにしろ、メリーが怪しすぎるので人形を渡せないことを伝える一行。それに対し、平行線のままでは決着がつかず。だから別の方法で、と戦いを挑むメリーたち。


戦いはUGN側に軍配が上がる。が、メリーたちも本気でUGN側を殺すつもりというわけではなかった。

「戦い! どんなんだったんだ!? 空手か!」

「…あー、武器を使わないという意味では。堅牢なガードキャラを盾に射撃キャラ、妨害支援キャラ、近接キャラとバランスの良いパーティとの対戦は、これが最初で最後かもしれませんね」

「な、なんかゲームみたいだな。ドラ●エみたいな」

「ダブルクロスだとこういうのは少ないですからね。…ただ、家には防御を破る専門家がいまして。」

「――むくっ」

「起きたぞ」

「ははははは! 狛井一刀流に破れぬ砦無ーし!」

「近接攻撃はやっぱり《バリアクラッカー》がないとだ、駄目…い、いやそんなことはない! オーヴァード空手なら…」

「…何に悩んでるんですか? 取り合えず、あの手の複数戦闘は面白いですね。GMの管理が大変そうなだけで。シーン攻撃手段持っててよかったと思います。GMさんはお疲れ様でした。ソラリスはやっぱり敵に回ると強い…。」


「!! そうだ、威力をあげればガード値なんて関係ないんじゃないか!?」

「馬鹿!ジャーム化する気か!出来るわけねーだろPCデータで!」

「出来る! 気合だ! 大体だな、武器なんかに頼る軟弱者が偉そうに…」


「カチン。…おもしれー…」

「…やるか?」

「…決着つけようじゃねえの――!」


「…では、激しい戦闘が始まってしまいましたので、今回の放送はこの辺りで終了させて頂きます。次回のゲストは…「オレンジ&レモン」さん、お二人です。」

「ということ、でッ!《バリアクラッカー》《アタックプログラム》《雷光撃》《コンセントレート》ッ! 今後も、墓下から、墓石ガタガタ揺らして適当言ってくッぜッ!」

「次回から本当に書いてくださる方は、別に俺達をパーソナリティにして頂かなくても結構ですので。 では、また来週。」




「あッ、私の宣伝! オーヴァード流空手は健全な肉体と精神を鍛え上げる健全全うなスポーツだ!ジャーム化だって気合で防げる!ええと…精神がうんたら、あああ紙がないッああそうだ電話番号は080の9」ブツッ。

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最終更新:2011年04月20日 10:55