ハンドアウト
平和な世界、平和な街。しかし、裏切りの世界の中では、指先一つで破壊される危うい平和。
しかし、それを知る者は一握り。
4つの地で同時に起こる襲撃。時に静なり、時に動なり。時に闇より、時に光より。
その者たちはみな口をそろえる。
「人形を渡せ。何も知らぬ愚か者が」
何を知り、何を知らぬか。それを知る時。
ダブルクロス 《Greeting Dream from…》
夢か、現実か。
PC1 “魔術師”メリー 傾倒/恥辱
「はろー。そしてぐっどばい。通行料は払ってね」突然の出来事。あたりは一変して童話の世界に入ったかのようだ。そこには、一人の奇妙な女性が立っていた。
PC2 ブラウン 有為/恐怖
「話があります。取引をしたいのです。何、悪い話じゃありませんよ」訪ねてきた男はそう語る。何か気に障る慇懃無礼な態度。話を聞くか、どうするか。
PC3 レモン 幸福感/隔意
街中にいるとは思えない、謎の狐。そいつが急に人間に変わったらだれだって驚くだろう。その狐は叫ぶ。「人 形 返せーッ!」なんやねん。
PC4 オレンジ 慕情/不信感
何かに尾けられてる気がする。それすら気づけないかもしれない。けど、何かしらのメッセージが伝わってきてるのだ。「……にー」
登場NPC
NPC
"魔術師"メリー
ブラウン
レモン
オレンジ
その他K市の支部員さん
シナリオ内容
前回の事件後、傷が癒える間に仲間からハブられた零(戦略的な意味で)。彼が街をふらついていると、不思議な世界に入り込んでいた。そこにいたのは、一人の女性。
時を同じく、3つの地。狛井家には黒コートの男。任務帰りの斎藤、新条の二人には狐の女。鷹崎を見張る一匹の猫。
奇怪な面々の多くはレネゲイドビーイングであり、それぞれは「ある人形」を狙っていた。バレバレだが、
蓬莱人形である。
四人の語り口、持ちかけ方は異なるが、その意志は強く、強引な手段を用いてきた。
メリーは、纏まりのない話をひたすら口にするのみ。かと思ったら、真実を話しているような素振りを見せ。
ブラウンは、丁寧さの中に、侮蔑の感情をこめつつ。
レモンは、単純に人形を奪い取ろうと。
オレンジは、関係者を睨みつつ。(空振りでしたが)
メリーは語る。
「そもそもレネゲイドの力は新しい力ではなく、元々備わっていた力。それを知ったことで騒いでいるだけ。それを知る者は誰もいない。私の言ってることの裏を取ることもできない状態だってのに。
それに近づいている人間が一人いるけど。…とにかく、その力を最初に戻す力が備わっているのよ、その人形に」
語られる人形の真実。
破壊と創造の力。どちらに傾くか分からぬ力。創造主は、メリーと、これを託した都築京香。
コードウェル博士から送られた、また別の真実。
人形が成長するのは、人形が選び取ること。そして、その選び取るためには人形が選んだ「適格者」が存在すること。
メリーは問う。
「蓬莱人形はいずれ恐ろしい事態を引き起こす。故に私たちの手に置くことが一番安全なのだ。もともと私の物だし、返してもらうわよ?」と。
どちらにしろ、メリーが怪しすぎるので人形を渡せないことを伝える一行。それに対し、平行線のままでは決着がつかず。だから別の方法で、と戦いを挑むメリーたち。
戦いはUGN側に軍配が上がる。が、メリーたちも本気でUGN側を殺すつもりというわけではなかった。
最後に彼女は、「ワレモコウの花」を探せ、と。
そして、また逢いに来ることを約束し、去って行った。
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ちなみに |
ガチで一人だけ帰った。と思ったら帰ってないし。何なんだアンタ。
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第四話の感想があればこちらへどうぞ。
最終更新:2010年12月28日 21:57