AND ENDLESS spring edition2009
【キャスト】
「The Tempest」
シェイクスピア:
村田雅和
ア ン:中村真知子
フレース:須間一彌
スロウスキ:杉山健一
ネクサス:塚本拓弥
マーキュリー:
岩崎大輔
ファルトリコ:
八巻正明
「十三夜」
ヴァイオラ:
田中良子
ミランダ:福田真夕
オーシーノ:児島功一
オリヴィア:塚本千代
トービー:須間一彌
セイラ:中村真知子
【あらすじ】
「The Tempest」
月夜に書物庫を訪れたシェイクスピアは、本の間に挟まれた一通の封筒を見つける。
手紙の続きを知るために毎夜書物庫に通う彼は、脚本の最後の台詞を盗みにきたというシーリーズの手引きによって、新作「The Tempest」の世界を語り始める。
ウィリアム・シェイクスピア最後の作品といわれる「The Tempest」。
彼の描きたかったのは悲劇なのか、喜劇なのか――。
こうしよう、その芝居劇の名は「ロマンス」。
「十三夜」
月夜に少女が歌うのは水夫の歌。
彼女はいつしか「十二夜」の台詞を口にしていた。
これは、「十二夜」を演じる人々とそれを見守る男のもう一つの夜の物語。
舞台はのどかな田舎町。
姉弟が切り盛りする喫茶店「シザーリオ」に男装の女性が訪れる。
13年ぶりにこの町を訪れたという彼女は、木片の入った緑の封筒を机に置き去りにしていく。
時を同じくして、町を騒がせている泥棒が捕らえられる。
彼らが盗んだのは、なんの変哲もない木、だった。
平和な町にさし始める影の中、人々はまだのどかに暮らしている。
緑の封筒に入った木片と木には何の意味があるのだろうか。
始まりは、どん底の中の喜劇。
これは誰よりもシェイクスピアの台詞に重さを見いだしていた人々の物語。
最終更新:2010年04月21日 02:51