6スレ835 アイシテル
835 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/03/14(土) 13:21:13 ID:SSgNPaV30
自分も触発されて、ちょっと頑張ってみました。いつものとおり長いので、途中でプッツンすると思います。
では
~ 605の続きです。
「動くぞ?」
耳元で囁くように言われ、返事の代わりにシェリルがギュッと抱きつくとアルトが笑った。
そして、シェリルを抱き上げるとベッドの上に優しく降ろす。
覆いかぶさってきたアルトの額とシェリルの額が重なり、アルトの長い髪がさらりと音を立てて流れた。
シェリルの手がアルトの頬を包み込み、キスをしようと近づくとアルトが逃げる。
逃げたアルトにもうっ!とシェリルが苦笑すると、頬に触れていた左手が絡め取られアルトの手中に捉えられる。
そして、その薬指の根元に優しいキスが落ちた。
触れる吐息がくすぐったい。
体中を巡る甘酸っぱい気持ちに嬉しそうにはにかみながら、シェリルは少しだけ身体を起こすと、そっとアルトの肩口に頬を寄せた。
肌と肌を触れ合わせ、お互いの体温を伝え合う。
良い肌の匂いが鼻腔をくすぐった。
「アルト?」
「なんだよ」
小さく名前を呼びながら、右頬を大切そうに包むと直ぐに声が返ってきた。
それには応えず、シェリルはそのままそっとアルトの唇にキスをする。
顎先を啄ばみ、喉元を擽り、鎖骨のあたりに優しく唇を落とす。
柔らかなその感触にアルトが少し笑った。
「アルト?」
「だから、なんだ?」
「・・・・別に。ただ、呼んでみたかったの」
「なんだそりゃ。」
真っ直ぐアルトを見上げる空色の瞳に笑みながら、アルトは自身の身体を使ってシェリルをベッドへと沈める。
キレイなシェリルの腕が、アルトの背中にゆるく回された。
閉じ込めたつもりが、閉じ込められてしまったことに、アルトが苦笑する。
この拘束を解くのにさほど力は要らないのだけれど、それ以上に放してほしくないと思ってしまう自身の感情が厄介だ。
そんなアルトの思考を見透かしたように、シェリルは妖艶に微笑むとその赤い唇からチロリと舌を覗かせる。
そして、アルトの首筋に沿ってゆっくりと舐め上げていく。
温かく、濡れた感触がアルトの背筋を震わせた。
「・・・・・っ」
思わず声が上がりそうになるのを必死に飲み込むアルトにシェリルが微笑む。
でも、それは先ほどまでの可愛らしいと評されるようなものでなく、誘う女の笑みだ。
アルトがまんざらでもないような反応を返したことに気を良くしたシェリルはそのままゆっくりと身体を動かし、アルトの胸の辺りに顔がくるくらいの位置までベットの上を滑って行く。
そして、ゆっくりと人差し指を肌へと沿わせ、アルトの胸の突起を軽くこねた。
アルトの身体がビクンッと跳ねると、今度は舌先で同じようにする。
抱きしめていた両手が逃がさぬようにと横腹にかけられた。
ペロリッと舐められたかと思うと、ツッ――舌先が滑り、アルトの身体をゆっくり、ゆっくり丁寧に擽っていく。
そのもどかしい感覚に先ほどの情景がフラッシュバックし、アルトの全身が痺れた。
「シェリルッ!!」
「っ、きゃぁ!」
短く名前を呼ぶと同時にその細い手首を捕まえ、最初の位置まで引き上げると驚きに丸くなった空色の瞳と視線が絡む。
それを見つめることもせぬまま、アルトはシェリルを乱暴に貪った。
飲み込みきれぬ唾液が零れても、シェリルの瞳からその苦しさに涙が滲んでも、アルトはシェリルの口内を蹂躙する。
突き上げてくる衝動の止め方なんて、肌を幾度か重ねた今でも分からなかった。
シェリルの身体から力が抜け落ち、自身の胸に触れる手が沿わされるだけになるまで舌を絡めた後で、ようやく解放してやる。
頬を上気させ、身体を弛緩させたまま、必死で息を整える無防備なシェリルにアルトは自らも息を整えながら嬉しそうに笑う。
惜しげもなくアルトの前にさらけ出されたその柔らかく白い肌は、肢体に宿りだした熱を表すかのようにほんのりと色づき始めていた。
潰してしまわぬように気をつけながら、今度はアルトがシェリルを舐め上げる。
シェリルが先ほどしてみせたように強弱をつけてやると、面白いように身体が反応を返してくる。
なおも嬲ろうとすると、それを防ぐように腕が伸びてきた。
けれど、その腕にいつもの力強さはない。
どうにか持ち上げているだけのそれをアルトは簡単に絡めとり、一つにまとめてシェリルの頭上で固定すると、自らベッドに転がった。
捕らえた腕はそのままの状態で舌を再び肌へ這わせる。
執拗に何度も何度も舐めあげながら、空いた手で優しく愛撫を重ねた。
時に優しく、時に強く。
それでも、決定的な刺激は与えてやらない。
もどかしい波の満ち干に、シェリルの目尻に涙が浮かぶ。
その情景がアルトの心を満たしていく。
「・・・・シたい?」
甘い声で囁いた。
降りたのは一瞬の沈黙。
言葉を理解したシェリルの頬が赤く染まる様子は何度見ても可愛いと思う。
誘ったのは自分だということはすっかり忘れてしまっているのだろう。
うろたえる瞳がコチラを見つめ返すまでアルトは手を休める。
急に与えられなくなったその波に、シェリルの瞳が不安そうに揺れた後、アルトをじっと見つめる。
自分から見つめたというのに、返答を待つまっすぐな視線にシェリルの瞳が再びあらぬ方向を彷徨いだした。
けれど、それも数秒ともちはしない。
「シ、たい。・・・・アルト、が、・・ほし・・ぃ」
徐々に小さくなるカタコトのお願い。
それでも、それが精一杯のシェリルの言葉。
アルトはそれに応えるように、今度は優しく唇を重ねた。
触れて、離れて、また触れて。
唇を割って、絡めて、吸って。
呼吸を混ぜる度に、まあるいリップ音がした。
捕らえていた手を放すと、ゆっくりとアルトの背中に腕が回される。
求められると実感できるその感覚はアルトの心を一層嬉しくさせた。
その求めに、応えるように下肢に触れると直ぐにトロトロの密が指を濡らす。
2,3度そのクレバスをなぞり、十分に濡れていることを確認すると、アルトはそっと指を差し入れた。
熱いナカの感触を確かめるように中をかき回すと、シェリルの蜜が一層濃さを増す。
見知らぬ感触にそっといくらかを手に落とし、見てみるとそれは白く濁っていた。
それが何なのか直ぐに理解したアルトは一度ティッシュへと手を伸ばし、いくらかまとめて抜き取ると手を拭った。
チラリとシェリルを見ると、よほど恥ずかしかったのかギュッと目を瞑って、横を向いてしまっている。
その様子に小さく笑うと、アルトは優しくその頭を撫でてやった。
「シェリル?」
呼んでも返事は返ってこない。
そのくらいの予測は出来ていたから、アルトはそのまま指をシェリルの中へと侵入させる。
そして、内壁を傷つけないように気をつけながら、中に残っていた残滓を掻き出す。
トロトロと溢れ出して来る様子に、今更ながらこの行為の意味を自覚し、アルトの顔が熱くなった。
ドクドクと大きく打つ心音にさらに心を乱されながら、アルトは必死で表情を繕う。
ともすればすっかり飲み込まれてしまいそうになる思考を繋ぎとめながら、アルトは懸命に無心を自分に言い聞かせた。
っと、アルトの耳にシュッという音が届き、同時にシーツに走った新たな波がアルトに触れる。
その感触に、ふっとアルトが我に返った。
アルトの視線がその筋跡を追うと、ぎゅっと握り締められた手がその視界に映る。
シェリルの唇は、声を漏らさぬようにときつく結ばれていた。
どうやら、今のシェリルにはこのくらいの刺激でさえ、強すぎるようだ。
「・・・続き、後でしてやるよ」
ただの後処理に感じてしまっていることをアルトに知られたくなかったのだろうシェリルの必死の表情に、一際大きくアルトの胸がなった。
聞こえるか、聞こえないかのギリギリの声量で慌しくそう告げると、アルトは指を抜き、代わりに自身を入り口へと宛がう。
まだ、十分に解してははなかったけれど、昨日の余韻が残っているだろうから、きっとシェリルを傷つけることはない。
これから行為に溺れ、再びシェリルの下肢を汚すのだから、先ほどの行為に意味があったのだろうかという冷静な声が、一瞬緩慢に
なった脳裏を過ぎった。
それを苦笑することで頭の隅に押しやると、アルトはシェリルの両足を抱え込みゆっくりと中へ入り込んでいく。
「んっ・・・・・」
シェリルの口から悩ましげな声が上がった。
切っ先の一部が中へと入り込むと、すぐにそれを歓迎するかのように、押し出そうとするかのように、熱く蕩けた内壁が絡みつく。
思わず漏れそうになる声を飲み込みながら、アルトは奥へ、奥へと入っていく。
絡む感触が心地よくて、一つになっているのだと強制的に理解させられるその時がアルトは好きだった。
全てを収めきると、優しくシェリルの髪を梳く。
シーツの上に散らばるストロベリーブロンドの中で閉じていた瞳が開き、アルトを認めると安心したように微笑んだ。
僅かにかかっていたそれらを払い落としてやると、シェリルがアルトの手を掴み愛おしそうに頬を寄せる。
そして、数分前のアルトと同じようにその薬指の根元にキスをしてくれた。
「・・・・まねしやがって」
わざと悔しそうな口調でそう言ってやると、シェリルが楽しそうにクスクスと笑う。
それにつられてアルトが笑い、お返しにそのつるりとした額に唇を寄せる。
「アルト。」
「ん?・・・また、『呼んでみたかったの。』か?」
「もぅ!!違うわよ。「アイシテル」って言いたかったの!!」
「!!」
まるで歌のワンフレーズのような軽さで囁かれたそれは、紛れもなくシェリルからの告白だ。
いつもと違うその様子にまるくなったアルトの目にシェリルがしてやったりと笑った。
それが、アルトには少し面白くない。
両頬を軽くつまみ、引っ張ってやるとシェリルの目が少しだけ怒った。
「じゃ、もう一度言えよ。"J'aime l'alto chaleureusement." 」
「なっ/////////」
アルトの言葉にシェリルが詰まった。
思うように言葉が出てこないのか、口をパクパクとさせるシェリルにアルトがニヤリと笑う。
そして、シェリルの耳元に唇を寄せ、再び甘く囁く。
「"le repeter?"」
そして、そのまま首筋へと舌を沿わせた。
ピクリッとシェリルの身体が震え同時に少し固くなると、アルトを包み込んでいた内壁もその狭さを増す。
再び、顔を上げ覗き込んだシェリルの表情にアルトはあっさりと白旗を上げると、ゆっくりと腰を動かし始める。
戸惑ったのはシェリルの方だ。
けれど、その声を上げる前にアルトに掻き回され始め、シェリルから言葉を奪っていく。
「あっ・・・あ、・・あ、はぁ・・・・ッ・・・」
引き抜かれ、押し戻される度に下肢が震え、何かを握り締めていないと、この波に全てを持っていかれてしまいそうな感覚に陥る。
ほとんど無意識にシーツを握り締めながら、シェリルは必死に抗った。
グチュグチュという卑猥な水音と、嬌声、荒い息遣いが部屋を支配していく。
自身に埋め込まれる度に、なんとも言い表せないような感情が体中に広がっていく。
微かに開いた瞳に映った、アルトの表情がなおさらシェリルを嬉しくさせた。
「やぅっ・・・ん・・・・・ぁっ・・」
気を抜いた途端に零れてくた声にシェリルの熱が高まる。
何度経験しても、自分の喘ぎ声は自分の羞恥を煽るものでしかないのだ。
それなのにアルトはそれを聞くと嬉しそうに笑うから、思わずそちらに気を取られ、気がついたらまた同じことを繰り返してしまっている。
いっそ封じてしまおうと、伸ばした手は力が抜けてさほど意味を成さず、直ぐにアルトに外される。
そして、一層その突き上げが深さを増していく。
「あるっ・・・・んぁ・・・・・・・」
アルトの好きなように掻き回され、擦られ、甘い疼きばかりを与えられる。
名前を呼ぶことさえ叶わず、代わりに音に解かれた意味のない言葉だけが、零れ落ちていった。
すでに思考は蕩けてしまっているというのに、身体はもっと、もっとと身体を翻弄する波に追い縋る。
「もっ・・・・・む、リっ・・・・・」
そう言うと同時に、一際大きく腰が引かれた。
勢いよく引き抜かれ縋るものを失った喪失感に、シェリルの内が震え、それが全身に広がる。
けれどそれを覆うように、最奥を突かれた甘い痛みが広がっていく。
その波に、耐えうるだけの余裕はもうシェリルにはなかった。
甘い嬌声が部屋へと零れ落ち、アルトの耳を甘く侵す。
同時に、締め付けの強さが増し熱の解放を促した。
弾けた欲望がゆっくりとシェリルのナカへ注がれていく。
全てを吐き出し終えるとアルトはシェリルの横へと倒れこんだ。
その衝撃に、スプリングが軋む。
うっすらとシェリルは瞳を開けると、荒い息を吐くアルトにそっと微笑んだ。
「"J'aime l'alto chaleureusement." ね。でも、"a jamais"が抜けてるわ。」
甘い、甘い告白は、アルトの耳に届かない。
それでもシェリルは嬉しそうに微笑んだ。
「"J'aime chaleureusement a jamais l'alto"」
小さくそう呟くと、シェリルはそっと手を重ねた。
終わりです。楽しんでいただけましたら、幸いです><
ありがとうございました。
最終更新:2014年06月15日 10:11