ゼロの保管庫 別館

24-266

最終更新:

familiar

- view
だれでも歓迎! 編集

「……」


「……」


「……」


「……」


「……」


「…………はっ、違う違う違う、そうじゃなくって、喜んでる場合じゃなくってですねぇ。  そもそもその衣装はどうしたんですかっ!  それになんで風呂場なんですかっ。  姫さまいったい何をするつもりなんですか」


「一つずつお答えしますわね。  先ず、衣装ですが。これは東方から来たという商人から買い付けたものです。  サイト殿に喜んでいただけるかと思ってつい…ちょっと国家予算にまで手を出してしまったんですけど…  コホン、な、何でもありません。  次にココがお風呂場である事についてなんですけど…  こういうことです。  はい、皆さん。入ってください」


「え?え?え?ちょ、ちょっと…  ミンナ、フク キタ ママ オフロ ニ ハイル ノ?」


「…どうしてカタコトなんですか、サイトさん」


「さ、サイト殿も入りましょう」


「え?ぅわ、ちょ…た、タバサ待ってくれ、まだ心の準備が…」


「うるさい」


「ぅわっぷ…な、なんだこれ…ヌルヌルして…」


「サイト、これは“ろ〜しよん風呂”っていうんだそうよ」


「テファ違うわ、ろ〜しよん じゃなくって ろ〜しょん よ」


「なんでも、東方では殿方の疲れを癒すのに使われているらしいんです。  ワカメ等の海草を煮詰めて作ったそうでして、結構手間の掛かるモノだとか…」


「ええ、ですから結構なお値段がしたのですが…  でも、サイト殿の為に思い切っちゃいました」


「……」





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー