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私が選んだのはキュルケの剣だ。デルフリンガーは予備になってもらうとしよう。 私が迷いも無く選んだためか、ルイズは見ただけで人を殺せそうな目をしている。文句は何も言わない。ただ睨み殺そうとしてくる。それを当然のごとく無視する。 「選んだのはヨシカゲよ。文句は無いわよね?ゼロのルイズ」 キュルケが宣告する。ルイズは何も答えない。 そんなこと私には関係ないがな。剣をデルフリンガーの横に置き部屋を出ようとする。 「あら、ダーリン。何処に行くの?」 キュルケが聞いてくる。 「用が済んだから行かしてもらおうと思ってね」 正直お前たちの相手は御免なんだ。しかもダーリンって何だよ。まぁいいか。 「じゃあ、一緒にどこかへ行きましょうよ」 キュルケが艶を帯びた流し目を送ってくる。 「いや、断らせてもらおう」 「えっ?」 キュルケはまさか断られるとは思っていなかった、そんな顔をしている。 ルイズはその様子を見て勝ち誇ったような顔をしていた。ガキだな。 そう思いながら部屋を出る。もしかしたら追ってくるかもしれないので早足で歩く。 厨房に行って昼飯でも食わせてもらうか。 厨房につき食事を済ませる。その後マルトーの話しに付き合ったせいで時間がそれなりに経ってしまった。人付き合いというのも大変だな。 さて何をしようかと考える。そしてふと、思い出す。そういえばキュルケの連れの少女が本を読んでいたな。 この世界の本に興味はある。文字は読めないがシエスタやマルトーなら教えてくれそうだ。 そう思い校舎を歩き回る。多分図書館があるだろうが何処にあるかは生憎わからない。 するとキュルケの連れの少女がいた。キュルケと一緒ではないようだ。丁度いい。彼女ならこの学園の生徒だから図書館の位置ぐらい知っているだろう。 何より1度だけが面識がある。そう思い近づいていく。彼女も私に気が付いたのだろう、足を止め私のほうを見る。 「少しいいか?」 少女は反応を返さないが立ち去らないところ見ると話しは聞いてくれるみたいだ。 「図書館に行きたいのが道を教えてくれないか?」 「ついて来て」 どうやら案内してくれるらしい。彼女も図書館に行く中だったのだろう。 図書館は本塔にあった。少女と一緒に中に入る。中を見ると圧倒される。本棚が驚くほど大きい。高さが30mはある。 それが壁際にずらっと並んでいるのだ。本棚にはしっかり本が詰まっている。 あたりを見回す。本当に凄いな。 少女はそんな私を無視して行こうとする。 「ありがとう」 感謝の意を込めしっかりと伝える。彼女は何の反応も返さず奥に行った。 無愛想だがそんなことを気にしても仕方がない。見学しながら薄くて文字が少なそうな本を探す。 見つけたら盗るつもりだ。借り方なんて知らないからな。 ----
私が選んだのはキュルケの剣だ。デルフリンガーは予備になってもらうとしよう。 私が迷いも無く選んだためか、ルイズは見ただけで人を殺せそうな目をしている。文句は何も言わない。ただ睨み殺そうとしてくる。それを当然のごとく無視する。 「選んだのはヨシカゲよ。文句は無いわよね?ゼロのルイズ」 キュルケが宣告する。ルイズは何も答えない。 そんなこと私には関係ないがな。剣をデルフリンガーの横に置き部屋を出ようとする。 「あら、ダーリン。何処に行くの?」 キュルケが聞いてくる。 「用が済んだから行かしてもらおうと思ってね」 正直お前たちの相手は御免なんだ。しかもダーリンって何だよ。まぁいいか。 「じゃあ、一緒にどこかへ行きましょうよ」 キュルケが艶を帯びた流し目を送ってくる。 「いや、断らせてもらおう」 「えっ?」 キュルケはまさか断られるとは思っていなかった、そんな顔をしている。 ルイズはその様子を見て勝ち誇ったような顔をしていた。ガキだな。 そう思いながら部屋を出る。もしかしたら追ってくるかもしれないので早足で歩く。 厨房に行って昼飯でも食わせてもらうか。 厨房につき食事を済ませる。その後マルトーの話しに付き合ったせいで時間がそれなりに経ってしまった。人付き合いというのも大変だな。 さて何をしようかと考える。そしてふと、思い出す。そういえばキュルケの連れの少女が本を読んでいたな。 この世界の本に興味はある。文字は読めないがシエスタやマルトーなら教えてくれそうだ。 そう思い校舎を歩き回る。多分図書館があるだろうが何処にあるかは生憎わからない。 するとキュルケの連れの少女がいた。キュルケと一緒ではないようだ。丁度いい。彼女ならこの学園の生徒だから図書館の位置ぐらい知っているだろう。 何より1度だけが面識がある。そう思い近づいていく。彼女も私に気が付いたのだろう、足を止め私のほうを見る。 「少しいいか?」 少女は反応を返さないが立ち去らないところ見ると話しは聞いてくれるみたいだ。 「図書館に行きたいのが道を教えてくれないか?」 「ついて来て」 どうやら案内してくれるらしい。彼女も図書館に行く中だったのだろう。 図書館は本塔にあった。少女と一緒に中に入る。中を見ると圧倒される。本棚が驚くほど大きい。高さが30mはある。 それが壁際にずらっと並んでいるのだ。本棚にはしっかり本が詰まっている。 あたりを見回す。本当に凄いな。 少女はそんな私を無視して行こうとする。 「ありがとう」 感謝の意を込めしっかりと伝える。彼女は何の反応も返さず奥に行った。 無愛想だがそんなことを気にしても仕方がない。見学しながら薄くて文字が少なそうな本を探す。 見つけたら盗るつもりだ。借り方なんて知らないからな。 ---- [[17へ>http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/129.html]] ----

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