ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

小ネタ-20

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匿名ユーザー

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「…最近、ゼロのルイズ、ちょっと変じゃない?」
「変なのは昔からじゃない」
「そうじゃないわよ、ほら、なんか違和感あるって言うか…」
石仮面を被って数日、ルイズは仮面を被る前と変わらないように日常を過ごしていた。
騒がしくも平穏な日々だが、ルイズを知る何名かは、その変化に気づいていた。
(((胸…大きくなってる)))
年頃の少女達は、不自然なほど膨らんでいくルイズの胸に違和感を感じ、訝しげな視線を投げかける。
一週間前は平面だったはずなのに、いつの間にか貧乳と呼べない大きさにまで成長していた。
大きすぎず、小さすぎず、しかし背の低めなルイズにしては大きい、品乳と呼ぶべき上品なおっぱいが、生徒A,B,C達の視線を釘付けにする。
キュルケもその不自然さに気づいていたが、以前ルイズに「可愛い♪」とかからかわれた手前、胸について言及するのは気が進まない。
タバサは興味ないフリをしていたが、それも限界だった。

その日の夜、ルイズの部屋に来客があった。扉を開けると、なにやら思い詰めたような表情でのタバサが、ルイズを見上げていた。
一瞬、目の前にいるのが誰だったか思い出せなかったが、キュルケが時々連れ出して遊びに行っていた人物だと思い出した。
「えっと、確か……タバサ、よね?ツェルプストーの部屋は隣よ」
タバサは首を左右に振る。
「ちがう、貴方に用がある」
「わたしに?」

突然のことだった。
タバサがルイズの胸を掴み、小さい手でこれでもかと揉み始めたのだ。
「本物………?」もみもみもみ
「あの、タバサ…さん?」もみもみもみ
「ニセモノじゃない…本物」もみもみもみ
「い、一応本物よ、一応」もみもみもみ  プシュー
プシューという気の抜ける音とともに、ルイズの胸は小さくなり、自分と同じ平坦な胸へと戻っていった。
「…限りなく本物に近い、ニセモノ。」
タバサは、どこか誇らしげに、ルイズの部屋を後にしたという。

その晩、ルイズは自分の胸を切り開き、中から風船を取りだして、捨てた。
「空気じゃ駄目ねー」



関連:仮面のルイズ>http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1053.html

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