ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「使い魔は灰かぶり-1」で検索した結果

検索 :
  • 使い魔は灰かぶり
    使い魔は灰かぶり-1 使い魔は灰かぶり-2
  • 使い魔は灰かぶり-1
    晴天の中、爆音が響き渡る。 もはや説明は要らないだろうが、3行で説明しよう。 ルイズが毎度のように魔法を失敗させ、激しい爆発を引き起こした。 貧乳はステータスだ。 ルイ茶は少ししょっぱい。 何度目かの爆発の後、ルイズはとうとう何かを召喚した。 「やった、やったわ!! ゼロのルイズ完ッ!!  次回よりミラクル魔法少女みるきぃルイズがスタートしますッ!!」 どう考えてもヒットしない次回作は無視するとして、 モクモクと上がる砂煙が晴れてくると、召喚されたモノが見えてくる。 さっきから描写を全てカットされていた同級生たちも興味深げに見てみるが、 「皿?」 「鏡?」 「和同開珎?」 どうみたら和同開珎に見えるのかと小一時間(以下略。 爆発の中心地であった焦げた大地には銀色に輝く円盤が...
  • 使い魔は灰かぶり-2
    「きゃ!」 メイドは開いてしまったドアの向こうから何かが飛んでくるのに気付き、咄嗟に両腕で顔を庇った。 花瓶はメイドに当たらず壁にぶつかり粉々に割れ、 杖や毛布、パンティはへろへろとメイドに届くか届かないかというあたりに落ちた。 唯一、勢いを持ったままメイドへたどり着いた円盤は…     【腕と腕の隙間を通ってメイドの頭に突き刺さった】 普通頭に何かが刺さったなら傷口からは血がどくどくと流れ、 痛みを大声で叫び訴えるだろうが、異常な事態が起こった。 血も出ず、メイドの表情から見ても痛みを感じているようではなかったのだ。 円盤は突き刺さってからもゆっくりゆっくりとメイドの頭に吸い込まれていく。 「あ、あ、アァァァァァァ!!!!!」 痛みからではなく、自身に降りかかった未曾有の出来事への恐怖からの叫びだっ...
  • 使い魔は引き篭り
    使い魔は引き籠り-1 使い魔は引き籠り-2 使い魔は引き籠り-3 使い魔は引き籠り-4 使い魔は引き籠り-5 使い魔は引き籠り-6 使い魔は引き籠り-7 使い魔は引き籠り-8 使い魔は引き籠り-9 使い魔は引き籠り-10 使い魔は引き籠り-11 使い魔は引き籠り-12 使い魔は引き籠り-13 使い魔は引き籠り-14 使い魔は引き籠り-15
  • 各部キャラ
    一部 ~ファントム ブラッド~ ジョナサン使い魔波紋疾走 ジョジョとサイトの奇妙な冒険 ジョージ逆に考える使い魔 石仮面仮面のルイズ ブラフォード使い魔は勇者 ディオ・ブランドーおれは使い魔になるぞジョジョー! 二部 ~戦闘潮流~ ジョセフジョセフ 忘れえぬ未来への遺産 カーズ究極の使い魔 ゼロの究極生命体 シュトロハイムハルケギニアのドイツ軍人 シーザー割れないシャボンとめげないメイジ 使い魔の魂~誇り高き一族~ ワムウ風の使い魔 風と虚無の使い魔 ストレイツォストレイツォ 三部 ~スターダスト クルセイダース~ DIODIOが使い魔!? 承太郎スターダストファミリアー スターダストは砕けない ゼロサーヴァント・クルセイダーズ ンドゥール見えない使い魔 ペット・ショップゼロの番鳥 花京院法皇は使い魔 ゼロのパーティ メロンの使い魔 ヴァニラ亜空の使い魔 ホル・ホース使い魔は皇帝 エン...
  • 使い魔は刺激的
    使い魔は刺激的-1 使い魔は刺激的-2 使い魔は刺激的-3 使い魔は刺激的-4 使い魔は刺激的-5 使い魔は刺激的-6 使い魔は刺激的-7 使い魔は刺激的-8 使い魔は刺激的-9 使い魔は刺激的-10 使い魔は刺激的-11 使い魔は刺激的-12 使い魔は刺激的-13 使い魔は刺激的-14 使い魔は刺激的-15 使い魔は刺激的-16 使い魔は刺激的-17 使い魔は刺激的-18 使い魔は刺激的-19 使い魔は刺激的-20 使い魔は刺激的-21 使い魔は刺激的-22
  • 使い魔は勇者
    使い魔は勇者-1 使い魔は勇者-2 使い魔は勇者-3 使い魔は勇者-4
  • 使い魔は引き籠り-15
    オレは女の笑顔がこんなに怖かったのは初めてだね、マジに。 「さあイルーゾォ、別に怒ってなんか無いの。大人しくして、名前特技その他色々ありったけ全部吐きなさい」 だから杖を向けるなよ、畜生・・・・後ずさるまま部屋の隅まで追い込まれ、もう逃げ道はない。観念するオレ。 (イルーゾォ自身は気づく事すらないが、『コントラクト・サーヴァント』は彼の思考にある程度干渉し、 ことルイズに対し恐れは抱けど実際に拳を振るおう、という気を起こさせない。) ギーシュは(途中から共犯って雰囲気だったくせに!)帰還を喜ぶ恋人に抱きしめられてデレってるし まるっきり誘拐犯扱いのオレをメガネ女は感情の失せた目で見つめ、 反対に褐色肌の方はなにやら熱っぽい目で嘗め回す。(おい、好意的なら助けてくれよ!おいったら!) 「ほらッ!早く言いなさいよッ!!」 「はい!イタリアから来ましたイルーゾォ、特技は鏡...
  • メニュー
    目次 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 トップページ メニュー 更新履歴 各部キャラ トリップ一覧 第一部 使い魔波紋疾走(ジョナサン) 逆に考える使い魔(ジョージ) 仮面のルイズ 使い魔は勇者(ブラフォード) ジョジョとサイトの奇妙な冒険(ジョナサン) おれは使い魔になるぞジョジョー!(ディオ・ブランドー) 第二...
  • 使い魔は引き籠り-11
    私の使い魔はボロボロだった。 当たり前だ。ギーシュの『ワルキューレ』七体相手に、刃物一つで立ち回るだなんて冗談が過ぎる。 それでも彼は闘った。 脇腹や両腕から血を滲ませ、右脚を腫らし、けれどそんな事は気にもならないと言わんばかりに。 闘う彼は、まるで『今までずっとそうしてきた』程に自然だった。 闘いの中に日常を見出すような表情は、召喚した日に見た覇気の無い顔とも、私を拒否して逃げ回る態度とも全く違って 私は彼が判らなくなる。 イルーゾォは健闘虚しく、傷だらけで広場の中央に倒れ伏す。それを見て涙が零れた。 彼が見ておけと言ったのは、『死んでも屈さない』、とそういう事だったのだろうか? 対照的に無傷のギーシュが彼を笑った。彼のただ一つの武器を取り上げて、非を認め詫びろというのだ。 イルーゾォは当然のようにそれを断る。 彼の堅い意志を、ギー...
  • 使い魔は空高く
    第一章≪使い魔は立ち上がる≫ 一章一説 ~星屑は違う空に流れる~ 一章二節 ~ゼロは使い魔と相対す~ 一章三節 ~使い魔はゼロを見る~ 一章四節 ~使い魔は使い魔を知らない~ 一章五節 ~使い魔は血に慄く~ 一章六節 ~使い魔は千鳥足を踏む~ 一章七節 ~青銅は信念と錆に浮かれる~ 一章八節 ~ゼロは頭を下げない~ 一章九節~使い魔はとりあえず前を向く~ 一章十節 ~人間は一場には変わらない~(前編) 一章十節 ~人間は一場には変わらない~(後編) 一章十一節~微熱は平静を遠ざける~(前編) 一章十一節~微熱は平静を遠ざける~(後編) 一章十二節~おしゃべりは使い手を見初める~(前編) 一章十二節~おしゃべりは使い手を見初める~(後編) 一章十三節~土くれは機を逃さない~ 一章十四節~使い魔は上を向いて立ち上がる~(前編) 一章十四節~使い魔は上を向いて立ち上がる~(後編) 一章十五節...
  • 使い魔は静かに暮らしたい
    ■ パートⅠ 使い魔は静かに暮らしたい ├ 使い魔は静かに暮らしたい-1 ├ 使い魔は静かに暮らしたい-2 ├ 使い魔は静かに暮らしたい-3 ...
  • 使い魔は引き籠り-12
    ギーシュ・ド・グラモンの朝は爽やかに始まる。 誰に起こされる訳でも無くすっきりと目覚め、彼が溺愛する使い魔に朝の挨拶と抱擁を与えてから 清潔感漂う(正し少しばかり趣味が悪い)白の制服に袖を通して、自分の身体に特別違和感の無い事を確認する。 正直一昨日はどうなる事かと思ったけど、まあそこは僕だし どんな逆境へ追い込まれようと平民に返り討ちにされたと揶揄されようと、華麗に立ち直るのが僕のいい所さ。 調子は悪くない。毟ろ少しばかりの空腹感が健康を感じさせる。 実家に泣き付いて取り寄せた高価な回復薬だけではない、 僕に劣らず優秀な水属性のメイジ、モンモランシーによる献身的な看病のお陰だろう。 こればっかりは、僕の日頃の行いの賜って奴だな。フフ、人徳人徳ゥ! 朝食を食いに行く前にまず身嗜みを整えようと洗面台の前に立ち、ヘアブラシに手が伸びた所で全身が硬...
  • 使い魔は引き籠り-13
    厨房でないとすると、私達は一気に行き場を失って早くもぐだぐだし始める。 特に良案も浮かばなかったので一旦中止!テラスで休憩。とりあえずはキュルケの使い魔・フレイムに捜索を頼んだ。 「そうよルイズ、貴方の使い魔なんだから、視覚でも聴覚でも共有すればいいのに。」 「うぐ。・・・・出来るんならとっくにしてるわよ!私の使い魔は他よりずうっと変なんだもの、出来ない事もあるの。」 「出来る事は?」 「あーあーあー聞こえない聞こえなーい」 ばつが悪くなって、カップに少しだけ残った紅茶でずーずー音を立てる。(先生方に見つかったら絶対に怒られる) キュルケは虚空に視線を逃がし(フレイムの視界を覗いているのだろう)「ゴミ箱の中も、花壇の裏にも居ない」と 半ば自棄を起こしたように呟いた。見なくたって居ないと判るところを探すほど、本当に、消えちゃったみたいに居ないのだ。 「タバサ、何か思い...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く
    使い魔は天国への扉を静かに開く-1 使い魔は天国への扉を静かに開く-2 使い魔は天国への扉を静かに開く-3 使い魔は天国への扉を静かに開く-4 使い魔は天国への扉を静かに開く-5 使い魔は天国への扉を静かに開く-6 使い魔は天国への扉を静かに開く-7
  • 使い魔は皇帝<エンペラー>
    使い魔は皇帝<エンペラー>-1 使い魔は皇帝<エンペラー>-2
  • 使い魔は勇者-1
    今は昔 一五六五年頃 王位継承を争った ふたりの女王がいた 一人は女王エリザベス一世 もうひとりは美貌の23歳メアリー・スチュアート ともにチューダー王家の血統を継ぐ親戚同士で タルカスと黒騎士ブラフォードはメアリーの忠実なる家来だった (中略) 二人は捕らえられた そして処刑されるその寸前聞かされたことは 「メアリーはすでに処刑した」 ふたりはこうして処刑された、強い恨みを残して処刑されたのだ タルカスは その筋肉が怒りのため硬直し首を切り落とすのに処刑人は 何本ものオノを折ったという ブラフォードは その長髪がどういうわけか 処刑人の足にからみつきにいくまでくい込んで 死んでいったという そしておよそ300年後吸血鬼ディオによりゾンビとして蘇ったブラフォードとタルカス ...
  • 使い魔は引き籠り-4
    時を同じくして場面は変わる。 「またミスヴァリエールのようですよ、オールドオスマン。ミス・シェヴルーズの『土』の授業中、錬金を失敗して爆発を起こしたようです。」 イルーゾォが即座に尻尾を巻いて逃げ出した爆発について、取り乱す事もなく冷静に報告する女性。 ミス・ロングビル、と名乗っている。 ルイズの級友(もっとも、お互いに意地を張って友人だと認めようとはしないが)の、褐色肌の少女キュルケ程ではないが 引き締まった身体は『出る所が出ていて』、知的な印象を与えるシンプルな眼鏡と相俟って随分に魅力的な女性だ。 彼女はこの学校で働く事になってから、まだ日が浅い。 それでも十分に慣れる程、『ゼロのルイズ』の『爆発』に関する噂は溢れていて、彼女の耳にも入ってきていた。 いや、それどころではない。 生徒同士噂をする場面にルイズが居合わせ、『サイレント』の魔法...
  • 使い魔は刺激的-11
    「どう?平民に見下ろされる気分は?」  トリッシュの顔を見上げるルイズ。身体を動かそうとするが、なぜか地面に服が張り付いて動けない。 「マジでビビッたわ、アンタの魔法。マリコルヌがアンタのこと『ゼロ』って言ってたけど、  それってなんでも吹っ飛ばすから『ゼロ』って呼ばれてるのかしら?」  ルイズは悔しげに顔を歪ませトリッシュから視線を逸らす。ルイズが魔法の才能『ゼロ』だから  そう呼ばれていることをトリッシュは知らない。  「平民にまで………負けて……私は…」  ルイズの呟きをトリッシュは聞こえなかったのか、聞かないフリをしたのか、無視して話を続ける。 「さっきの演技も…騙されたわ。正直アンタが脚を狙わなかったら負けてたわね」  それも違う。本当は胴体を狙ったのに脚に当たった。魔法の成功率も命中率も『ゼロ』  ルイズは『ゼロ』とバカにする者たちの顔を...
  • 使い魔は皇帝<エンペラー>
    使い魔は皇帝1 使い魔は皇帝<エンペラー>-2
  • 使い魔は引き籠り-1
    『――――つの・・・・さ・・・ペン・・・・の・・・・・』 全身を焼き尽くす・・・・否、溶かしつくす熱は急激に全身に回り 視界が崩れ、『オレ』が崩れ、支えを失って地面へと落下する。 受身も取れずに転倒したというのに大した音はしなかった。 地面につく頃にはもう殆ど『オレ』は失われて、石畳に落ちたのはオレの気に入りの厚みのある洋服ばかり。 いつもなら膝だってつかないからめったに汚れる事は無いそれ。 土埃まみれなんて我慢ならない!けど、今はそんな事考える余裕は一切無し。 熱い。熱い。熱い。消えていく、オレは死ぬのか?嘘だろ?オレは強かった。オレたちは! 『祝福を・・・・・・使い魔と成せ・・・・!―――――』 いつだってワンサイドゲームだった。オレたちが殺して、死ぬのは向こう。 膝だってつかなかった。怪我だってしなかった!オレの仕事は『...
  • 使い魔は刺激的-10
     トリステイン魔法学院。その頂点に立つ老人、オールド・オスマンは地図を見ながら悩んでいた。 「ここが良いかの?それともここか?」  何枚もの地図を机の上に広げ、オールド・オスマンは難しそうに頭を悩ましていた。   地図を見る表情は真剣そのもので、彼を知る者たちが見ればド肝を抜かすであろう光景である。  オスマンが悩んでいると学院長室の扉がノックされた。 「誰かの?」 「私です。オールド・オスマン」  扉の向こうから聞こえてくるのは、彼の秘書であるミス・ロングビルの声。  オスマンは入室を促し、一礼してミス・ロングビルは学院長室に入るとオスマンの元へ歩み寄る。 「心は決まったかの?」  オスマンが語りかけ、ミス・ロングビルは頬を朱に染め恥ずかしそうに頷く。 「大切に……して下さい」 「おお、おお、勿論じゃとも」  オスマンはミス・ロングビルに近づきその身体を抱き寄せ...
  • 使い魔は勇者-2
    使い魔は勇者 「次にアンタは「ここは何処だ、お前は誰だ」と言うわ」 「ここは何処だお、前は誰だ・・・・ハッ!」 「ここはハルケギニアのトリステイン王国のトリステイン魔法学院よ そして私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ ルイズ様と呼びなさい」 とりあえずルイズが2部ジョジョの真似をしたのかは内緒である 「ところでさっきの者達は空を飛んでここに帰ってきてたのだがお前・・・じゃなくてルイズ様 はどうして飛ばなかったのだ?」 「べ・・・別に魔法が使えないわけじゃないんだからね!」 実は使えないなんて口が裂けても言えないルイズであった 「それよりもなんで月が二つあるのだ?俺が今まで見た中では月は必ず一つだったぞ」 「月が一つ?頭がどうかしてるんじゃないの?月が一つしかない所なんてあるわけないじゃない」 ...
  • 使い魔は引き籠り-14
    「うわー、浮いた!」 「浮いてるんじゃないんだ、スタンドが手にとって持ち上げてるだけで」 「詠唱無しで浮かせられるのかい?なんでも?!」 「話を聞け!無視するな!」 『何も物が動かない』世界そのものよりも、ただ『物が動く』だけに酷く興味を示すギーシュ。 否、ただ動かすだけなら彼にだって出来るのだろう、ただその物体が どの方向へ、何のためにだとか言う秩序を持たずふわりと浮き上がったのが面白いらしい。 オレはマン・イン・ザ・ミラーに『そこの造花を手に取れ』と命じただけで、 それをその後どうしろだとかは特に注文をつけていなかった。 マン・イン・ザ・ミラーは造花を手に取り注意深く覗き込んだ後、それに向かって手を伸ばしたギーシュから ひょいと造花を遠ざけて、暫く手を止めた後に俺の傍らに置いた。 「その『スタンド』っていうのは、魔法が意思を持ったようなものかい?」 「さあ...
  • 使い魔は引き籠り-10
    「オールド・オスマン。食堂で生徒が騒いでいまして、 何事かと思い見てまいりましたら・・・・『彼』が、騒ぎを起こしています。」 「ほう、あのカメレオン君も、やっと人の目に映るようになったんじゃの。」 「真面目に聞いてください!大騒ぎなんですよ!」 コルベールが血相を変えて、一冊の古書を差し出し『ガンダールヴです!』と部屋に飛び込んできたのはつい昨日の事だ。 なんでも、彼(ミス・ヴァリエールが彼を見なかったかと、散々聞いて回っていたので覚えてしまった。イルーゾォという変わった名だ。) の左手に現れたルーンが、始祖ブリミルの伝説の使い魔、『ガンダールヴ』と同じものだというのだ。 「ガンダールヴが透明になれるという記述は何処にもないようじゃの」というと、やはりふざけないで下さいと突っぱねられた。 「ミスタ・コルベールの言うように強力な使い魔なら、ミスタ・グラモンが危険で...
  • 使い魔はゼロのメイジが好き
    使い魔はゼロのメイジが好き 第一話
  • 使い魔は手に入れたい-1
    生きること、そして死ぬこととはなんだろうか。 死とは生命活動が不可逆的に止まる事だ。だがそれ肉体的な死でしかない。 肉体的に死んだとしても精神、もしくは魂がそこに残る。それが幽霊だ。幽霊にはちゃんとした意識がある。 何故わかるかって言うと自分が幽霊だったからだ。つまり実体験ってやつだ。 死んだ後でもはっきりとした自意識を持つのにそれを死んでいるというのだろうか? 植物状態の人間は意識が無いのに生きているというのだろうか? 精神的な死とは何だろう?あの世に行くことだろうか?しかし幽霊だったときでさえついぞあの世があるなんて確認できなかった。 それに人間全員が全員死んだからといって幽霊になるわけでもない。彼らの魂はどうなったんだ?死んだのか?ならどうして精神的に死んだんだ? 『生と死の法則』はどんなのなんだ?それがわかれば私は……私はどうするんだ? パ...
  • 使い魔は刺激的-21
     地面から生えた手の前で石像のように立ち竦むモンモランシーの視界に、突如、ジェシカが  捕らえた男の一人に刺される場面が映し出された。 「な…なに?これって…」  それに驚いているうちに、ジェシカが男を突き飛ばして頼りない足取りでどこかへと向かう。  その方向は、今、自分がいる厩舎だ。 「い…いけない!」 『待て!行くんじゃない!!』   ジェシカの元へと駆け出そうとするモンモランシーをロビンが制止する。 (どうして?!ジェシカが危ないのよ!) 『落ち着くんだ。彼女ならまだ殺されない』 (なんでそんな事が判るのよ!) 『相手に殺す気があるなら彼女はもう死んでいる。もっと良く見るんだ』    ロビンは草むらに隠れながら二人の男達を見る。  一人は鍵を使って詰め所の中に入り、もう一人がゆっくりとジェシカの後を追う。 (どういうことよ?なん...
  • 使い魔は手に入れたい-12
    朝食というにはあまりに重たい。 食堂の食事を見ながら改めてそう思う。これらを朝に食べるのは遠慮したいものだ。 どう見てもディナーだからな。 そう思いながらルイズの椅子を引く。 椅子にルイズが座ったのを確認して私も空いている椅子に座ろうとする。 しかし空いている椅子は無かった。前回座った場所にはマリコルヌが座っていたからだ。 「マリコルヌ。どうして朝早くから席に着いてたんだ?」 「べ、別にいいじゃないか」 マリコルヌは他の奴とそんな話をしていた。 そうか。昨日のことがあるから座られる前に座ってしまおうということか。 だからってそんなに早く座ろうと思わなくてもいいと思うがな。 しかしこれは好都合だな。なかなかいい言い訳になる。 そう思いながらマリコルヌの隣に立つ。 マリコルヌの体がビクリと震える。昨日のことを思い出したのだろう。 しかし今私は...
  • 使い魔は刺激的-4
    「うわッ!なにコレ!メチャクチャ広いじゃない!」 「ここが『アルヴィーズの食堂』さ。みんなここで食事を取るんだ」  マリコルヌの後について歩きながらトリッシュは周りを見渡した。  絢爛豪華な装飾に眼を奪われつつ、マリコルヌから教師を含む貴族全員がこの場所で食事を取ると  説明される。トリッシュはこんな場所で食事を取ったことなど一度も無く、内心ドキドキしていた。 「さ!ここに座って」 「あ…うん」  マリコルヌが席を引きトリッシュを座らせると、その横の席にマリコルヌは座った。  他の貴族たちも続々と集まってきているが、トリッシュを見ると怪訝そうな顔をしてボソボソと  小さな声で周りの貴族と会話し、その内容がトリッシュにも聞こえていた。 「なんでメイドが座ってるんだ?」 「ほら、アレよ。昨日の儀式で……」 「平民なんだろ?…貴族と同じ席に座るなん...
  • 使い魔はゼロのメイジが好き 第一話
    浮かぶ雲によって太陽が遮られた草原の真ん中で、少女は呆然と目の前の地面を見つめていた。 周りからは先程までの喧騒が消え、異様な静寂で満ちている。 何回も失敗を重ね、他の生徒に嘲笑されながらもやっと「サモン・サーヴァント」に成功した その少女、ルイズ・フランボワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの前には、彼女が今召喚したばかりの使い魔がいた。 しかしその使い魔は、彼女が望んでいたドラゴンやサラマンダーなどの幻獣の類ではない。 また、烏や梟、猫や大蛇などの普通の動物でもなかった。 彼女が使い魔として呼び出したもの、そう、それは―――― 植木鉢に植えられた、一本の『草』だったのだ。 「…………何なのよ、これ」 彼女の呟きは、静寂の中を悠々と横切る風に流されていった。   使い魔はゼロのメイジが好き 第一話 何故使い...
  • 使い魔は静かに暮らしたい-11
    この世界に来て1週間ほど経っている。私の周りは最初に比べて随分静かになった。 周りが慣れたのだろう。ルイズも私に文句は殆ど言わない。私が言われたことをすべてこなしているからだ。 ルイズが寄越す食事は相変わらず貧相だが問題は無い。厨房に行けば食事には困らないからだ。 決闘の次の日、シエスタと共に厨房に道具を勝手に使ったことを謝りに行ったのだが、まるで英雄のような扱いを受けたのだ。 コック長のマルトーは貴族と魔法が嫌いらしく、私が平民でありながら貴族を倒したいうことで、 私のことを『我らの剣』といい道具を勝手に使ったことは笑って許してくれた。 厨房に出入り出来なくなるのが困るから謝りに行ったのだがいい成果が出たものだと思っている。 そのおかげでうまいものが食べられるからだ。 ルイズに買ってもらったインテリジェンスソードはデルフリンガーという名前らしくよく喋るがこ...
  • 第一章 使い魔は暗殺者   前編
    第一章 使い魔は暗殺者   前編 リゾットは怒っていた。心の底から。頭のてっぺんを突き抜けるような怒りを、不甲斐ない自分に感じていた。 ――オレは…何一つとしてっ、仲間と交わした誓いを果たすことが出来なかったっ!! それが、リゾットの怒りの原因だった。 ボスを殺すこと。 栄光を掴むこと。 仲間たちと約束したことを、リゾットは何一つとして叶えることが出来ず、無様に死んでいく自分が、リゾットはこの世で一番許せなかった。 誇りを傷つけられ、栄光を掴もうと誓った。 けれど、全ては無駄に終わってしまったのだ。自分たちの反乱は、挫折した。 誰が悪いのではないだろう。強いて言うのならば、運が無かったとしか言えない。 戦いに勝つには天の時と地の利と人の和が必要だと言われている。 地の利と人の和は同等だった。けれど、天の時はブチャラ...
  • ゼロと使い魔の書-02
    ゼロと使い魔の書 第二話 「……ねえちょっと!聞いているの?」 「聞いている。相槌を打ったほうがよかったか?」 自室で使い魔の仕事を説明している間、ルイズはずっと困惑していた。 自分の使い魔が貧弱そうな平民だった。それはまだいい。前例がないだけで使い魔には違いないのだから。 問題はその平民の性格というか態度というか、自分が接してきたどの平民よりも、いや、どんな人間よりも生気というものが希薄だった点だ。 ただ、そこに存在している。空気のように。 呼びかければ反応するし、普通に呼吸しているからゴーレムの類ではないのは確かだが、その姿はまるで長い年月を生き終わった老人のようであった。 ルイズはまだ就寝までに時間があることを確認すると、当初の予定を変更した。 「今度はあなた自身のことを話して」 「俺はお前に仕える。それでは不十分なのか?」 優しさも厳しさもない、冷め切った目...
  • 使い魔ファイト-12
     その少女はごく普通の生徒だった。  ルイズのように魔法が使えないわけではない。ギーシュのような浮名を流したりもしない。  キュルケの情熱も無ければ、モンモランシーのいじらしさも無い。  タバサのような宿命も持たず、マリコルヌほど怠惰でもない。  美しくもなく、醜くもない、ごく目立たない容姿をしていた。少ないながらも友達はいた。  人並に魔法は使えたが、将来を嘱望されるほどの才能があるわけではなかった。  絵を描くことが好きだった。  明確な将来を思い描くことはできなかったが、嫁いだ先でも趣味を続けられたらな、と考えていた。  優しさや思いやりを持っていたが、それは小心からくる自己保身の意味合いが強かった。  また、けして「貴族の優しさ、思いやり」といった分を超えることはなかった。  春の使い魔召喚の儀式が始まり、終わるまでは、少女は埋没しがちな一生...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-2
    自室で、その腕に赤ん坊を抱いている男と向かい合い、ルイズは胸を張った。 出来るだけ自分の大きく見せようと、無駄な努力だが。 召喚してすぐ怒鳴られ、その声に当てられて迂闊にも動けなくなってしまったのだから。 けれど不思議と男に対する反感は少なかった。 ワケもわからず怒鳴った男だというのに、平民で使い魔だというのに。 男は自分の名を『岸辺 露伴』と名乗った。 そして抱いている赤ん坊の名は『静・ジョースター』と言うらしい。 露伴の歳は20、職業は作家を生業としている。 静は実の子ではなく、知人の子供を一時的に借り受けてた状態らしい。 そのため、その静だけでも先に返さなければならない、返す方法を優先的に探して欲しい。 露伴はそうルイズに告げた。 「要するにあのキスでぼくは君の使い魔になったというわけか」 「……そうよ」 「そしてこの左手が使...
  • 影の中の使い魔-2
    ドドドドドドドドドドドドド………… ルイズが後ろを振り向くと奇妙な声の主は、クレーターが作るわずかにできた影の部分に立っていた。 少し離れた距離。ちょうどルイズの影の頭の部分が使い魔の足元に伸びている。 黒い帽子に、黒いマント、顔に奇妙な仮面を付けているためか妙な威圧感を放っている。 少しルイズの方が背が低いため見下ろされてしまっている。視線をルイズに合わせたままピクリとも動かない。 ルイズはルイズでヘビに睨まれたカエルのように動けずにいた。 (なにこいつ!?なんで後ろにいるの!?こっちみんな!) 混乱する頭を落ち着かせようと必死の努力。使い魔のルーンが出た奇妙な箱から火が出たと思ったらこいつが出てきた。 つまりどういうこと?…………もしかしてコレが私の使い魔? (素数よ!素数を数えて落ち着くのよ!1……2……3、5……これが使い魔というなら...
  • 影の中の使い魔-3
    サモン・サーヴァントの儀式の終わった日の夜、ルイズは眠ることが出来ずにいた。 目をつぶっても昼間に起きた出来事が頭の中を駆け巡る。気がついたら東の空から太陽が昇り始めている。 あの後使い魔が消えたことで最もショックを受けていたのは意外にもキュルケだった。 今まで見たことない素直さでルイズに謝ってきたのだ。正直どう反応すればいいか分からなかったので適当に流しておいたが。 ルイズが思いのほか冷静だったのは、自分の手元に召喚した奇妙な箱が残ってたからだ。 今はもう火は出てない。あの時の騒ぎで気づいたときにはもう消えていた。だが壊れたわけではないようだ。 たぶんこの箱から火を出せば再びあの使い魔は現れる。 そして再び私を襲うんだろう。向こうはこっちの事を主人と認識してないようだ。 「あ~もう。どうしよう」 思わずつぶやく。が、そういいながらも心の中ではひと...
  • 使い魔ファイト-11
     ゼロのルイズがとうとう使い魔を召喚した。よりにもよって平民の女だ。  一緒に儀式をしていたキーシュも平民を召喚したらしい。こちらは老人とのこと。  センセーショナルなニュースであるはずが、学院内の話題を独占するにはいたらなかった。  なぜか? 皆、自分のことで忙しかったからだ。  モンモランシーは、使い魔の蛙とともにギーシュの部屋の前から動こうとしなかった。  使い魔の蛙は機械的な動作でドアを叩き続け、モンモランシーは人間的な必死さを込めて声を出し続ける。 「ギーシュ、どうしたの。いったい何をしているの。顔だけでも見せてちょうだい」  返事は無い。が、気配はある。何事かを呟く声も聞こえる。 「ギーシュ! あなた食事もとってないでしょう! 体を壊してしまうわよ!」 「お嬢様、ここは男子寮です」 「だから何?」 「私達少しばかり目立っているよ...
  • 影の中の使い魔-4
    半壊になった教室をルイズは一人で掃除していた。 姿をくらました使い魔をどう叱ろうか授業中ぼんやり考えていたら 教師に目を付けられ、錬金の魔法を前に出て実践することになったのだ。 結果を一言で表すなら、惨劇が起きた。自分で言うのもなんだが日々破壊力に磨きがかかっている気がする。 実はキュルケが掃除を手伝おうかと言ってきたのだが断っておいた。 どうせ裏があるに違いないと思ったからなのだが よく考えたらキュルケは、ルイズに使い魔がいないのは自分のせいだといまだに思っているようなのだ。 そう考えると無下に断ったのは逆に悪かったかもしれない。実際はルイズの使い魔はピンピンしているのだから。 まぁもう少し黙っとこう。そのほうがおもしろい。 そう、それよりも問題はブラック・サバスのほうだ。 もし他の生徒が同じ事を言いつけられたら、使い魔にでも手伝っても...
  • 使い魔は皇帝1
    季節は春。 ここはハルケギニア大陸にあるトリステイン王国の王立トリステイン魔法学院。 その広場では年に一度の使い魔召喚の神聖なる儀式が行われていた。 そして今その儀に向かっているのは、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。 桃色がかったブロンドに白い肌、鳶色の目を持つ可憐な少女である。 だがそのルイズは今かなり焦っていた。 なぜなら使い魔を召喚する魔法『サモン・サーヴァント』を、もう3回も失敗していたからである。 「やっぱりルイズには無理なんだよ!」 「なんたって成功率『ゼロ』のルイズだもんなー!」 周りからのそんな野次にルイズは気丈に言い返す。 「黙ってて!集中が乱れるでしょ!」 そして五たび呪文を唱えだす。 (今度こそ……お願い!!) だが願い虚しく、またも大きな爆発が起きてしまう。 (……ああ……やっぱり、私、ダメなのかな…………) 五連続の失...
  • 使い魔は引き籠り-5
    「頼みがあるの・・・・あのね・・・・判っちゃってると思うけど」 「『使い魔』」 「そう。」 もう私が声をかけた時点で推して計れるほど、『ルイズの使い魔行方不明事件』は広まってるって訳。 ああ、頼んでて恥ずかしくなってくる・・・・ 自分でも探した。先生方にも探していただいた。それでも見つからないから、もうこれしかないの。 そう、だから『人海戦術』。 知り合いだろうがそうでなかろうが、片っ端から協力を頼んで(例外はある) 極端に言えば、大人数で『全ての部屋を同時に探す』・・・・これなら見つからないはずは無い。 まあ実際には、『見かけたら教えてね』程度のことなんだけど。 「力になれる?」 「十分、十分過ぎるわタバサ。ありがとう!」 「いい。友達の、友達。」 「・・・・っき、キュルケは友達じゃないわッ!」 ななな何を言い出す...
  • 使い魔は静かに暮らしたい-20
    パートⅡ   使い魔は今すぐ逃げ出したい 宝石店に行く。勿論彼女も一緒だ。 なぜならば彼女ために指輪を買いに来たのだから。 彼女は美しいが指輪で着飾れば益々美しくなるだろう。 美しい彼女との一時はとても楽しい一時だ。 彼女と語らい、触れ合い、一緒に寝て、一緒に起きて…… そんな想像をするだけで頬がにやけてしまいそうになる。そして彼女が一つの指輪を指し示す。 「ん?この指輪がいいのかい?」 それはあまり飾り気のない安い品物だった。 「何を言ってるんだ。君はこれが相応しいよ」 そう言って彼女の指に似合いそうな高い指輪を指差す。 「何、遠慮することはない。とてもよく似合うよ。君は値段なんか気にしなくていいんだ」 しかしそれでも彼女は遠慮しているようだ。 「よし、これにしようね」 そう言って強引に買ってしまう。 「指のサイズはわかっ...
  • 味も見ておく使い魔
    味も見ておく使い魔 第一章『味も見ておく使い魔』味も見ておく使い魔-1 味も見ておく使い魔-幕間 味も見ておく使い魔-2 味も見ておく使い魔-3 味も見ておく使い魔-4 味も見ておく使い魔-5 味も見ておく使い魔-6 味も見ておく使い魔-7 味も見ておく使い魔-8 味も見ておく使い魔-9 味も見ておく使い魔-10 第二章『戦争潮流』味も見ておく使い魔-11 味も見ておく使い魔-12 味も見ておく使い魔-13 味も見ておく使い魔-14 味も見ておく使い魔-15 味も見ておく使い魔-16 味も見ておく使い魔-17 味も見ておく使い魔-18 味も見ておく使い魔-19 味も見ておく使い魔-20 味も見ておく使い魔-21 味も見ておく使い魔-22 味も見ておく使い魔-23 味も見ておく使い魔-24 味も見ておく使い魔-25 味も見ておく使い魔-26 第三章『ポイントブランク』味も見ておく使い魔 第...
  • 使い魔は刺激的-3
     朝!マリコルヌ・ド・グランドプレの新しき人生の始まりである!!  普段より二時間ほど早く起き、ベッドで未だ眠っているトリッシュを起こさぬように細心の注意を払いながら  タンスの奥深くに仕舞ってあった秘密の品を取り出してカバンに詰め込み、そっとドアを開いて廊下に  誰も居ないことを確認すると足音を立てないように歩き、寮を後にした。  朝もやが煙るトリステイン魔法学院の隅にあるヴェストリの広場まで辿り着き、周りに人影がないことを  何度も確認して広場の隅の地面に穴を掘り、部屋から持ち出したカバンを開ける。  カバンの中にはフリルの付いたドレスや、リボンに彩られたスカート等々、女物の服がカバン一杯に詰め込まれていた。  その一品一品を名残惜しそうに触りながら掘った穴へと放り込む。 「コレなんか手に入れるのに苦労したよなぁ」   手に持ったのは学院の女生...
  • 絶頂の使い魔-15
    パーティはどうやら食堂の上のホールで行われるようでした 着飾ったルイズの美しさにそれまでゼロのルイズと呼んでからかっていた同級生たちまでもが 群がってダンスを申し込んできます ですがルイズはそれを全部丁重に断りどうにかこうにかバルコニーに逃げてきました バルコニーから見えた景色の中に自分の使い魔も含まれていました 「・・・あいつが来るわけないわよね」 なんとなくこういうきらびやかな舞台に来ることを自分の使い魔は嫌っているの 目立ちたくないだけなのかどうなのか知らないが来ないものを期待するほどバカでもない その使い魔はなにをするでもなく、ただ星を見ていた 使い魔の男はなにをするでもなく学院の庭で星を見ていました (・・・俺の野望) その使い魔、ディアボロは少しばかり構想にふけていました (俺はなぜ野望の成就を目指したのだったか) 単...
  • 使い魔は静かに暮らしたい-24
    しかし意外だな。ルイズの家は王女と交流があったのか。 ということは王族と交流があるってことだな。貴族の中でも地位は高いんじゃないか? そんな家柄で魔法が使えないのは結構やばくないか?家族でも厄介者扱いされてたりしてな。貴族ってプライドは無駄に高いからありえるな。 だから貴族に拘ってるのかもしれないな。私には関係ないがな。 「結婚するのよ。わたくし」 色々考えているとそんな言葉が聞こえ現実に戻ってくる。へぇ、王女は結婚するのか。 「……おめでとうございます」 先程までの楽しそうな雰囲気は霧散しルイズは沈んだ口調で言った。何故だ?王女が結婚するんだったら普通喜ぶものだろう? つまり何か事情があるってことか。なるほどね。 突然王女が今気づいたという風にこちらを見る。気づいてなかったのか? 「あら、ごめんなさい。もしかして、お邪魔だったかしら」 「お邪魔...
  • ドロの使い魔-2
    「で、オメーは何なんだ?」  セッコと名乗った男がまた同じ質問を繰り返してきた。馬鹿にも程があるわ。 「しつこいわね、さっき自己紹介したばっかりじゃない!」 「名前はわかったつってんだよお、その前後が意味不明なんだああ!」  まさか人語を解さないなんて事はないでしょうね。 「だからここはトリステイン魔法学院で、あんたは私の使い魔。」 「それがわかんねえてんだろおおおおおおお!」  どうやったらこの変な奴にうまく説明できるの、後にして休みたいわ。 「後でゆっくり説明してあげるから、わたしについてきなさい。」 「うん。」  セッコは大人しく後をついてきた。案外素直じゃない。  それとも使い魔の印のせいなのかしら? 「ここが私の部屋よ。とりあえず入りなさい。」 「うん、うん。」  ふと、辺りが埃っぽいとうかカビ臭い事に気づいた。  あ、そういえばこいつゴ...
  • 見えない使い魔-1
    桃色の髪をした少女、ルイズの眼前に現れたのはただの男だった。 貴族として、魔法使いとしての一生を決めるといっても過言ではない 使い魔召喚の儀式であるサモン・サーヴァント。これは彼女が属する 魔法学院において進級のための通過儀礼である。 何度も失敗を重ねながらも、周囲から聴こえる嘲笑に耐え、ようや く成功した。それなのに、現れたのは何のとりえもない人間だった。 愕然とした。彼女より先に儀式を行ったものたちの使い魔は全て立派 だった。土中を走るモグラ、火を吹くサラマンダ、中には大仰な姿の竜 を呼んだものさえいた。溢れる羨望と悔しさを押さえ込んで、挑戦した 結果がこれ。 ルイズは傍で儀式の成り行きを見守っていた教師、コルベールにやり直し を求めた。だがそれは即座に却下された。その反応はわかっていた。もともと 神聖な儀式であり、使い魔は運命の相手、選...
  • 第二話 僕は使い魔②
    ++第二話 僕は使い魔②++  時刻は夜。  二人はルイズの部屋に居た。  頼りないランプの明かりと、窓から差し込む月明かりだけが二人を照らしている。 「信じよう」  花京院はそう言った。  ここへ来るまでの道のりで、信じるに足るだけのものは見た。  ドラゴンや巨大なモグラや見たことも聞いたこともないような生物が山ほどいた。  途中で、杖を振って水を自在に操っていたり、土の形を変えたり、炎を出している人たちもいた。  そして、極めつけは空に輝く二つの月だ。  いくら信じたくなくても、これだけ証拠があれば信じるしかない。 「ここが地球じゃない別な世界だってことを信じよう」  もう一度、花京院は繰り返した。  ベッドに腰掛けているルイズは、“だから言ったでしょ。一回で理解しなさいよ、ばか”と言いたそうにため息をついて、花京院を見た。 「で、今度はそっちの...
  • @wiki全体から「使い魔は灰かぶり-1」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

記事メニュー
目安箱バナー