この能力を持つカードをコントロールしているターン進行側デュエルマスターは、エンドフェイズに指定されたコストを支払う必要のあるルール。
公式ルールテキストでは以下で記載されている。
3-6-2 維持費の支払い
◆カードの中には、フィールドに出続けるために「維持費」を必要とするものがあります。
 維持費が指定されているカードがターンを進めているプレイヤーのフィールドに出ている場合、そのプレイヤーは、維持費を支払うかどうか選択することができます。
 維持費を支払わなかった(または、支払えなかった)場合、そのカードはクラッシュします(このクラッシュはうち消せません)。
 維持費を支払った場合のみ、そのカードはクラッシュせずに現状を維持しつづけます。
◆維持費の支払いを行わなければならないカードが複数存在する場合は、カードひとつずつ解決していくようにします。
 維持費の支払いを行うカードの解決順番は、ターンを進めているプレイヤーが自由に決めることができます。
◆カードのプレイや効果・特殊能力の使用は出来ませんが、エネルギーを得ることはできます。

注意点としては以下となる。
  • 維持費は「特殊能力」または「効果」の一部である
  • 維持費を支払うタイミングは「自ターンのエンドフェイズ」である

このため、何らかの効果によりターン終了時まで特殊能力を失っている場合は支払う必要がなくなったり、維持費の発生する特殊能力を相手ターン中に使用しても特別リスクはないことになる。

基本的には強力な効果に対する効果代償であるため重い支払いが多いのだが、自ターンエンドフェイズという支払いタイミングのせいで代償を踏み倒すことは難しい。
特にエネルギーを要求する維持費に関してはコストを支払ったターンにいきなり維持費を追加で支払わされる上、その後も継続する可能性があるため大変効率が悪い。
その分スペックは高い(つもりだった)カードは多いのだが、概ね使いにくいものとなっている。

公式が意図してかせずかは今となっては不明だが、この「エンドフェイズに支払う」という処理のせいで結果大失敗しているルールの一つである。
特にコスト1域の維持費1持ちキャラクターなどはこのせいで使われることのないカードとなってしまった。

その他、特殊能力としての維持費としては扱われないが滞在に代償を要求する《セラセラ》が存在しているが、こちらはカード自体も強力な上、ターン開始時の処理であることから利用できる面もあったりなどであまり批判はされていない。

何らかの維持費を持つor発生させるカード




最終更新:2023年03月13日 14:12