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ウラノス群降下作戦


ウラノス群降下作戦

ウラノスの作戦は電撃的であった。
武装を施した多数のウラノス群は、目標としていた複数の地上拠点への奇襲降下を敢行、
瞬く間に制圧していった。

この数ヶ月前からウラノスは地上に精鋭部隊を送り込み、偵察活動を徹底して行っていた。
彼らの活躍により、それまで上空からの俯瞰のみでしか地上を知らなかった天人は、
侵攻時に奪取すべき人類の軍事拠点や重要都市、その周辺の地形の情報収集を完了させる。

ウラノス側は、ソレグレイユユグドラシル久平といった国家の集合体を形成する組織の中枢
即ち、首都を陥落させることで統制能力を麻痺させ、組織的反撃を遅らせる作戦を執る。
ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ各大陸に設定した各戦線でも、同様の作戦で部隊を降下。
降下地点を制圧後、その地点を対地上戦の橋頭保とし、地上人類軍からの反撃が開始される前に迎撃態勢を整え、
同時に周辺への侵攻用に部隊を編成、続く第二次降下部隊とで
地上資源地帯を地上と空から強襲挟撃し、版図を拡大していった。

加えて、人類側の継戦能力を削ぐため、軍略上関係のない銃後の都市や人口密集地帯へと敢行された
『地上人殲滅兵器ノア』による執拗な攻撃は、殺戮の雨として地上に降り注ぎ、
被害は地上人類のみならず魔の領域に棲まう魔人にまで及んだ。

人類側は全く予期せぬ敵の来襲に遭い、軍事拠点、資源採掘場、
その他複数の重要都市がウラノスの攻撃により瞬く間に制圧された。
特に、同じ科学文明の源流を汲むソレグレイユを警戒したウラノスは
早期にソレグレイユを無力化するために多数の戦力を集中的に投入した。
結果、ソレグレイユは重要都市を含む領土の3分の1を失うほどに苦戦を強いられ、
翌年に至るまで反攻作戦に打って出ることすら出来ず、
世界中の地上人類に共闘を呼び掛けるべく奔走した宇宙艦艇の存在がなければ、
歴史は変わっていたとさえ言われている。

最終更新:2015年07月24日 12:23
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