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参集せよ


参集せよ

これは第二次文明戦争の開戦劈頭、ユグドラシル軍を主力とした久平解放軍によって、次元科学開発地区と称される旧久平領を解放していた最中、
久平国内の全ての公共放送向けに流された声明文の起こしである。

この声明はリユニオンのリーダー反逆者エラミーが発した檄文であった。
これにより、第二次文明戦争の前後に起きた掃討戦により壊滅していた久平国防軍を除いた全てのレジスタンスと
ソレグレイユの統治に不満を抱いていた久平人民の愛国心が刺激され、各所で連鎖的な暴動やテロを引き起こした。

後にソレグレイユ本土で上がった反逆の狼煙も、声明発表当時、ソレグレイユ本国に潜伏していたレジスタンス達がリユニオンと共謀して企てたものである。


『私はこの20年間、戦い続けてきた。

 不当にも久平の領土を侵し、更にはそこに住まう人民に圧政を敷くソレグレイユへの強い憤りからだ。
 人の罪を裁くのが法の役割だというなら、過ちを犯した国家の罪は、誰が糾弾すればいい?

 法か? 神か? いいや、違う。

 法とは国家によって作られるものであり、神とは時に権力によって歪められる……どちらも脆弱だ。
 では、国家を糾弾するのは何だ? それは人だ。

 何時如何なる時代であろうと、国家の過ちは人々の正義によって正されてきた。
 それは歴史が証明している。
 待っているだけでは世界は変わらない。
 変革とは、自らの行動によって齎されるものなのだ。

 久平人民よ! 家族を、友人を、恋人を。国家を、文化を、尊厳を。
 掛け替えの無いものを奪われた全ての犠牲者よ!

 今こそ立ち上がる時だ。
 我々が、天に代わってソレグレイユを裁くのだ!』

最終更新:2025年01月01日 13:07