イカナウ
蒼炎の軌跡第2章に登場する敵将。
クラスはバンデット。
前章で倒された山賊ザワナー達の仲間で、復讐に燃え、
アイク達に戦いを挑む。
顔グラは釣り上がった目と眉毛に、タワシのような角刈りの茶髪。
無精髭に薄い胸毛と清潔感がなく、上裸にショルダーベルトという異様な風体。
山賊ではあるが、前述の通り彼の目的は
アイク達に倒された仲間の敵討ちであり、
傭兵団を呼び出すために
ミストと
ヨファを人質に取っているものの、
二人に恨みはないと言い切っており、実際小屋の中に閉じ込めるだけで盾になどはしない。
なお、彼は傭兵団の中でもなぜか
ティアマトを特に恨んでいるようだが、
彼女には戦闘会話で、人質については許されないことだと断じられているものの、
敵討ちで戦うことについては、一定の理解を示されている節がある、
だがクリア後、生き残っていた彼の部下は破れかぶれになっていたとはいえ、
人質を盾にして降伏を迫り、しかも
アイク達が武器を捨てるや否や始末しようとする。
男気溢れるイカナウの言動を少しは見習ってもらいたいものである。
武器は
てつの斧。ドロップアイテムにはやての羽。所詮2章なので、能力的に見るものはない。
が、オープニングイベントで
キルロイが「す、すごい数だ…」と言うだけあって、単純に敵の数が多い。
ノーマルでは大袈裟に聞こえるが、マニアックでは彼の驚きにも納得である。
なお、その
キルロイが山賊から呼び出しの手紙を受け取った張本人なのだが、
彼曰く、悪い人には見えなかったとのこと。…まあ、イカナウ自身が渡したわけではないのだろう。
とはいえ次章で
ヒブッティに騙される
マーシャといい、11章で自警団を気のいい奴らとか言う
アイクといい、
主人公サイドの人間はどう見ても悪人面の連中を疑わない聖人ばかり。
顔で人を判断しないのは素晴らしいことだが悲しいかな、FEの善悪はほとんど顔で決まっているのである。
最終更新:2024年05月19日 14:57