ヒブッティ

ヒブッティ


蒼炎の軌跡第3章に登場する敵将。クラスはバンデット。
港町タルマに船を泊め、略奪を行っていた海賊であり、アイク達傭兵団は彼らの退治を依頼される。
顔グラはハゲ頭に緑のバンダナというか鉢巻、残った後ろ髪は黒い長髪で、目から頬にかけての大きな傷とたらこ唇が特徴。けだもの枠だけあり、小太りで目つきも悪い。

やったことといえば、街を襲って退治されるだけの序盤海賊なのだが、マーシャにケダモノ(カタカナ表記)呼ばわりされたことと、その通りの見た目と台詞、そして作品終了後の展開により、色々と有名な敵将である。
そのマーシャが彼に騙されて船に同乗させられていた理由は兄の情報を頼ってのことだったが、そのマカロフはしばらく船にいたものの、文無しだった上に賭けに負けたために海に放り込んだとのこと。
マーシャを騙したのはあれだが、マカロフの件に関してはどっちもどっちな気がしないでもない。あとよく生きてたな。

武器はノーマルではてつの斧。ハード以降では手斧。2周目以降は盗賊の腕輪をドロップする。
マーシャの救出が少し厄介だが、所詮3章なのでヒブッティのユニット性能に特に見るものはない。
ただし、戦闘台詞が「ブヒヒヒヒ!」。実はこの豚笑い、マーシャに対しては発せられず、戦闘時に初めて聞くことができる。ちなみに散り際は「ブヒィ……」。

と、ここまでであれば聖魔のゲブ程度のネタボスだったはずだが、その後覚醒にまさかの登場を果たす。
正確には覚醒の公式ホームページの、アンナの攻略部屋というコーナーにアンナの相方として登場。
彼女にやられ役のマップボス呼ばわりされつつも、開発チームの全幅の信頼を受けて来たと主張し、実際、攻略情報や開発裏話などのかなり興味深い話を語る。あの顔で。
最終的には開発スタッフを襲撃し、資料を奪ってコーナーを乗っ取っていたというオチで、それがバレてアンナに追い掛け回されるという新規イラストまで描かれたりと、凄いベクトルで優遇される。

彼のイラストでの活躍はそこに留まらず、サイファのマーシャのカードにも登場。
あくまでメインはマーシャであり、彼女を追い詰める横顔としての登場のみだが、単独でカード化されたグローメルを除けば、数少ないやられ役のマップボスのイラスト化である。
ちなみにスキル名は「近寄らないで!ケダモノ!」。ちゃんとシーンを意識されている。

余談だが、ヒブッティが覚醒で抜擢されたのは彼自身が優遇されていたわけではない可能性がある。
というのも、蒼炎の敵将はスタッフに由来すると思われる名前が多いのだが、このヒブッティの由来は聖戦時代からのスタッフで、蒼炎ではチーフデザイナー、覚醒ではプロジェクトマネージャーを務めた樋口雅大氏だと思われる。一応こんなケダモノ顔ではない。
つまりヒブッティが登場したのは、あくまで樋口氏の分身としてだったのではないだろうか。
樋口氏は現在もエンゲージの任天堂インタビューに登場したりと、FEにおける重鎮として活躍している。
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最終更新:2024年05月28日 23:15