モーリス

モーリス

風花雪月の歴史上に登場する人物。
外見は不明だが、作中で「彼」と表現されている場面があるので性別は男性とわかる。

ネメシスやフォドラ十傑と同時代の人間であり、かつては彼らと並び称される存在だった。
しかし、モーリスはある日突然獣へと姿を変え、罪なき人々を殺戮。
この一件により彼は英雄としての栄誉を抹消され、その一族郎党も討伐されている。

…はずなのだが、本編の時代でもモーリスの紋章を継ぐ血筋はいくつか残っており、マリアンヌの家系もその一つにあたる。
聖人や十傑の紋章が貴族社会で尊ばれるのとは対照的に、モーリスの紋章は現代では「獣の紋章」と呼ばれ、災厄の象徴として忌み嫌われる。
そのため、マリアンヌは自身が獣の小紋章を持つ事を周囲に隠していた。

本編に登場する「彷徨えし獣」は、獣の紋章を持つ事、自身の苦しみを「千年の悪夢」と表現している事、
そして死後に風化した肉体から人間の骨と後述の「ブルトガング」が出現した事から、
紋章石の影響により魔獣と化したモーリス本人と考えられる(劇中でもマリアンヌがそのように解釈している)。
この獣は人語を解し、冷静な会話も可能だったが、一度血が騒ぎ出せば殺戮衝動を抑える事はできなかった。

獣の紋章に対応する英雄の遺産は魔剣「ブルトガング」。高い威力を持つ魔法武器であり、紋章一致で戦技「獣牙」を使用できる。
この剣は彷徨えし獣の体内に存在し続けていたので、リンハルトが言及した「現存しない遺産」の一つに数えられていたのかもしれない。
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最終更新:2025年04月15日 18:14